夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

ペスクタリアンは、がん発症予防に良いらしい、と学びながら、やがて私は微苦笑して・・。

2015-05-19 13:04:51 | ささやかな古稀からの思い
私は年金生活の70歳の身であるが、過ぎし4日前に散髪屋(理容店)に行ったが、
待会所で待機している間、近くにあった健康雑誌を読んだりした・・。

こうした中で、ペスクタリアン、と私は未知の言葉であったので、次行を読もうとしている中、
私の散髪の順番が来たが、やむなく斜め掛けしてきたバックの中から、
メモ用紙を取り出して、『ペスクタリアン』と私は書き込んだ後、指定された席に着席した。

私は何かと外来語に苦手な上、齢ばかり重ねて無念ながら忘れてしまうことが多いが、
気になったことは、メモ用紙に書き込む習性となっている。

やがて散髪を終えて、帰宅したが、何かと『ペスクタリアン』という言葉が気になり、
やむなくネットで検索したりした。

やがて多く解説、事例がされている中、【がん発症予防に奇策なし ペスクタリアンが良いらしい】
という記事を偶然に見つけて、私は大いに気になり、精読してしまった・・。

この記事は総合ビジネス情報誌として名高いビジネス情報サイトの【ダイヤモンド・オンライン】の中で、
『男の病気』コーナーのひとつの記事と知り、2015年5月1日に配信されて。
医学ライターの井手ゆきえさんが綴られた記事であり、無断ながら転載させて頂く。
          

《・・先月、国立がん研究センターから39都道府県別のがん罹患率状況が公表された。

その結果、胃がんは日本海側で、大腸がんは北海道、東北、山陰地方で多い傾向が、
肝がんはC型肝炎ウイルス感染率が高い西日本で多いことが判明した。

地域差が生じた理由として、北国の塩分が多い食生活やピロリ菌感染が胃がん発症に影響しているとする一方、
大腸がんには肥満の影響が考えられるとしている。

ウイルス感染が誘発する一部を除き、がんの発症予防に特別な一手はない。
やはり、食生活の改善など地道な努力がものをいう。

先日、米国から菜食で大腸がんリスクが20%低下するとの報告があった。
          
          
調査は北米在住の男女、約7万7000人を対象に行われた。
対象者の半数は普通の非菜食主義者。

残りは菜食主義者だが、完全菜食主義者(ビーガン)、
乳製品や卵は食べる乳卵菜食主義者(ラクト・オボベジタリアン)、
肉はダメだが、乳製品と卵を少なめに魚を主に食べる魚菜食主義者(ペスクタリアン)、
肉は食べるものの、週に1回未満の半菜食主義者(セミ・ベジタリアン)の4タイプが参加している。

7年間の追跡調査の結果、非菜食主義者に比べ、菜食主義者全体では、大腸がん発症リスクが約22%低下した。
また、菜食主義のタイプ別では、ビーガンの発症リスクは16%低下にとどまったが、
魚と野菜が主のペスクタリアンは43%と、大幅に発症リスクが低下することが示されたのだ。

ラクト・オボベジタリアンは18%、セミ・ベジタリアンは6%の低下だった。

大腸がんに関しては、以前から食物繊維の予防効果がいわれている。
しかし、今回の調査からは、「やり過ぎ」がせっかくの効果を半減させる可能性が示唆された。
何事もほどほどが良いようだ。
          
          
魚介や野菜を主菜に、乳製品と卵は少なめで肉は食べないペスクタリアンの食生活は、
和食に慣れた日本人にとって、さほどつらいものではない。

ついでに塩分少なめなら、胃がんと高血圧の予防効果も期待できます。・・》
注)記事の原文にあえて改行を多くした。


記事を読み終わった後、ペスクタリアンは《肉はダメだが、乳製品と卵を少なめに魚を主に食べる魚菜食主義者》
と学び、微苦笑を重ねてしまった。
           
         
私は2004年(平成16年)の秋に定年退職後、多々の理由で直ちに年金生活に入り、
現役サラリーマン時代は悪戦苦闘が多かった為か、解放感で高揚したりした・・。

こうした中で、純米酒の辛口が好きの私は、晩酌の時は現役時代と同様に2合、ときには3合を呑んだり、
或い日はビールの時は500mlの缶ビールを数本を呑んだり、
ときには日中に小庭のテラスに下り立ち、簡易椅子に座り、缶ビールを呑みながら、
最後の出向時代の5年間は、何かと大変だったなぁ、と思い重ねたりした・・。

この結果、身長は170センチ、体重は70キロだった私は、毎年少しずつ体重が増えてしまった・・。
         
この当時の私は、朝食は五穀米の入った白米のご飯を腹いっぱい食べながら、インスタントのワカメの味噌汁、
コブの佃煮、ラッキョの塩漬け、福神漬けなど、
そして魚を煮たり焼いたりする代わりに、せめてと思いながらシャケの瓶づめ、或いは鯖(サバ)の味噌煮の缶詰が、
日々貫徹のように食べたりしていた。

私は幼年期に農家の児として育ったので、齢ばかり重ねた今でも、
ご飯と汁、おかずと香の物で成り立っていた庶民の『一汁三菜(いちじゅうさんさい)』が、
何かと心身の波長に合ったりしていた。

