その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

瓜の蔓に茄子はならぬ^^;

2021-07-11 08:11:34 | 転職

「おたんこなす」だけは見つけられない^^;

我が集落の鎮守様の夏祭りの季節となりました。こちらは、すったもんだのオリンピックとは違い、氏子総代と集落役員で、イベント開催は早々に中止決定。我が在所では地域(大字)単位で村社がありますけれど、どこもかしこもイベント中止であります。以前は、舞台掛けして地方回りの歌謡ショーなんぞ開催する勢いもありましたけれど、今ではカラオケとビアガーデンでオヤジたちのどんちゃん騒ぎ…露天商も来なくなり寂しい限りであります。子どもの頃は、怪しげな業界のオジサンに騙されて、お小遣いを使ったものでありますが、そうした露天商とのやり取りもなし、お店だって小売店、駄菓子屋が姿を消してしまったから、スーパーで買い物カゴに商品を入れるだけ。そうそう、昔、集落の中学生たちに、儲けは皆に分配すると宣言し、「焼き鳥屋」を任せたことがある。小さな兄弟が焼き鳥を買いに来ましてね。お兄ちゃんが100円玉を握りしめていた。焼き鳥を弟との分も合わせて2本買うと100円無くなっちゃう訳ですよ。弟は「金魚すくい」もしたいし、焼き鳥も食べたいし…でもお小遣いが足りない。そんな状況を察してか、リーダーの女の子が、「はい、おまけ!」と少々焦げ付いた焼き鳥を1本付けて50円で売ってましたっけ。「ヨシよし、それで良し。」お金が無ければ欲しい物は買えないということや欲しい物のどちらかを諦めなければならないといった厳しい現実を教えるべきか(大人の事情)、幼い兄弟をいたわるべきか…集落の出店ですからねぇ。「儲け」は自分たちのアルバイト代金になるということを優先しないで、幼い弟に配慮した『お姉ちゃん』の判断に感激しましたよ。(スーパーの買い物では「おまけ」はないもんねぇ^^;)

「神様」を信じている訳でも無い^^;

日本には八百万の神が存在し、小さな祠から大社まで津々浦々に神社が存在する。神罰仏罰が下るとも思ってはいないけれど、粗末に扱うことも憚られる。熱心に信心したところでご褒美が与えられる訳でも無く、むしろ家内に何か災いが起これば「あの家は神様を無沙汰にした。」などと陰口を叩かれるのが嫌なだけである。「神様」を信じている訳ではないのだけれど、これを口実にしてオヤジたちは飲むことが出来る^^;(酒宴は開きませんけれどね。)こんな小さな鎮守様のお祭りではあるのだけれど、地元の酒屋さんは、ビアガーデンのビールの注文が無くなり、仕出し屋さんは注文が激減する。色々とつながっているんですなぁ…。
安倍前首相は「絆を確かめ合う。」などと、オリンピック開催意義を熱弁されたようでありますなぁ…自分の意見に従わない者は「あんな人たち」と侮蔑し、オリンピック中止を訴える者には「反日派」というレッテルを貼り、どこが「絆」なのかと笑ってしまう。毎日、大量のナスを収穫しながら、「石ナス」「ボケナス」を見つけることはありますが、悪口の「おたんこなす」だけは見つけたことがない。自分自身が「おたんこなす」であることに気付いていないんだなぁ^^;
「瓜の蔓に茄子はならぬ。」という諺があるけれど、「おたんこなす」の『おやじぃ』からは「おたんこなす」の息子しか生まれないんだよなぁ…などと自虐的に考える朝。
いやいや、長男『ポン太郎君』は、今朝も雨の中、キュウリを黙々と収穫しておりますよ。「隔世遺伝」ということもあるからねぇ…自分が「おたんこなす」だからといって、彼のことまで「おたんこなす」と決めつけることはないな。「大器晩成」そう信じて何年になることやら(笑)

コメント
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