グランドキャナルはベネチュア本島を蛇行して流れる大きな運河です。
いわばベネチュアのメイン大通りですが、場所によって川幅はかなり変化しています。
広いところも狭まっているところもあって、其処を大小多数の船が往来しています。
両側に建つ建物の壁を損傷しないようスピード制限がありますが、
引き波に依る被害だけではなく、地盤沈下や、世界的な潮位の上昇など
ベネチュアの将来は多難です。
いつまでこの景観が保たれるのか心配なことです。
グランドキャナルはベネチュア本島を蛇行して流れる大きな運河です。
いわばベネチュアのメイン大通りですが、場所によって川幅はかなり変化しています。
広いところも狭まっているところもあって、其処を大小多数の船が往来しています。
両側に建つ建物の壁を損傷しないようスピード制限がありますが、
引き波に依る被害だけではなく、地盤沈下や、世界的な潮位の上昇など
ベネチュアの将来は多難です。
いつまでこの景観が保たれるのか心配なことです。
旗が3本立っています。 イタリア国旗とEUの旗、残りはベネチュア市の旗でしょうか?
船着場も玄関周りも広くて大きくてどっしりした構えです。
何かのお役所なんでしょうが庶民が気楽に訪れる雰囲気ではありません。
ゴンドラが通っていたり、観光客がウヨウヨしていたりで、このあたりは観光のメインルート近くです。
私の描いている場所には人気はありません。
観光客が歩くルートはベネチュアのほんの限られた場所だけです。
団体さんはツアコンに誘導されて小学生の遠足みたいにびっしり管理されているからです。
一人でも迷子を出したら、その後の観光計画がめちゃめちゃになってしまいますからね。
団体さんは分刻みのスケジュールで行動しているのです。
私の様なずぼらな人間には耐えられない苦行です。
と言うわけで、ルートから少しだけ外れたところで高みの見物と言うところです。
*ベネチュアの絵はもう少しあるのですが、5日のJAL045便で出かけるので当分掲載更新はお休みになります。
では、行って参ります。
ブラーノ島の風景です。
ど派手は色彩の家並みと、お行儀良く駐まって居る小舟の対比が面白いと思いました。
派手な色の家は旅行案内などによると、漁師が余った船の塗料で家を塗ったからだ、そうですが
家の面積の方が漁船よりかなり大きいと思うのでこの説は眉唾物です。
ここまでカラフルだと気恥ずかしさもないでしょうし、観光資源にもなって居るのだから
無理に理由付けをすることも無いと思うのです。
綺麗で楽しい! 結構なことではありませんか!
話は変わりますが、右端の家には窓から洗濯物が干してあります。
イタリアでは道路に面した場所に洗濯物を干すのはタブーではないようです。
南の方へ行くと道路の上にワイヤーを張って満艦飾に洗濯物がはためいている所もあります。
おおらかでいかにもイタリアッポイのですが中にはご婦人の下着も混ざっていたりするので
こちらの方が狼狽えたりするのです。
普通の川だと中州というのは州の先端と終わりの部分は菱形にとがる物ですが、
ベネチュアの川は浅瀬を埋め立てた造成地ですから先端はとがらずに四角形にするのですね。
東京湾の埋め立て地も概ね方形をしています。
小池さんが問題をこじらせている豊洲も方形です。
と言うことでこのビルも川の中央にでんと居座った感じで、私には何とも落ち着きがないように見えます。
そういえば、某コンクリート系プレハブ住宅のCMも同じ感じです。
周囲の住宅が程よい空間を保って建てられているのに、このCMの住宅だけは
デンと構えて周囲を威圧するような建て方をしています。
自分さえ良ければ周りのことはお構いなし!
あのCMを見て購買意欲を覚えるのは
某国の大統領級の厚顔の持ち主だと思われてしまいます。
近年まれに見る劣悪なCMではないでしょうか?
右側の建物に大きな文字の看板が見えます。
看板が運河に向いているのは道路では狭くて看板は目立たないし
お客さんはタクシー船で来店するからでしょう。
レストランでしょうか? その奥には浮き輪の看板も見えます。
周囲の建物は壁面や窓の造りが重厚でお金の掛かった建物が並んでいます。
ベネチュアのかっての繁栄の賜物です。