その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

循環型社会ねぇ…

2021-10-11 09:00:11 | 転職

今年も「稲わら」を頂きました^^;

昔は、牛馬は無理でもヤギ、ヒツジの類は結構飼っていた。ヤギは「乳」を取るためであり、ヒツジの「毛」は、親父のコートやセーターに化けたような記憶である。(上等なのだろうけれど、化繊に比べれば非常に重かった記憶である^^;)夏は、田んぼの畦畔の草を刈って、ヤギに与え、収穫後の「稲わら」は「敷き藁」として踏ませ、たい肥として積んで、田んぼ・畑に運んでいた。今では、「敷き藁」替わりに「もみ殻」が使われますから、散らすのも簡単ですが、『寝かせた』とは言え、たい肥散らしも重労働でしたよ^^; 『循環型社会』なんてもてはやされておりますが、農家では当たり前の光景だったんですけれどね。畦畔の雑草は除草剤で抑え、稲わらはコンバインで脱穀と同時に切り刻んでしまうから残らない。今でも「杭掛け天日干し」している農家さんに頂いている状態です。キュウリ栽培では、ビニール黒マルチを使っておりますが、「抑制キュウリ」は7月末から8月初めに定植するため、苗が日焼けしてしまうんですよ。根が活着して、主幹が伸びる1週間程度のことではあるのですが、昨年はボロボロになっていくキュウリを見ながら、ヒヤヒヤものでしたよ。今年は、その反省を活かして、黒マルチの上から稲わらで被覆してみましてね…効果は抜群でありました^^;
しかしねぇ、今「稲わら」を頂いている農家さんだって、いつまで続けられるのか分からない。稲わらが調達出来なくなったら、究極の「新聞紙マルチ」かな?なんて次なるアイディアは浮かんでおりますけれど^^;


今日は「結婚記念日」だった^^;

昨夜の宴会の引き続きで、何故かしら「お寿司」を奢るハメになってしまった。(いつも、おつまみをゴチになっているから仕方が無い^^;)いや~凄いすごい…何がって、ハエが^^; ラップを開けた途端に、畑中のハエが集まって来たような状態でありますよ。いつもの汁物や揚げ物では、こんなにハエが集まらないのに、人間には嗅ぎ分けられないような「ニオイ」を敏感に感じ取ることが出来るんだろうなぁなんて変なところに感心しておりますよ。
そうそう、家畜がいること、そして「ぽっとん便所」の時代は、ハエがいましたよねぇ。使役牛馬が、農業機械に替わっても、鶏卵価格が上昇すればニワトリが飼われ、豚肉価格が上がれば、養豚業を営む農家もあったから、衛生害虫であるハエも仕方がないものと無言の諦めがありましたし、「ぽっとん便所」用には『ウジ殺し』なる液状の殺虫剤が各戸に配られてましたっけ^^; 下水道が完備し、水洗化して30年かなぁ?「都市計画税」なる地方税でも足りずに、かなりの税金を投入して快適な生活環境を手に入れることが出来ましたよ。今では、キャンプなんかで簡易式の「ぽっとん便所」を設置すると、ニオイやその他の影響で用を足せない子どももいるくらいですから…上下水道の普及で「赤痢」なんていう感染症も死語になりつつありますよ^^;
はてさて、『お百姓さん』なんぞやってますと、マルチやハウスの被覆材、化学肥料と石油製品のオンパレードでありましてね、「レジ袋を使わない。」程度では済まない消費量であることに改めて気付くのでありますよ。しかし、今さら「稲わら」で被覆をするなどという世界には戻れない。せめて、きれいにマルチを剥がしまして、あまり影響のない作物に二度使いするなんて工夫はしておりますけれどね。本来ならば『循環型生産』の見本のような生業だったはずでありますが、「作物を育てて二酸化炭素の炭酸同化に協力しております。」なんて言い訳しなければいけないかなぁ(笑)
来年は、石油価格の上昇で肥料、農薬、資材の値上がりが予定されているようでありますよ。

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「共存」のむずかしさ^^;

2021-10-10 10:17:30 | 転職

あさイチから「クロスズメバチ」の来襲?

