処遊楽

人生は泣き笑い。山あり谷あり海もある。愛して憎んで会って別れて我が人生。
力一杯生きよう。
衆生所遊楽。

大阪ハムレット

2009-01-31 12:16:54 | 映画

 

     

 

「 生きるべきか死ぬべきかって、生きとったらそれでええやん 」のキャッチ・コピーが秀逸である。映画の内容も、それに相応しく、笑いあり涙ありの人情家族劇。

 

キャラクターの設定が巧みで、キャスティングもピタリ。特に少・中学生の兄弟三人の際立つ個性は、思わず感情移入になる。

原作は『漫画アクション』の連載だが、大阪の下町に住む家族のドタバタがイキイキ描かれているのは、シナリオの力だろう。見事なものだ。

 

松坂慶子の肝っ玉母さんぶりは、まるで往年の京塚昌子。家族をありのまま受け止める愛情と存在感には、唸るしかない。大阪生まれの大阪育ちの浪花のおばさんになりきっている。

あの凄みのある美しい松坂慶子は、今は昔。感慨無量である。

 

            

                                        シネスイッチ銀座

    


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 長唄・筝曲 | トップ | Duets wth LOUIS ARMSTRONG »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

映画」カテゴリの最新記事