野麦峠は女工哀史の小説でご存じと思いますが、長野県と岐阜県の県境に実在します。
岐阜の山村に散在する貧農の娘さん達が岡谷にある機織り屋に通った道なのです。
娘さん達は12月に岡谷の機織り工場から実家に帰るためにこの峠を越えます。
娘さん達が岡谷へ戻るのは正月を実家で過ごした後の2月でした。
極寒期にこの峠を越えるのは命がけでした。
お助け小屋はこれらの娘さん達や一般の旅人の難儀を救う施設です。
御嶽山が野麦峠から眺望できます。
ちょっとだけ屋根が見えていますがこれは野麦峠の資料館です。
資料館は入口から見る限り平屋建ての小さな建物です。
それで入館料が600円は高いなぁ!と思わず声に出しまたが
それを聞きつけて館の方が窓を開けて、見た目は小さいけどそれは御嶽山の眺望を妨げないためで
地下に資料館のメイン部分がある、決して高くは無いから入ってくれ。と言うのです。
それ保津言うののなら、と入って見ました。
たしかに内部は広くていろいろ展示してあります。
(続く)