地域とのつながりで、かれこれ15年以上続けているだろうか?県管理河川の堤防内の草刈りをすることで、流下障害物(灌木類)の除去、伐採には効果を上げていると思いますけれど…。この反対側は「桜会」という組織で、遊休地に植えられた桜の木の管理(草刈り)を行っているのですが、河川敷内は、助成金決定が遅いため、毎年今頃の草刈りになってしまうのでありますよ^^;
時間にルーズな『おやじぃ』は、集合時間に2~3分遅れてしまったのだけれど、現場に到着すると『親方』が頭を叩きながら逃げて来た。「やっちゃったな!」…50mほど逃げても、まだ頭を叩き続けているから、頭に巻いたタオルを外して、応援に駆け付けると…「クロスズメバチ」が5匹ほどまだ追いかけて来る。『おやじぃ』には「戦闘モード」に入っていないようだから、タオルで叩きながら軽トラックのキャビンに避難させましたけれど、黒っぽいジャンパーが仇になったようである。「敵」として認識した者への「記憶」が刷り込まれているんだろうなぁ…なんて妙なところに感心してしまいましたよ。手を2ヶ所、頭を1ヶ所刺されてしまったようでありますが、呼吸に乱れナシ…「念のために車で10分ほど休んでいて。」とアドバイスはしたものの、病院に行ったのでありますよ。(自分で運転するということの方が危険な気もするけれど…。)3日程前にも刺されたらしく、「蛮勇」で駆除を試みたのだろうけれど、敢え無く「返り討ち」…まずは、大事に至らず良かった、よかった^^;


2時間程度で草刈り完了!

「クロスズメバチ」は土の中に巣を作り、比較的温厚な性格であるはずですが、やはり自分の『生活圏(生活権)』に侵入する者には容赦ないようでありますなぁ。『おやじぃ』の生活の場は、平場地帯だから「キイロスズメバチ」が主で「クロスズメバチ」の大群を見たのは初めてでありますよ。「キイロスズメバチ」も土の中に巣を作ることがあるから、荒地の草刈りには気を付けなければならないのでありますけれどね…気付いたら近付かないのが鉄則だわなぁ。(土の中というのが厄介なのだけれど。)
田舎なのだけれど、それでも都市化は進んだつもり…荒れた河川敷に沿って、カモシカやクマ?が現れることもある。人間が勝手に決めた「行政界」などというものが、彼らに通用するはずもなく、彼らの「生活圏」内に有力者が居れば、餌や雌を求めて「新天地」に移動を試みる『二番手候補者』かな?なんて勝手に考えておりますけれど…。広大な野生保護エリアならともかく、狭い森林地帯に生息密度を高めて保護しようなどという考え方が間違っているのかも知れない。
森林地帯(山手)に多いと思われる「クロスズメバチ」が、平場の河川敷に営巣していたということを喜ぶべきか、生活環境が荒廃していると言うべきか…自然とのお付き合いは「微妙な部分」でクロスする。河川堤防上は「自転車道」が整備され、犬の散歩、ジョギングとご近所の方々も早朝から利用されているようですしね…「ハチの巣有り」などと看板を立てなくても、荒れているから川辺まで降りて行く人もいないだろうけれど。それぞれがそっとしておいてくださいと、「生活圏」を分け合うことって難しいよなぁ。

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お父さんはお仕事中^^;

2021-10-09 09:26:20 | 転職

収穫作業中も傍らを離れませんが…

「お父さんはお仕事だよぉ~!」…何と便利な呪文の言葉であろうか^^; 子どもたちが幼児の頃は別にして、手が掛からなくなると、「お仕事」という理由をつけて、遊びで家を離れていた。(成長とともに父親には付かなくなりますけれどね。)『お百姓さん』なんぞしていると、出荷納品以外は、外に出掛ける理由も見当たらず、結果的に家族と一日中、顔を突き合わせていることになる。オッカーも鬱陶しいだろうと『おやじぃ』は隠れ家である『第2サティアン(事務室)』に逃げ込んではおりますけれどね。
しかし、居候、兼、同居猫である『シロ♀』と顔を突き合わせることになる。(彼女の場合は、気まぐれだから勝手に外に遊びに出掛けてくれますけれど^^;)時として、収穫作業の現場監督となり、時として、暇を持て余し「遊ぼう」と鳴きたてる。「ニャー!」「なぁに?」「にゃ~!」「な~に?」…「お父さんはお仕事中だよぉ~!」という便利な呪文が通じない。その内、アマガエルやイナゴを見つけて、勝手に遊んでますけれどね^^; そうこうしている内に、収穫作業で周囲が見えなくなっている『おやじぃ』は、足元の『シロ♀』を猫踏んじゃった…「ギャ~!」そんな日々が続いておりますよ。
秋の気配が次第に深まり、収穫物も心もとなくなって来ました。今年は、疲れ果ててしまって「秋野菜」をパスしてしまったから、抑制キュウリの最後の追い込みをかけると、後はアルバイトの事務作業で生活費を捻出するしかないなぁ…なんてね。


