「シマツナソ、シマツナソ、シマツナソ!」
この呪文を3回唱えると、高血圧の抑制効果があるらしい^^; 「シマツナソ(縞綱麻)」いわゆる「モロヘイヤ」(エジプト方言)であります。友人『ノロ社長』が里芋畑にするために、家庭菜園のモロヘイヤを刈り倒し、残渣処分を『おやじぃ』が引き受けることになりました。若い芽をお浸しにしても良いのだけれど、ここはバテ気味の肉体に「活」を入れるために、季節の野菜と一緒に刻んで、山形名物の「ダシ」を作ることにしました。
トウモロコシや枝豆が入れば、甘味も増してよろしいのですが、まだ時期が早い。あり合わせの季節野菜で良いのです。モロヘイヤを軽く茹でて叩き、ナスとキュウリはみじん切りにして、青シソは千切りに…あとは合わせて出汁醤油を上からぶっかけるだけで出来上がり^^; 野良仕事で汗をかいていたら、ひと風呂浴びている内に冷蔵庫で冷やして置けばベストです。オクラやミョウガを刻んで入れても良し…それぞれの野菜が持っている旨味成分が程よく出ましてね、(出汁醤油の旨味成分じゃないですよ^^;)ご飯に乗せて食べれば、夏バテ予防の特効薬でありますよ。お上品に振舞うならば、「冷奴」に乗せても、ひと品になりますなぁ…。
山形は盆地だから、蒸し暑い!
そんな気候で、食欲が減退した時には効果のある食べ物ですから、一度騙されたと思ってお試しください。東京都国立市出身の『小滝くん』も騙されたひとりでありますよ^^;
さて、昨年より四日ほど早く、市場用の夏秋キュウリを初出荷いたしました。「一本、二本…まだまだだねぇ。」なんて一瞬のことで、採れ始めれば一気に200本超。昨年は、最高値5㎏箱で2,900円を付けておりましたが、今年は1,300円スタートで半値以下であります。昨年が異常な高値であり、今年の値段が当たり前なのだと言い聞かせながらも、小中学校の夏休み(学校給食用)までが値段の勝負と思っておりますので、安値相場と言わざるを得ませんなぁ。(消費者の懐には優しいお値段となるはずですけれどね^^;)
こうなると数で勝負ということになりますかねぇ。「人間ドック」で一日休養日(ずる休みですが^^;)を頂いたから、ナスも大量に取れた。山形では「薄皮丸茄子」というひと口茄子が、漬けナスとしてポピュラーなのでありますが、初期の生りが悪いようでありまして、スーパーでもお高い。我が家でも2袋分(1㎏)取れたら値段を下げようと思っておりましたので、格下の「梵天丸」も含めて、一気に直売所での値段を下げてみました。規格外のキュウリばかり出品していると、「こんなキュウリしか作れないのか?」と思われそうで、真っすぐな良品も出品するのですが、規格外100円のお徳用袋の方が良く売れますよ。日々の食材ですからねぇ…やはり安いに越したことはない。それでも加工品として流通させるよりは利幅がありますから、ウケの良い、必要とされる野菜を納品するのも生きる道かななんてね。
そうそう、モロヘイヤには、高血圧抑制効果があるという研究成果もあるらしい。ネバネバ成分(ムシレージ)の効果で、粘りと頑張り…秋まで毎日続く収穫作業を乗り切ることにいたしますかねぇ。ちなみに、『ノロ社長』も『おやじぃ』も、そして低血圧のオッカーまで、人間ドックの血圧測定は、高値安定だったとな(笑)