愛と美と豊穣の女神「アフロディテ」…
「あなたに抱かれて わたしは蝶になる~♪」…1970年1月に発売された森山加代子さんの曲の一節をご存じならば、あなたはそれなりのお年頃に違いない(笑)
「コチョウラン」を花を見ながら、「胡蝶」にまつわるお話はないかと検索していたら「胡蝶の夢」という「荘子」の故事がありましたよ。「私(荘子)が蝶の夢を見たのか、蝶が私(荘子)の夢を見ているのか?」…『おやじぃ』が口にすれば、途端に『錯乱』したかと勘違いされだろうけれど、そこはさすがに「荘子」である。「生と死」「大と小」「美と醜」etc.の区別は人間の「知」が生み出した結果であり、見せかけの世界であると喝破するのでありますが…。
しかしである「コチョウラン」の学名P.aphrodite はギリシャ神話に登場する「愛と美と豊穣」の女神アフロディテに由来するらしい。洋の東西を問わず「美」への憧れや関心は高く、花にまで女神を持ち出す始末でありますよ。一方、「ヘクソカズラ」「バッコヤナギ」etc.とご本人の意思とは関係なく『不名誉』な和名をつけられてしまった植物もある。「名前」もまた、この世の仮初めのものであると達観できれば良いのだけれど、一生付きまとうものであり、植物の場合は『子々孫々』まで、その名が引き継がれると思えば『憐れ』と感じてしまうのでありますよ(笑)
今夜も慰労の晩酌会…
さて、集落神社の『御神体』騒ぎ…『おやじぃ』からすれば、「そんな偶像崇拝は止めなはれ。」と一蹴したいところだけれど、『集落の長』とすれば、それぞれの意見は聞くべきだとも思っている。問題なのは『他人からの伝聞』に自分の意見を添えてお話をされる方…実物を見ていないのでありますよ。さすが、アイドル(idol:偶像)…その人や物の本当の姿を知らないのに、勝手にイメージを創り上げてしまう。これもまた『仮初め』のモノに違いないはずなのだけれど…。
はてさて、「白い蝶のサンバ」…題名もさることながら、お子ちゃまの『おやじぃ』には、歌詞の意味がよく分からなかった。(今でも分かっていないかも^^; 愛され弾む女心…作詞は、男の阿久悠さんだもの。)『白い蝶』も『白い蛾』も分類学上は同じ鱗翅目であり、『区別』はつけないのだけれど、接客業の場合は『夜の蝶』などとも表現するから、日中に飛び回る『蝶』には華やかさ、美しさをイメージしているフシもある。吸密するために『花(男)』から『花(男)』へと渡り歩いたとしても、いつかは『花(私)』に来てくれるものと期待しているフシもある。いや、居たいた一か所に居座る『蝶』が…11月22日は「いい夫婦の日」であるから、今日だけは『蝶』とお呼びすることにいたしましょう(笑)