そこそこに食えて良ければ、まぁいいか^^;

昨年に比べると「キュウリ部門」は着実に収量が増加しました。長男『ポン太郎君』もようやく作り方を覚えてきたようである^^;(5月から休日なしで働いていますからねぇ。)あとは「夏秋キュウリ」の栽培期間をもう少し延ばせるか(防除方法)、もう少し規模拡大(栽培面積の増)が出来るかが、生活費を稼ぐための鍵と理解はしているつもりですが、お金を追い過ぎて身体を壊しても仕方が無い。そんなぬるい経営者だから、その雰囲気が従業員にも伝わってしまうのかも^^;
はてさて、送金通知書(検査結果通知書)が届く前に、米代金が通帳に振り込まれていましたよ。(予想通り結果は一等米だわなぁ^^;)アルバイトの打ち合わせ中に「今年、米取れました?」なんて、建設業界の社長に尋ねられ「今年も収量は変わらないなぁ。少し取れたかな?」なんて応えたら「皆さん、反収1俵落ちだと言ってますよ。」なんて情報も…会社組織化している経営体では、収量落ちと価格の下落で1,000万円の売り上げダウンだとか…ゲっ!規模が違う^^; 「昨年と同程度の売り上げを達成したからまぁ良いかぁ。」なんて呑気な『おやじぃ』とは違う世界なのでありますよ。
そうそう、突然ですが、年金通知書の誤送付問題…ご当地山形県の分も受注されていたようで(発送前で誤送付は免れたようでありますが。)専用用紙と作業行程の問題では?なんて思っておりましたが、報道を見る限りにおいては、単純なプログラムミスのような気もしてきた。再送付のために5,000万円の追加費用が必要なようで、受託業者さんに負担を求めるのかしら?業務委託とは言え、管理監督責任は、委託者側にもあるはずなんですけれどねぇ。「お父さんはお仕事中!」…現場監督『シロ♀』の目は、『おやじぃ』の仕事ぶりを疑っている。発送分の納品確認、発送のGOサインは委託者側の責任のような気もするが…つまり『おやじぃ』のように丸投げだったのでしょう(笑)

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『デジ女』の前にすべきこと?

2021-10-08 09:06:06 | 転職

あらら、ミカン(未完)の葉にアゲハが^^;

友人『ノロ社長』はアグレッシブである!その庭園には茶葉、柚子、ミカンetc.およそ山形県では栽培不能と思われる樹種を植えている。山形県園芸試験場でも地球温暖化に向けたチャレンジ事業(知事の発案?)で、対馬海流(暖流)が流れる「飛島」で柑橘類の栽培試験をしているのだから、チャレンジとしては面白い。他人がやらないことをやる…誰もがやっていることを同じようにやっていたら、同じような結果は得られるかも知れないけれど、それでは小さな者は生き残って行けない。何とか世の中の隙間を見つけて、小さな者の特技で隙間に潜り込んでいく。事業者としては「アリ」だななんて思っておりますよ。
温暖化は、気温の上昇をもたらすものだけれど、同時に海水温の上昇もあるから、季節風の吹き方によっては、冬の大雪にもつながるのでありまして、最近、福井県あたりの大雪が、季節風の蛇行の影響だとすると、ちょっとしたズレで山形県内も大雪に見舞われるなどということもあり得る。パイプハウスの雪下ろしをエッチらホッチらやっている身としては、平場の雪は「厄介者」でありますよ。そうそう「厄介者」ではあるのだけれど、柑橘類(カラタチを植えていたご家庭はありましたけれど…)がほとんどない平場ではナミアゲハの幼虫、成虫を見ることも稀でありまして、『ノロ社長』のミカンには、しっかりアゲハの幼虫が潜んでおりまして、葉っぱの食べ放題状態…「必ずお礼にきれいな蝶が飛んでくるんだ。」と意に介さない。(彼の本気度が分かる会話ではありますなぁ^^;)


