行き合いの空 2020-09-14 07:26:17 | 絵画 夏と秋の間、入道雲の上には鰯雲らしき物が現れます。これを、「行き合いの空」と言います。古来からの言葉で趣のある語感です。隣り合う2つの季節の間を行ったり来たりするから生まれた言葉でしょう。新古今和歌集の夏歌には『夏衣 かたへ涼しくなりぬなり 夜やふけぬらむ ゆきあひの空』(前大僧正慈円)という歌があります。