私は今まで牛乳は大手企業の製品を選んで飲んでいました。
しかし日本で飲む牛乳は美味しくないと思って居ました。
ヨーロッパで私が泊まる宿で朝食に出る牛乳は
例外なく美味しいのです。
3星ホテルでも、星なしのホテルでも美味しいのです。
先日、サプリ関係の講演会に出た折り、講師にそのことを質問したら
長年の疑問に明快なお答えをいただけました。
日本の多くのメーカーは牛乳を高温短時間殺菌しているから
牛乳のタンパク質が変質しているからなのだそうです。
タンパク質は高温に晒されると変質してしまい
味が変わってしまうのです。
低温殺菌している牛乳の味は私がヨーロッパで
飲んでいたものと同じ
美味しい牛乳の味がします。
大メーカーが作っているのはほとんどが高温殺菌したものです。
高温殺菌は200℃で2秒間殺菌したと書いてあります。
低温殺菌牛乳は66℃で30分間殺菌したと書いてあります。
30分は60×30ですから1800秒です。
つまり高温殺菌は低温殺菌と比べて900倍の
効率で殺菌できることになります。
味を犠牲にして効率を選んでいるのが高温殺菌牛乳です。
効率を犠牲にして味を大切にしているのが低温殺菌牛乳です。
我が家の近くでは生協と東急で牛乳売り場の隅っこに
低温殺菌牛乳が置いてあるのを見つけました。
値段は少し高めですが、以来私は低温殺菌牛乳だけを
買っています。
高温で変質した牛乳のタンパク質は食物アレルギーの
原因になっている可能性もあるようです。
日本料理が世界遺産に登録されたと
喜んでいる向きがありますが、庶民が日常食べている、
あるいは食べさせられているものには、
かなりいい加減なものが含まれています。
日本酒は日本を代表する酒ですが、
醸造用アルコールという不可解なものが入っていたりします。
ドイツのビール、イギリスのウイスキー、
ベルギーのチョコレート,etc
は正規の原材料以外の物質が入っていたら
それらウイスキーとは名乗れないし、
ビールもチョコレートもしかりです。
品質については国が法律でそう定めているのです。
日本では法律で原材料以外の物質の添加を認めているのです。
このことについてはいずれ続編を書く予定です。