突然ですが「折り紙」を…

「年金通知書の氏名と内容が違っている。民間だったらあり得ない。奴らは弛んでいるんだ!」と夕刻のニュースを観て、怒る『ノロ社長』でありますが、厚労大臣就任早々の不祥事に「お気の毒に!」と声掛けしたくなる^^; 「失敗を糧に、次への教訓とする。」なんて聖人君子のような事を言えるのも、『おやじぃ』はまだ年金受給対象年齢ではないから他人事なのかも知れない。
「印刷時のズレ。印刷完了時のチェックミス。」と何やら印刷会社のミスのような釈明会見であるのだけれど…「ちょっと待ったぁぁぁ~!」確か年金通知書は「二つ折」じゃ無かったかなぁ?(もう、お袋の年金通知書も来なくなって7年経つから記憶が曖昧である^^;)年金受給者番号、住所、氏名、給付内容など、ひとつの「レコード」として記録されているはずだから、「外三つ折り」の専用用紙に印字すれば、決して出力データにズレが生じることは無いなずである。(出力カラムを間違えたら…プログラムミスなら別ですけれどね。)「二つ折」圧着用紙にまずは「住所・氏名」を印刷し、その後、「給付内容」を印刷し圧着する。という二重行程を行っているとすれば、人為的なミスで住所と給付内容はズレてしまうよなぁ…。
「『デジ女』を増やしたい。」と前平井大臣の発言が炎上しているとか?デジタル化に弱いのは、オジサンたちの世界であって(これも失言か?)男性、女性に別があるとは思えない。むしろ、コロナ感染者数のファックス送受信で集計に手間取ったり、人為的なミスを誘発するシステムを使っているとすれば、遅れているのは『官庁さん』の方だったりしてね…つまり、高額なソフトは「随契」で購入できるけれど、末端組織は未だに人海戦術で臨めってぇことですかねぇ。(これは大いに笑ってやろう^^;)

 

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トレイさびれてる?

2021-10-07 08:57:39 | 転職

「2021年産米」をいただきます^^;

稲刈り後に脱穀調整を済ませ、一袋(30㎏袋)に満たない残りが出るから、それはサッサと精米して「新米」としていただく。米作りをして、唯一の楽しみ(優越感)と言えますなぁ^^;(その後は古米を食べ続けなければいけないのだけれど…。)農家の自家保有米を一人当たり60㎏(一俵)として、東京で働いている二女の『も~ちゃん』の分も含め、5俵(10袋)も確保すれば十二分なはずなのだけれど、11袋ほど確保しているから、我が家では結構お米を食べている勘定になる。(今年、1袋余剰が出たのは、オッカーの実家に贈答米として使わなかった影響かな?)
昔は、農家の自家保有米を100㎏と計算していたはずだから、農家と言えどもお米を食べなくなってしまったのでありますよ。子どもの頃に『米を食べるとおバカになる。』という某業界の悪意(?)ある宣伝もあったはずだから、『おやじぃ』も実証実験の成果が出て、『おバカ』になったに違いない。しかしなぁ…脳みそ(脳神経)は、糖質(ブドウ糖)のみが、そのエネルギー源となるはずだから、当世お流行りの「糖質ダイエット」も『おバカ』を作り出す原因にもなるのではなかろうか?なんて要らぬ心配をしておりますよ…結局のところ、「エネルギー保存の法則」はダイエットにも当てはまるものであり、摂取エネルギー(食物)と消費エネルギー(消化)の差の分だけ、蓄え(肥満)になるのだろうと思うのだけれど^^;


この節、太り過ぎのハムシも見かけるが…

それは「肥満」ではなく、産卵を前に卵嚢が肥大化しているだけなんですけれどね^^;
さて、『オラだの農協』に出荷している「夏秋・抑制キュウリ」も、米穀業者に出荷している米も「トレイサビリティ」というやつで、種苗から肥料、使用農薬の明細書の提出が求められております。工業会では当たり前の手法で、製品の品質向上や安全意識の高まりに応えて行くには当然と思えるのでありますよ。しかしねぇ、「無知」と「無意識」の内に、稀に禁止薬剤が使われてしまっている場合があって、抜き打ち検査の結果、残留農薬があったなんてことがニュースになることもあるようで…。もう40年以上も前の話になりますが、「ハスモンヨトウ」という蛾の幼虫食害が問題になりまして、効く(殺虫効果のある)農薬が無いと大問題にもなりました。(一部業界内の話ですが^^;)「安全第一」は十分理解しているつもりですが、目の前で作物の葉っぱがバリバリ食べられてしまうのも我慢できるもんじゃないですよ。
さて、田んぼには、ドジョウやトンボ、タニシが帰って来たような気がする。その一方ではザリガニやトノサマガエルの数が極端に減ったような気もする。使用薬剤の毒性が、限定的(対象害虫、雑草の選別)になったということもあるけれど、ザリガニやトノサマガエルは「鉄コン水路」の普及も影響しているような気もするけれど?トノサマガエルに至っては、朝起き(産卵時期、成長のスピード)が悪い影響で、昨今の作付けサイクルに適応できていない気もするんですよ…。生物に優しい農業は、当然、人(消費者)にも安全な農業と言えるのかも知れませんが、作業者に優しいかというと少々疑問も残るところでありますよ。「レジ袋の有料化」はミクロな環境対策…もっと大きなところで炭素排出量を抑えなければならないはずだけれど。小さな園地でミクロな環境を考える『おやじぃ』ではねぇ…脳みそに糖分が不足したようである。朝飯にしよう(笑)

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やっぱり「笑顔」がいいね!

