その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

病害虫の見本市?

2021-07-01 07:41:01 | 転職

「男爵いも」の肥大が進んでいますねぇ^^;

恵みの雨で草の勢いが増して来ました。自宅の部屋の窓から見えるジャガイモ畑も綺麗に中耕除草したはずなのに「キタアカリ」の畝の草が目立ち始めました。(それでも今年は、草の中のジャガイモが、ジャガイモの中の草程度に抑え込まれているから立派りっぱ^^;)午後から再度抜き取りしていたら、アララ、ネギも草の中に埋もれている。とまぁ、半日掛かりの作業になってしまいましたよ。ついでに「男爵いも」の畝を掘り返し、肥大の状況を確認しましたけれど、こちらは一番先に伏せ込んだ畑なので、しっかり肥大しているようです。ハリガネムシの侵入や得体の知れない昆虫?の食害時期を知るには、こうして掘り起こしてみないとねぇ…なんて、観察も兼ねている。今年はタマネギ栽培に失敗してしまいましたのでね、幾ばくかのお金の穴埋めはジャガイモにがんばってもらわないと。こちらを頑張ると別の作物が手抜きになる。身体はひとつしかないのだから仕方が無い。穴埋めのはずの作物が、今度は別の作物で穴が開いてしまったりしてね。
そんな状態だから、雨除けハウスの中のキュウリは、初めにアブラムシが付いて、次にハダニが…網の中でうごめいている。摘葉して焼却してしまうのが一番なのでありますが、放置している内に支柱や葉の先端にコロニーが出来ておりますよ。「これがナミハダニで、成熟するとこうして分散を始める。」などと、長男『ポン太郎君』に講釈しております。うごめくダニに顔をしかめる彼に「ハダニは人間に付いたりはしないから大丈夫!」なんて説明してもねぇ…虫が苦手な人間が、ダニと聞いて好きになれる訳もなく…「ハダニはクモの仲間で殺虫剤は効かないから、後で殺ダニ剤を散布しましょう。」なんて、さらに講釈を垂れている『おやじぃ』であります。


こちらは昨年の種子がこぼれた秘伝豆?

人智無用の自然農法…なんてね。無償で借りている畑地の排水が悪くて、今年は放置しておりますが、その内草刈りしなければねぇ。うどん粉病に褐斑病etc.農業初心者の『ポン太郎君』には、植物の病害虫は、ほとんどが初耳学でありますなぁ。防除対象の病害虫を実際に見せて、教えるのも学習上は役に立つなんて、自分の手抜きを正当化しております^^;
「消毒薬を葉の裏面に撒け!」「消毒薬を葉の先端、成長部に撒け!」「消毒薬を根元に撒け!」…『おやじぃ』の散布指示がその度に違うから、彼も混乱するに違いない。「予防的な殺菌剤の散布は、気孔の多い葉の裏面を中心に散布する。」病気が出てからは、被害葉を摘葉するとともに「まだ病変していない若葉、先端部分を入念に撒け。」「ナスのアブラムシは今、風通しの悪い根元(若葉・枝)に付いているから、殺虫剤は根元を中心に撒け。」といった具合に、防除対象の病気や害虫に合わせて、指示していることから理解させないといけないなぁと反省しております。病害虫に興味が無ければ、只々防除暦に合わせて散布を繰り返すだけであるから、ダニやアブラムシも出ていないのに、殺ダニ剤や殺虫剤を無駄に撒くことになる…と言いつつ、昨年は「ウリノメイガ」の被害を甘く見て、ハウスキュウリは当初、被害果に悩まされましたから。『おやじぃ』も知らない虫や病気がまだまだありますよ。ナス畑では、どうやら「タバコガ」が出始めているようであります。本格的に参入して3年目…連作も続いているから、新たな病害虫も出始めております。薬剤は撒かないに越したことはないのですけれどねぇ…親子の勉強は、まだまだ続くのでありますよ(笑)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする