一度も食べたことのない「キク」…
食物から得られる「効果・効能」…お口から摂り入れるモノではあるし、それで健康になれるならばありがたい。刺身に添えられる黄色い「小菊」は、彩りのためと思っていたのでありますが、どうやら「キク」には、生体内の解毒物質である「グルタチオン」という物質の産生を高める効果があるらしい。(㈱ポーラによる研究成果)しかし、「キクにはグルタチオンという抗菌物質が含まれている。」という記載もあり、そのため、刺身の「ツマ」に使われていると解釈されている方もいらっしゃる。「わさび」も同様で、生わさび、チューブ入りわさびetc.を培地に使って「抗菌性」があるかを調べた方もいらっしゃる。確かに効果はあるようなのだけれど、そもそも「抗菌」という言葉自体が「菌の増殖を阻止することではあるが、対象や程度を含まない概念」とされているから、人体内での効果と言えば、「グルタチオン」が産生する前に、当の刺身は消化されてしまっている気がする^^;
「美白効果」「アンチエージング」etc.…消費者の購買意欲をくすぐるような商品は様々あるけれど、インビトロ(人工的条件下)の研究成果が、インビボ(生体内)で起こるという解釈は少々危険な香りがする。「菊花」は古代より中国で「延命長寿の花」とされてきたようであるから、効果・効能を信じて食べるという程度に留めておいた方がよろしいのかも知れない。第一『おやじぃ』は、刺身のツマである「小菊」を一度も食べたことがないのである(笑)
「サンシュ」か「サンショ」か?
さて、「庭の山椒(さんしゅう)の木~♪鳴る鈴かけて~♪」…宮崎県民謡の「ひえつき節」が元歌なのだけれど、こちらの歌詞は昭和になって作詞されて全国的に知れ渡ったらしい。我が親父は、「山椒(さんしゅう)」を「さんしゅゆ(山茱萸)」と勘違いしていたようである。「山椒」の木に鈴を掛けて、それを鳴らして男は来訪を告げる…姫は馬に水をやると言って外に出る。何とまぁ、昭和らしい『逢瀬』の表現ではあるけれど、今なら携帯、ラインでチャッチャッとなんてね。勘違いして送信したら、途端に『着拒』されてしまう時代でありますから^^;
はてさて、「効果」というものは、次第に現れるところに魅力があるのかも知れない。『時短』がもてはやされる時代に生きていると、即、「効果」が有りや無しやという結論を急いでいるような気もする。菊の花には抗菌効果があり、次第しだいに「グルタチオン」という解毒物質が産生されて健康づくりにはよろしいと解釈すれば効果あり。刺身と同時に食べても意味はないと考えれば効果なしということになってしまいますわなぁ…。庭の木の鈴を鳴らして、彼女が出て来てくれれば『脈あり』…『着拒』されたなら『脈なし』…それでも、いつかはコチラに目を向けてくれるかも?この場合は「ストーカー」だったりしてねぇ。他人の「健康によろしい。」「あの人は素敵だ。」という感情にチャチャをいれるもんじゃないわなぁ(笑)