2021-10-06 08:20:32 | 転職

これなら乾燥機も回せるだろう^^;

「わらにまみれてヨー♪ 育てた栗毛ぇ~♪」 故)三橋美智也さんの「達者でナ」の冒頭のひと節であります。(かなり古い^^;)歌詞からは、仔馬から寝食を共にして育て上げ、街で「荷駄馬」として売る際の心情が唄い込まれていると思うのでありますが、「日本昔ばなし」の影響なのでしょうか、「馬を売る」という行為は「不作で貧乏し、使役馬として重要な家畜まで売りに出す。」というイメージが湧いてしまうのでありますよ。我が家では、ヤギ(乳用)とヒツジ(羊毛)を飼っていた時代もありましたが、さすがに「馬」「牛」は飼えなかった。「その内、兄ちゃんが、田んぼと馬を買ってくれるから、一生懸命手伝え!」と我が祖母は、子どもで一番年下の叔父を鼓舞していたというから、「時代遅れ」も甚だしい^^; 重労働を家族で支え、現金収入を求めて家主が勤めに出て「三ちゃん農業」と呼ばれるようになり、機械化が進んで「日曜百姓」と呼ばれるようになった。それでも経費が嵩み、中小規模の稲作農家は離農していったのでありますよ。
「昔は米一俵を担いで『〇×屋』に行って、お銚子付きで二晩泊まれたもんだ。」…近所のジイさんが武勇伝を懐かしんでいたのはいつの日か?(当時、「逆ザヤ」と言われても米一俵2万円近い値段はしていたし、旅館一泊2万円程度でもあり、米がいかに安いかということを嘆いた話ではあったのだけれど。)片道4㎞の道のりを60㎏の米俵を担いで出掛けていったジイさんの根性も大したものである^^;


最もひどい場所を写したものです^^;

大人の男どもは結構、贅沢をしていたようである。近所の「タバコ農家」のジイさんは料理屋に通い詰め、「お金も無いのでそろそろ帰って来てください。」などと、嫁さんが迎えに行ったなどという昔語りもある…周囲の人々が総て貧乏だったという訳でもなさそうではあるのだけれど、製造業が発展し、現金収入の道が拓けると同時に、農業の貴重な担い手たちは、製造業へと吸収されていった。「勤め」に出ることで、確かに平均的で安泰な生活が確保されるようになったのである。
さて、草の中の稲刈り手伝い二日目…昨日の籾を乾燥機に入れようとする相方『チャオちゃん』に、「全部刈り取って(様子を見て)からにしようよ。」と進言した『おやじぃ』である。昨日は半分以上刈り取ったはずだから、この分だと乾燥機は回せない。ブレンドして飯米にするかどうかの微妙なラインと収穫量を踏んだのでありますよ。(本日の分には、最も荒れ果てた場所もあるのだから^^;)
持病の「神経痛」が出る前に、ヒエ抜き作業をしていたという箇所は、思いの外、茎数、穂長もあって、そこそこの収量が何とか確保できましたよ。「これくらいあれば何とか乾燥機は回せる。」…作業前の悲痛な表情も、ようやく笑顔が戻りましたよ。(良かったよかった。)
「百姓は単純明快だよなぁ^^;」(おやじぃ)
「んだんだ。取れたと言っては歓び、値段が下がったと言えば気落ちする。」(チャオちゃん)
「昨日は掛ける言葉も無かったけれど、そばに人が居ただけでもいがった(良かった)べぇ!」…正直、荒れ果てた田んぼで、作業意欲もどんどん失いかけていた状態だったのでねぇ^^;
あと何回、『チャオちゃん』と稲刈り出来るか分からない…無償の奉仕作業ではあるけれど、笑顔が戻っただけでひと安心。一番「単純明快」なのは『おやじぃ』なのかも知れないなぁ(笑)

