「生活道路」ではありませんが…使う^^;
個人が開設する「米沢方言集」には出て来ない方言に『たからもの』がある。親が子どもに対して使うのだから『宝物(者)』と思いたいのだけれど、大人が子どもに対して𠮟りつけるときに発する言葉だから、『我が愛しき息子よ』と愛情表現している訳ではなく、反対に『無能、道楽、怠け者』と罵っているのでありますよ(笑) 宮城県史や宮城県南地方の方言として掲載があるようだから「伊達家」にちなむ方言なのかも知れない。なぜ『たからもの』が『怠け者』となるのかは分からない。自慢気に飾る『宝物』は、処分すれば「お金」になるかも知れないけれど、手放す訳にもいかず、結局のところ実生活には役に立たないということかしらなどと勝手に解釈しております。
そうそう、JR東日本より『赤字路線』が公表されまして、山形県関連では羽越本線(鶴岡-村上区間)の約49億円を筆頭に、5路線7区間で総額113億円超の赤字のようであります。これに工事不通の陸羽西線と災害不通の米坂線が加わるはずだから、小さな市の一般会計予算を上回るような勢いでありますよ。生活者目線からすれば、地方には無くてはならない『宝物』ではあるけれど、経営陣や利用しない方からすれば『たからもの』的存在かも知れない。「廃線」などという問題が提起されれば、地元では大騒ぎになるかも知れないけれど、赤字額を示されただけでは「へぇ~。」くらいでスルーしてしまう。『地元の大切な足ですから…』などと言っても、その実は利用していないのである。
『お宝』が出て来ましたけれど…
さて、神職だった『安山先生』が亡くなり、その後継者もお亡くなりになって空き家となった家屋…遠方に暮らす関係者は、処分して欲しいとのご意向とお聞きしておりますが。あらまぁ、町の文化財担当者と地元有志が調査をしたら、我が集落にも所縁のありそうな仏像etc.が出て来たようである。「弁財天のご神体かも知れない。地元神社で引き受けられないか?」などと急な話が持ち上がりまして、また聞き情報では埒があかないと当の町担当者に確認してみたら、民俗資料として町で寄贈を受ける予定との返答でありましたよ。(良かったよかった^^;)
はてさて、貴重な『財産』ではあるかも知れないけれど、引き受けるとなれば『無沙汰』にもできますまい。正直なところ『宗教色』を除いたとしても、我が子や孫たちの世代にとっては『お荷物』になるものとの思いが強かったのでありますよ。少子化で『墓じまい』があるとすれば、『神社じまい』『お宮じまい』もアリではないかなどとも考え始めている。(信仰心の強い方が継承するというのであれば、それはそれで良いのでありますが…。)鉄路もお墓も神社も『同列』扱いかい?『無いと困るモノ』…人それぞれではあろうかとは思いますが、いずれも人が支えなければいけないものではある。無くしてしまってからでは、復元は不可能に違いない。『宝物』であるはずの地方路線も『おやじぃ』は何年利用していないのだろう…『おやじぃ』自体が『たからもの』ではあるが(笑)