秋田県では「ザッパ汁」というらしい^^;
我が親父は「さんぱ汁」と言っていた。恐らく漢字に直すと『残端汁』というところに落ち着くと思うのだけれど、検索しても『残端』という言葉は出て来ない。『残飯汁』では恐ろしく、寿司店や小料理屋で「アラ汁」として提供されればオシャレではある^^;
子どもの頃は、「血合い」も含めて煮込んでいたような気がするから生臭く、お子ちゃまの口には合わなかったのだけれど、下処理をして煮込めば良い出汁が出て美味しい。昔「ネコちゃんに食べさせるの…。」と言って買い求めた主婦と「これ煮込むと美味しいんですってね。」と言って買い求めた主婦のお話があったような気がする。猫のエサを人間が食べているのか、本当は煮込んで食べるのに、『残端(アラ)』を買い求めることに恥じらいを感じて『猫のエサ』と言ったのかは分からない。昔は『貧乏臭く』感じたお料理も、一旦『市民権』を獲得するとお品書きにも登場するから不思議である。元々、『食』というものは、命をつなぐために貪欲なものだったに違いない。むしろ「ネコちゃん」の方が、小骨もない『フード』を食べさせられているのだから、立場が逆転しているような気もするが…。まぁまぁ、骨にこびりついた肉まで食べ尽くすのだから、『フードロス』に対抗するには至高の料理ではある。ちなみに「ふかひれ」は、その物を利用するために取られるから『アラ』とは呼ばないようである。あはは、お金になるかどうかで評価が変わる(笑)
赤い実も食べたぁ~♪
さて、今朝のお題の『まちがいさがし』…2019年に米津玄師さんの作詞作曲で、菅田将暉さんがリリースした楽曲のようである。『間違い探し』というゲームパズルは、微妙な絵の違いを見つけ出すゲームではあるけれど、脳トレにはすこぶる良いらしい。いずれにせよ『まちがいさがし』の旅を続けたところで、何が『正解』で何が『間違い』だったのかなんて分かるはずもなく、自分自身が『正解』だったと思い込むことで、自分自身を納得させているような気もするけれど…。
はてさて、『まちがいさがし』に似た言葉で『粗探し』という言葉がある。(「アラ汁」の話題から「粗」を強引に引っ張り出すところが素晴らしい^^;)「他人の失敗や欠点をことさらに探し出すこと。」の意味ではあるけれど、人にはそれぞれ『アラ(粗)』があるもので、これを捨て去るか美味しく調理して食べるかは、これまた利用する方によって様々なようでありますよ。「ふかひれ」のヒレが高級料理に使われるから『アラ』とは呼ばないように、高級食材に変わる『粗』は、美味しく調理すると『スクープ』という高級ネタになるらしい。本来は『ネコちゃんのエサ』程度のネタを、人格まで傷つけるような記事に仕上げてしまうのも如何なものか…散々もてはやしてから、一気に下げる得意技。良い部分に目を向け、捨て去る部分は飲み込んでしまうのも『大人の対応』だと思うのだけれど、お金になりそうな話題には飛びついてしまうのよねぇ…ネコは見向きもしないと思うけれど(笑)