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慰めにもならない言葉…

2021-10-05 08:33:15 | 転職

「2021年産米」は出荷終了…でもね

日曜日に調整し袋詰めした『おやじぃ米』は無事納品できました。でもね、「無検査米4袋(2俵)」という納品伝票に「無検査米ってどういうこと?」と、聞いたことの無い用語は直ぐに確認するのであります。要は、市販の袋詰めにしたために、米穀検査を経ないで出荷されたお米を意味するらしい。「1俵当たり1,000円ほど安い買い上げになります。」との説明に…「たった4袋だけだから、詰め替えし直して持ってきますわ!」と相成りましてね。(米作りの素人感が出ているエピソードでありますよ^^;)「屑米」の件(再選別すればお徳用米になるのでは?)や「無検査米」の取り扱いに、米穀集荷業者の「闇」の部分を感じてしまうのでありますよ。(証拠も無いのに勝手な思い込みは危険ではあるけれど…。)
小規模な稲作は大赤字…野菜(畑)栽培で減価償却費も分散されて、飯米の分だけ、購入するよりは生活費の足しになっているかな?程度の儲けでありますよ。相方の『チャオちゃん』が動けなくなったら、稲作からは撤退かなぁ…今さら、機械に投資する訳にも行かず、投資したところで回収できるアテもない。稲作も後継者が居て、規模拡大する大規模農家がある中で、高齢者が営農する小規模農家や後継者の居ない稲作農家など、先行きは不透明でありますよ。将来的には、栽培効率の良い優良農地が残り、効率の悪い田んぼは放棄されてしまうのだろうかなんて考えてしまいますよ。もう、個人で規模拡大する面積も限界に近付いているような気がするし、万が一、経営者が病気になった場合は…。


珈琲のブレンドは定番ですけれど…

今年、相方『チャオちゃん』の田んぼは荒れ果ててしまった。「今年は除草剤も散布して、きれいに管理していたんだよ。」そう語るものの、この夏に持病の「神経痛」で寝込んでしまったようである。結果は、クサネムやヒエが繁茂し、草の中に稲が出ている状態でありますよ。(前職を辞す年に私も疲れ果ててしまい、水田の一枚でヒエが繁茂し、3俵ほど収量落ちした経験がある。)ヒエの種子自体は、選別機で振り落とすことが出来ますが、「クサネム(マメ科)」の種子だけは、大きくて選別出来ないのでありまして、「義信」にかられて「クサネム刈り」のお手伝いを約束したのでありますが…。草の中の稲は、刈っても刈っても籾が溜まらない…大幅な減収でありますよ。自分ごとならば「草刈り機で刈り倒して焼くかぁ。」なんてことも言えますけれど、一年間の飯米だからねぇ…。さらに、悪いことには、販売用と飯米用の品種が違うから、まとめて乾燥機に入れることも叶わない。「こりゃ~諦めて、ブレンドして飯米にするしかないんじゃないかい?」と無責任限りない言葉しか出て来ないのでありますよ。
これが個人経営の恐ろしさかなぁ…「病気はしない。」という前提で働いているから、一旦寝込んでしまうとリカバリーが効かない。田植えや稲刈り作業は、『義理と恩』の関係で協力も出来ますが、日常管理はねぇ…SOS発信が遅いと何ともならない農作業であります。個人事業主が規模拡大しても、家内に担い手が居ないと誰にでも起こりうる。高齢者が担う農業は、こんなことが日常茶飯事で今後も起こるかも?「慰める」言葉は見つからないけれど、気落ちする彼のお手伝いをすることが唯一の慰めかなぁ…人がそばに居るだけで、重い腰を上げるきっかけにはなるから。(今朝も笑えないなぁ)

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女房とお米は新しい方が…

2021-10-04 07:46:49 | 転職

2021年産「おやじぃ米」である^^;

色々トラブルもありましたが、脱穀調整作業も済みまして、本日新米を納品できそうであります^^; 単収10俵を基本に自己保有米を確保して、出荷予約をしたものの、こればかりは作ってみないと分からない。籾量は昨年並みと感じておりましたけれど、出荷用の袋に詰め切るまで緊張してしまいましたよ。(結構、気が小さい^^;)結果は、昨年より一俵(60㎏)ほど収量が上回り、品質の方も今年新たなカメムシ防除剤が効いたのか、吸汁斑点米も無く、一等米だわなぁ…と検査前に勝手に決め込んでおります。米価は昨年より一俵当たり2,000円ほど低下しておりますが、増収分で何とか穴埋め出来そうだと内心胸を撫で下ろしているところ…結構、手を抜いたはずなのだけれど、昨年を上回るってどういうことよ?(まぁ、要所要所はキッチリ抑えてますからと結果さえ出れば急に強気になるのであります^^;)
さて、問題は自己保有米…昨年の米がまだ一袋残っている。我が親父は「物事があった時のために。」と保有米を多めに確保した結果、米作りをしているにも関わらず、正月過ぎまで古米を食べていた。他界してからは、一気に古米を処分して新米を食べるようにしましたけれど、1993年の冷害の記憶がまだ残っている…「物事」とは、冠婚葬祭に留まらず、自然災害などへの備えと心得るべしと自戒しながらも、目先の現金収入(超過米供出)に心が揺れるのでありますよ^^;


