上海の老舗ホテル。旧名錦江飯店。
初めて訪れたのは1976年夏。最上階の部屋、エアコン無し。開け放った窓から、地表の騒音がそのまま入り込んでいた。
圧巻は、三交代で働く工員の通勤風景。人民服一色で自転車の流れは、まるで大河のよう。《シャー、シャー》という音が、異様な近さで伝わってきた。
このマッチは1992年、南巡講和以降の訪れた時のもの
あの頃の中国は、どこも電力不足。夜間走行する車両は、皆スモールランプ。社会主義国家体制ゆえ、不夜城の盛場もなく当然ネオンやサウンドもない。
ある意味、そうした時代の中国を体験できたことは、ラッキーと言えるかもしれない。
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