絵入り随筆 エッセィ・つぶやき

自作の油絵・水彩画、デジタル写真等を入れて、季節の移ろい、雑感などを書いていきます。

プジョーとのお別れ

2010-06-15 08:05:48 | 海外旅行

マルセイユ空港からツーロンに行き、そこから時計回りにフランスをほぼ半周してシャルルドゴール空港まで2552kmのドライブが終わりました。
事故にも遭わずマシントラブルもなく無事に我々の脚を勤めてくれたプジョーには感謝しなければなりません。
エイビスへのチェックインは簡単に済みました。係員は鍵と貸出書類を受け取るとガスメーターが満タンになっていることだけを確認して返却事務は全て終了です。日本のレンタカー屋さんのように車体に傷がないか舐めるように調べるなんて事はありません。
バンバーで車を押すの位は有りの国ですから微少の傷なんて問題にしないのです。
以前私が借りた車に小さな傷があったのに貸出書類に記載がないから確認したら、ノンプログレム!と問題にもしませんでした。
プジョー君お疲れ様でした。ありがとう!


ゴッホに別れを告げて空港へ

2010-06-14 07:30:29 | 海外旅行


オーベル教会の擁壁下に建っているゴッホ像に別れを告げてCGD(シャルルドゴール)空港に向かった。
今回からJALのターミナルがFからEに変更になったが、第2ターミナルはAからFまで楕円形のドーナッツのように並んでいるから、車を返すには場所の変更はない。エイビスの事務所はドーナッツの中心にあるから迷うことはない。
第1ターミナルと第2,第3ターミナルはシャトルバスもあるし、成田にあるような無人運転の電車も通っている。バスも電車も無料です。電車は端から端までは15分くらいの距離を走っていますから乗り換え時間が長いときには空港見物で暇をつぶすのにも好適です。








パトリックの家

2010-06-13 10:05:27 | 海外旅行

私が最初にゴッホ記念館を訪れた時に道を尋ねたのがパトリックの奥さんのコリーンさんだった。今回は訪問するオファーを取っていなかったから通りがかりに寄ってみたが留守だった。夫婦とも仕事を持っているし子供達は学校だから居ないのが分かっているので知らせなかったのだ。
小さな家に見えるが奥行きがあってプールも作ったと聞いている。
一寸した土産だけをドアのノブにぶら下げておいた。土日に訪問できる旅程なら事前に連絡して子供達にも会いたい物だと思っている。ミッシェルもエマニュエルも大きくなっているだろうなぁ。

静かな町オーベル

2010-06-12 17:14:42 | 海外旅行

オーベル・シュル・オワーズは小さな静かな町です。
あるのはゴッホ関連の教会・墓地それとゴッホの記念館、お城が一つ、町役場だった観光案内所、SNCFの小さな駅(電車は1時間に1本くらいしか来ません。)
スーパーもない静かな町です。ゴッホで有名ですが記念館やゴッホの墓に行く道案内もありません。レストランも記念館に付属したのがありますが、驚いたことに最近この町に中華料理屋さんが出現しました。
私が行きつけの喫茶店は代替わりしていて私と仲良しのおばあちゃんマダムは居なくなっていました。消息を聞いたけど新しいマダムは知らない、と言うことでした。不動産屋の仲介で買ったから前の持ち主のことは聞いていないのだそうです。


ゴッホの墓地

2010-06-11 05:21:30 | 海外旅行

麦畑の右脇にゴッホが葬られている墓地があります。最初にここへ来たときにはゴッホの墓を探すのに大分手間取りましたが、塀際のわかり安い場所なので次からは迷うことはありませんでした。
フランスの墓地には写真がタイルに焼き付けて飾ってあったり造花が墓に供えられたりしています。ゴッホの墓は造花はなくて蔦に覆われています。
向かって左が画家のヴィンセントの墓、右にあるのが弟で画商だったテオの墓です。
去年来たときには文字が見えにくかったのですが、誰かがペイントしてくれてはっきり見えるようになっていました。





















ゴッホの描いた麦畑

2010-06-10 08:02:16 | 海外旅行

教会の裏手には広い麦畑が広がっています。
ゴッホが自殺する少し前に描いた麦畑です。ゴッホの絵には、たわわに実る麦の穂と畑の上を乱舞するカラスの群れが奔放なタッチで描かれています。空も雲が乱れておどろおどろした不気味さが伝わってくる絵です。
ゴッホがピストル自殺する寸前に描いた絵ですから彼の心の葛藤がそのまま絵に現れているのでしょう。
私が訪れたときは麦は種まきが済んで一面青草の原のような穏やかな景色でした。以前麦秋のころにもここを訪れて居ますが、やはり平和な黄金色の草原でした。