『ノロ社長』のお誕生会…プレゼントに

「新ソバの香りが、ツンと鼻を貫けますなぁ。」と語っておけば、一端の『蕎麦通』のように扱っていただける^^;(新ソバな訳が無い。)お米も「天日乾燥が美味しい。」と言われるけれど、今では乾燥機でガンガン乾燥させるから、美味しいと思えるのも年内の内だけで、食味が少しずつ落ちていってもお口がおバカになって行くから、味が分からなくなってしまう^^; 「新米が美味しくて、おかずが無くてもいける。」などというコメントが常套句でありますが、今ではおかずがメインでしょう…だから、お米は前に出過ぎない、自己主張の少ない米が口飽きしないと思い込んでおりますよ。
はてさて、選別機の脇から出て来る「屑米」は…「良質米づくりのために、LL網で選別を。」それを信じて選別し、「屑米」としてお買い上げ願っておりまして、お煎餅などに化けるのでありましょうが、「S、М網」を使ったら、今年は「青子」が少ないのでそれなりのお米になるんじゃないかと…選別し直して、スーパーの「お徳用米」に化けているのではないかなどと、根拠のない想像を巡らしております。そうそう、首班指名がまだなのに、(両院とも自民党が多数派だから仕方が無いか^^;)新大臣の内定が出ておりますなぁ…総選挙間近の新大臣就任だから、地元の期待も大きいのだろうけれど、はて、選挙後にまた組閣なんてことは無いだろうなぁ?我が家の「新米」と同じで、食味が徐々に落ちていることに気付かないなんてことがないことだけはお願いしたいものである。そして、我が家に残る最大にして最強の『古漬け』…新米と畳は新しい方が良いならば…『おやじぃ』は、自分自身が捨てられることまで思いが及んでいないのでありますよ(笑)

 

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夢かうつつか幻か^^;

2021-10-03 07:34:26 | 転職

猫が一点を見つめるのは「敵意」?

さて、本日は脱穀調整作業だから…と重い腰を上げて、相方『チャオちゃん』の作業小屋に出掛けると、わずかな数値ではあるのだけれど、乾燥が甘く納品の基準値を満たしていない^^;「ごめんなぁ、ゴメン、ごめん。6時間ほど回したんだけれどなぁ…。」と恐縮することしきりであります。今や乾燥機もマイコン制御…古い穀物乾燥機で標準時間を回したはずなのだけれど、思ったように水分が飛んでいないのでありますよ。勤め人時代なら、一日作業がズッコケると急遽休みを取ったり、仕事の段取りをつけたりしなければならないのだけれど、もはや「自由人」…「一日遅れようが、二日遅れようが何ら問題な~し!」と声は掛けるものの、『チャオちゃん』は妙に落ち込んでいる。少々失敗しても「のほほ~ん」としている人物であるはずなのだけれど、今年の夏は「神経痛」で田んぼの水管理が思うように行かず、自身の作柄も良くなくて、気落ちしているのかも知れない。(年取ったかなぁ^^;)
「また来年ということもあるさ…。」「んだなぁ…来年ということもあるよなぁ^^;」と直ぐに気を取り直すところが素晴らしい^^;(でもね、お手伝いはしようと思うのだけれど、管理不十分な雑草にまみれた刈り取り前の田んぼのことを思うと、こちらもチト心が重いのでありますよ。)
籾摺り作業は、急遽変更して本日に…袋詰めまで質が気になるのでありますよ。(籾の肌色は良いんだけれどなぁ?)


「年は取るもの」か「歳を重ねるもの」か?