そして夕食は牛肉、豚肉、ラム肉、鶏肉などをそれぞれの日に於いて、たらふく食べたりしてきた。
                    
        
やがて2008年(平成20年)の秋に健康診断を受診した後、肥満体と診断されたり、
その後の2010年(平成22年)の秋に健康診断の結果、『糖尿病で、内科に受診して下さい』と明記され、
私は青色吐息のような表情で、内科の医師のアドバイスを頂いたりした。

そして医師から、料理のカロリー試算表を渡された上、軽い運動を毎日して下さい、と私は言われた・・。

この後、6週間の私は、家内が料理のカロリー試算表を確認しながら野菜を多くした料理を作って貰い、
これ以来、朝夕頂いたりした。

       
そして朝食前、夕食前に大きな皿にキャベツとニンジンの千切りした盛り合わせを大皿で食べたりしている。
こうした結果、朝食のご飯は半分ぐらいとなり、夕食の食べる肉も減少した。

これ以来、キャベツは愛食となっているが、寒さを感じる時節は、電子レンジで少し温めて、
ミッカンぽん酢か、ときにはもずく三杯酢をかけて盛大に頂いている。

しかしながらキャベツは、もとより農作物であり、天候の不順で不作の時はスーパーなどの店頭にない時は、
サニーレタス、或いはタマネギを代用している。

タマネギの場合は、スライスし、ワカメであえて、ミッカンぽん酢をかけて、
盛大な前菜としている。
          

そして私は晩酌の缶ビールの350mlを2本さえも取りやめて、
お酒はしばらく・・さよならねぇ、と夕食の時も煎茶を飲んだりしていた。

昼食は婦女子のようなフルティ・ランチで、リンゴを一個、そして柿一個としたり、
或いはフランスパンを4分一ぐらい食べたりした。

その上、散策は時速3キロぐらいの歩みから、時速6キロぐらいのウォーキングとなり、
汗をかきながら最低30分は歩き廻り、ほぼ毎日していた。

この結果、体重は74キロとなり、4キロばか減少し、
ズボンの腰回りも楽になり、ベルトについている穴も2つばかり減り、
何かしら身体が軽快に成ったと微笑んだりしていた。
          
この間、私は最寄の内科に3週間毎に定期健診を受けて、
糖尿病の範囲の対象から克服でき、悪玉コレステロールは基準値の90%、
これ以外はすべて優等生となったのは、2011年(平成23年)の3月の初旬であった。
                                         
かって呑兵衛と自任してきた私は、平素の夕食に煎茶でもまったく違和感が感じることなく、
過ぎている・・。

このように私は20代から何かと日本酒、ビールを中核にワイン、ウィスキーも呑んできたが、
歌を忘れたカナリヤのようにアルコールから遠ざかり、
国内旅行、冠婚葬祭、或いは懇親会、そして我が家で週に一度ぐらい呑むぐらいとなり、激少となった。

この後、国内旅行で家内と共に各地を幾たびも行ったりすると、
やはり宿泊処で地酒を呑んだりしてきたが、体重が増えてしまった。
          

やむえなく糖分の多い日本酒とお別れして、ウィスキーに氷を入れただけのオンザ・ロックとし、
弱くなったので少しだけ水を入れた濃いめの水割りで呑むこととした。

そして糖尿病と宣告されて以来、 冠婚葬祭、懇親会、国内旅行など以外は、
原則として自宅で呑むのは、5日に一度ぐらいとなっている。

ここ数年木は、お世話になっている最寄の内科専門医院に4週間毎に定期健診を受けているが、
ここ3年ぐらいは悪玉コレステロールは基準値の90%、これ以外はほぼ優等生となって、
改善努力の成果となっている。

こうした定期健診を受けるたびに隣接した薬局で、血糖値を下げる薬を頂き、
日々朝食後に飲んでいるが、これ以外は至って健康だ、と思ったりしている。

そして私は世の中に数多くの健康食品よりも、キャベツをこよなく愛食して、早や5年生となっている。
                    
私はこれまでの60代の10年の日々は、幸運にも大病に遭遇せずに過ごしてきたが、
健康でなければ、自身の日頃のささやかな願いも叶わない。
そして私自身の糖尿病の再発防止もさることながら、何よりも怖いのは認知症である。

こうした根底があり、自宅の周辺3キロぐらいの中の住宅街の道、遊歩道、小公園などを
ひたすら歩いたりする中で、 季節のうつろいを享受している。
          

このような私の年金生活11年生になっている今、
ペスクタリアンは、がん発症予防に良いらしい、と学んでも、
《・・肉はダメだが、乳製品と卵を少なめに魚を主に食べる魚菜食主義者・・》には困苦してしまう。

やはり夕食の時には、キャベツの前菜を多く頂いた後、
美味な牛肉、豚肉、ラム肉、鶏肉などを、それぞれの日に於いて食べていたいのである。

食物、そして味覚は幼年期に決定され、その後の人生に大きく影響される、
と私は書物から学んだりしてきた。

そして私は幼年期に農家の児として育ったので、里彦であり、
山辺に育った山彦、海辺に育った海彦には、到底なれないである。
          

今回、がん発症予防に良いらしい魚を主に食べる魚菜食主義者には、このように私は変貌できなく、
私は微苦笑を重ねたりしている。

こうした中で、ときおり街角の居酒屋、炉端焼きなどで、魚を積極的に食べたりし、
国内旅行で海辺に近い所に滞在している時は、食事処で魚介類を選定していて、
美味しいよねぇ、と私たち夫婦は頂いたりしている。


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