今年の被害状況は…違うなぁ?
朝にキュウリの収穫作業を手伝い、水風呂を浴びる。次にナスを収穫して水風呂を浴びた。そして、夕刻に水田の『ネッキアテ(溝切り)』をして、ひと風呂浴びた^^;(四度着替えて、オッカーがその度に洗濯してくれた。)
町が設置している防災行政無線からは「熱中症アラート発令中!」と無機質な音声が流れております。「エアコンのない世帯はどうすれば良いんだ!」「暑さが倍増するから放送止めろ!」と町役場に苦情の電話も入ったことがあると言うけれど、確かに肉体系、屋外労働者である『お百姓さん』に「エアコンでこまめに温度調整しましょう。」とか「こまめに水分を摂りましょう。」なんていう放送を流されても大きなお世話ではある^^;「暑くても外に出なければ仕事にならないのよ。」と、この熱気の中で、道路工事の交通誘導をしているオジサンに、同類のニオイを感じてしまいますよ。午後3時、まだまだ暑さが続く中、長男『ポン太郎君』は圃場へと出て行った。『おやじぃ』はと言えば、昼食後に直売所へ納品を済ませ、加工野菜の下処理をして3時から遅い昼休みをいただきましたよ。ただ今、キュウリは、主幹と子蔓の着果が最盛期…「この山場は一週間程度であるから、今が踏ん張りどころ!」と兵隊さんを鼓舞しております。問題は、子蔓から孫蔓への更新作業…毎年、この時期に病気が蔓延してしまっているのでありますよ。
少々遅い溝切り作業でありますが…
今年は、キュウリ栽培の正念場であると勝手に思い込み、「お前に任せた。」と言ったはずのキュウリ栽培に口を出す。今のところの助言は的を射ているようでありますが、ここからが技術と体力の勝負どころと感じております。と言いつつ、「自分自身は口が動いても身体を動かしていないじゃないか?」と自己反省しておりますが、水田の溝切り作業をして愕然としてしまいましたよ。勤め人時代は、日曜日や有休を取って、3時間程度で終わらせていた溝切り作業でありますが、二日に分けても息が切れて進まない…40歳代の体力と還暦を過ぎた『おやじぃ』の体力を比べること自体が無意味でありますが、ここまで体力が落ちてしまったかと情けなくなってしまいます。(だから口しか動かないのかも知れない^^;)
はてさて、直売所への納品後、顔見知りの老夫婦が道路に座り込んでおりまして…これは手助けせねばと駆け付けると、かつては凛としていたご夫人の有様とは全く違った状態となっておりました。日中は旦那さんが見守っているとのことですが、目を離した隙に家を出てしまったらしい。裸足で座り込んでいるご夫人に「熱中症になるといけないから家に帰ろうよ。」なんて声掛けしますが、頑として言うことを聞いてくれません。「我がお袋の時もそうでした。」などと声を掛けながら、日陰まで移動するのを見守って、お暇しましたけれどね。梅雨明け宣言の東北地方は、今季最高気温…お年寄りの熱中症は恐いですから。体力の衰えを感じたその日、次に来るのは日常生活行動の困難かね?いつかは通る道ではあるのだけれど、『おやじぃ』が早いか、オッカーが早いか?思いはそちらに移り始めましたとさ(笑えないなぁ。)