稲作農家の性と言いますか、「稲刈り」が終了してしまうと一年が終わってしまったような気持ちになってしまう。今年は遂に秋野菜は放棄…「売り上げ不足の部分はアルバイトで稼ぐ!」とさっさと戦線離脱を宣言してしまいました。(残渣の片付けや春に向けた作業は続きますけれどね^^;)
お金なんぞ追い掛けているから逃げていく…そうそう、「お金も女も、モテる奴には勝手に向こうから着いて来るのだよ。一流の男というものはそういうものである。」と勝手な美学を語っている。(空いた午後の時間に携帯ゲームで時間を潰している『おやじぃ』に誰が、何が着いてくるというのかね^^;)
はてさて、そんなダラしない『おやじぃ』を同居猫『シロ♀』がジッと見つめている。猫が一点を凝視するのは、その対象に興味があるか「敵意」の表れであるらしい。さて、人間の場合は…「男も女も好意(興味)の表れである。」などと解説してくれている手引書がある。「こういうこと書くから、勘違いオジサンが増えるのよ。」と歳を重ねた『おやじぃ』は、冷静に分析するのでありますよ。飲み屋のおネエサンが「品をつくる(なまめかしく振舞う)」のは、好意ではなく興味(お金)である。「金の切れ目が縁の切れ目」…くたびれた『おやじぃ』を見つめるのは…異物(遺物)を見る目でしかないわなぁ^^; 「君(銭)こそ命~♪我がぁ~命♪」なんて歌もありましたけれど、明日はいよいよ組閣ですかねぇ…何人女性が登用されるやら?やっぱり目立つ女性が登用されるのかな?そんなことにうつつを抜かしてもお金にならないけれどね(笑)

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元気老人のお好み焼きは?

2021-10-02 08:11:17 | 転職

シンプルに「豚玉」で良いと思うけれど^^;

学生時代に通った正門前のお好み焼き屋…「広島風」を謳っていたけれど、『夢屋スペシャル』なる「納豆入り」のお好み焼きを出されたこともある^^;
飲み過ぎるとグダグダになってしまう『オバン』に替わって、勝手にカウンターでお好み焼きを焼いて出したこともあったけれど、相手は顔見知りの学生(寮生)ばかりだったから許された…基本は、「豚玉」でしたけれど、「イカ玉」「エビ玉」、少々お高い「ミックス」なんていうのもありましたなぁ^^;
本来の「広島焼き」は、具材を焼いている傍らで「焼きそば麺」を炒め、さらに生卵を薄焼きにして、焼きそばを乗せ、具材を返して乗せるから結構手間が掛かる…『オバン』のお好み焼きは、最初から具材を混ぜまぜしてましたけれどね。最近のお好み焼き店では、「餅入り」「牛すじ」「チーズ入り」と様々であります。「お好み」なんだから、そりゃ~何が入ろうと構わないのでありますよ、それぞれの素材の持ち味が調和するならばという前提付きではありますけれどね^^;
はてさて、『政治屋さん』という人種は、「ノーサイド」という言葉が余程お好きなようでありますなぁ…政策(具材)を散々論議して、「勝者は私なのだから、今回は私の基本である『豚玉』で行きましょう。」とならないところが面白い…。


『庶民派』はパンケーキから…

『パンケーキおじさん』も『お好み焼きおじさん』も、マスコミが作り出す『庶民派宰相』のイメージ戦略でしかないよな^^; 「パンが無ければ菓子を食べれば良いじゃない。」と言い放って、「フランス革命」が勃発したなどという逸話(史実ではないらしいけれど^^;)もあるけれど、「カップヌードル」一個の値段を知っていたからと言って、無理やり『庶民』の味方よろしく仲間入りさせなくても良いと思うのだけれど…。
自分が好きな具材(子分)が入らないからと言って、気に入らないなら、食べなければ良いじゃん! お腹が空いたら、嫌でもその内食べ出しますから…^^; 結局のところ、お腹(欲求)を満たしてくれるのは「パンケーキ」でも「お好み焼き」でもなく、ポストという具材だったりしてね。
と言うことはですよ、「聞く耳を持つ。」ということは、『元気老人』たちの具材の要求を良く聞いて、「分配の拡大」でポストを広く配りますってぇことかい?こりゃ~調理人(総裁・首相)も大変だわぁ。「今回の具材(人事)には、多少不満の向きもあるようですが、まずは基本である『豚玉』をご賞味いただいて、お好み焼きというものを知っていただき、高等技術を要する『広島焼き』は、次回来店の際にご披露させていただきます。」なんてね、次回があればの話ではありますけれど^^;
これが『おやじぃ』だったら…「元老たちの要求ですもの、丸飲みして何でも入れまくって、味なんて構っていられるもんですかぁ!」なんてね、即、閉店ですわ(笑)
そんなことより、今日は、米の脱穀調整だわ…そっちの方が重要、重要。

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