オーベル・シュル・オワーズのランドマーク

2010-06-09 07:20:23 | 海外旅行

オーベル・シュル・オワーズのランドマークはゴッホの描いた教会です。
小高い丘の中腹に建っているから遠くからでも直ぐに分かります。私はこの教会を見ると「また今年もゴッホの墓参に来られたんだなぁ!」という感慨に耽るのです。
教会の鐘楼には足場が組んでありなにやら補修中のようです。この教会も拝観料なんてものは徴収していないし、信者さんもそう多くはないようですから補修の財源はどうなっているんだろうと心配になります。教会には賽銭箱なんて物はないから私が出来ることは貧者の一灯で蝋燭をなにがしかのお金を投じて灯すことくらいです。






オワーズ川の景観

2010-06-08 09:20:07 | 海外旅行

オワーズ川にはオン・シーズンには観光船がここアダムスタウンとオーベス・シュル・オワーズ間に就航して観光客を楽しませているほどですから、川にはなかなかの風情があります。ビーナスが川から観光客を迎えてくれますが、ライン川のローレライや、デンマークの人魚姫ほどの知名度は無いようです。












昼食はコースで

2010-06-07 15:31:00 | 海外旅行

昼食は一品料理ではなくコースで頼みました。
長旅の無事を神に(勿論陪席している仏様にも)感謝してビールで乾杯しました。ハウスワインをグラスで頼むのは侘びしい感じだし、ボトルでは空港までの運転に差し障りますからビールを頼んだのは苦渋の選択です。それに喉が渇いていたのも事実です。
メインディッシュは肉では無いものを頼みました。ライスが付いていてなかなかのお味でした。器もビヤカップ以外はセンスが良いもので、楽しい昼ご飯でした。

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昼飯を摂ったレストラン

2010-06-06 10:03:32 | 海外旅行

アダムスタウンに来た主な目的は昼食を摂ることでした。このレストランは未だ入ったことがなかったので入ることにしました。フランス最後の食事になるのだからそこそこの店に入ろうと思いました。夕食はJALの機内食になるはずですからね。
観光シーズンではないから店内はチラホラ地元の人が居るだけで空いています。
ギャルソンも手持ち無沙汰な様子でした。
店には何故か仏様が鎮座なさっています。東南アジア系の作りの仏様です。仏前にワインがお供えしてあるのも微笑ましいです。キリスト様にお供え物をしているのは見たことがありませんからね。












路上駐車

2010-06-05 22:19:25 | 海外旅行

フランスで駐車するときは空いていれば路上駐車します。これが南イタリアだったら絶対に路上駐車はしません。泥棒さんどうぞお持ち下さい。と言っているようなものだからです。南イタリアでも大部分の人は善人でとても気持ちの良い人が多いのですが、泥棒さんも跋扈しているらしく、バスの中でそんな鞄の持ち方では危険だ、こうゆう風に持ちなさい。と老婦人からご指導戴いた事があります。
勿論アダムスタウンは極めて治安が良いからパーキングスペースならどこに駐めても安心です。欧州では大体が路上に設置してある駐車券販売機に希望の時間分のコインを入れて発行されたチケットをフロントの見えるところへ置いておくという方法です。
日本のと言っても東京の路上駐車は一台毎に駐車料金を入れる機械が設置されていて駐車時間も1時間に限定されています。10分で済む用事でも1時間分300円を投入しなければなりません。欧州では15分、30分、1時間、2時間というように自分で必要な時間を選んで該当金額を入れればいいのです。1ユーロで2時間は置いておけます。
どちらが合理的であるかは明白ですよね!


アダムの不動産屋

2010-06-04 07:01:51 | 海外旅行

アダムスタウンやオーベル・シュル・オワーズはパリのベッドタウンでもありますから地方都市としては不動産価格も高めのようです。
それでも日本の建て売り住宅くらいの金額を出せばかなりの面積の家が手に入ります。
電車でも車でもパリまで1時間以内ですから、通勤には快適だと思います。
コンコルドが飛んでいた時代には、コンコルドの飛行コースに近かったからかなりの轟音が聞こえましたが、今では普通の飛行機しか飛ばないから騒音も気になりません。


アダムスタウン

2010-06-02 04:58:16 | 海外旅行

アダムスタウンは落ち着いた小綺麗な町です。フランスでは地方都市でももっと小さなアダムのような町でも独立志向が強く、パリなんてなにさ!と言う気運がある。
勿論○○銀座のような○○オペラとか○○シャンゼリゼなんていう商店街は見たことも聞いたこともない。
シャッターが閉まったままの商店も見かけない。フランスには健全な地方都市(町村)が元気に機能している。











パリを抜け出して、、、

2010-06-01 14:52:37 | 海外旅行

パリを抜けだしてシャルル・ド・ゴール空港へ向かう途中、例年通りゴッホの墓に詣でることにしました。
ゴッホが描いた教会の手前を右折しオワーズ川沿いに10分ほど走るとアダムの町に入ります。
アダムはレストラン、商店、銀行などが揃っているこぎれいな町です。アダムでは何回か食事をしたりしてるので今回もアダムで昼食を取ることにしました。