処遊楽

人生は泣き笑い。山あり谷あり海もある。愛して憎んで会って別れて我が人生。
力一杯生きよう。
衆生所遊楽。

モーニン MOANIN' = jazz for biginners 1 =

2018-04-07 07:45:44 | ジャズ

親子以上に齢の離れた若い同僚が、「ジャズを知りたいが、どこから入ればいいのか、何を聴けばいいのか判らない」と呟いていた。「今読んでいる漫画に描かれているジャズの世界に魅かれる」とも。どうやらそれがきっかけらしい。

で、50年余自己流で聴いてきたジャズを、ガイドになればと、ひとまず一曲をチョイスして送ったのだった。

で考え直し、いい機会なのでこの先このブログでやってしまえということにした。

きょうびのジャズに親しんでいない。私のジャズ感は古い。構うもんか。百人百色がジャズだ。

第1番目に選んだのが『モーニン』。1961年初来日のアート・ブレイキーとジャズ・メセンジャーズが巻き起こしたファンキーは我が国の音楽史に残るブームになり、ジャズの裾野が一挙に広がったのだった。記念碑的アルバムである。

     

我らが聴きまくった時代はLPレコ-ド。これしか無かった。アルバムの表紙は、名だたるカメラマンやデザイナー、イラスト・レイターが制作を手掛け、それ自体が芸術作品。裏には、ライナー・ノーツ。曲名やアーティストの紹介・解説が書かれている。ここから学ぶ知識が、ジャズ理解への大きな力になった。※このフォトのカッコイイこと。

1枚1800から2500円程度。バイトで凌いでいる身にはこれが高くて買えない。まさに垂涎の的、幻の名盤である。専ら、中古盤専門店で時間を掛けて棚(ボックス)を渉猟して、当たった時の幸福感は最高だった。

今の時代はYoutube。《動画モーニン》のお奨めはこれ

”モーニン”とは。

作曲者のボビー・ティモンズは黒人教会の牧師の家に生まれ、幼い頃からゴスペルに親しんでいた。

で、文字の読めない黒人にゴスペルの歌詞を教えるために使われていた「コール・アンド・レスポンス(一人が歌の一節を歌い、その他大勢がそのあとに付けて歌う方法)」の手法をイントロに使った曲を作曲。そして、人種差別に苦しむ黒人たちの嘆きやうめきを象徴した「moanin’」という題名を付けたという。

 

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