処遊楽

人生は泣き笑い。山あり谷あり海もある。愛して憎んで会って別れて我が人生。
力一杯生きよう。
衆生所遊楽。

山陰旅行(松江・出雲・安来)

2017-06-11 13:06:47 | 

 昨年11月に家人と二泊三日で山陰を旅した。今頃になってのエントりーは思い出を記録として残しておきたい、と思ったから。

遠出は一昨年秋の湯布院以来。

新百合ヶ丘駅から羽田直通バスで、第三京浜、湾岸・羽田線で70分。

     

湯布院の時は、品川で前泊したが、今回は無し。経費の節約です。

第一ターミナルで朝食のおにぎり。伊勢丹ショップのカフェで珈琲。

     

出雲大社は晴天下。明るく伸びやか。

  

 先ずは腹ごしらえ。門前の売店街で、空いてる蕎麦屋へ。

今回のホシの一つは大社隣接の県立古代出雲歴史博物館。

   

 聞きしに勝る展示に圧倒される。広く、沢山、綺麗に、丁寧に、分り易く。

 

時間が足りない。

 

全てが全てご当地の採集ではなかろうが、それにしても見事。

 

心底、「日本て凄い」と思い始めた自分が居た。くまなく鑑賞すれば数日はかかるだろう。

ルーブルに匹敵する。ちょっと大袈裟か。

我が邦人は、一人でも多く観るべきだ。日本人としての矜持と生きることの意味を思う。

 庭には、沢山の可愛いらしいウサギが点在。神話の世界を童話のアイテムで希釈。イメージが明るく温かくなる。

    

門前町の一角に一畑電車の発着駅。ここから宍道湖の北側を各駅停車で宍道湖駅までトコトコ。

   

 

数種類のカラフルな車輛。スイッチバックあり、自動車道路との並走あり、高校生グループ、外国人観光客ありで、楽しいトリップ。

しかしまあ揺れの激しいこと。以前に津山行の際にも触れたが、日本の電車が滑らかなのは東阪名福の大都市周辺だけ。

   

  

 

この日宿舎のホテル一畑。

  

半年前、湖の眺望できる部屋を予約。最後の一部屋だった。到着した部屋には、彼の地の友人から思いがけずに差し入れが届いていたのには驚いた。感謝感謝です。

流石の景観。生憎の雨模様で湖上遊覧はあきらめたが、刻々変わる夕暮れ時の変化は頭・身体を癒すに十分の余りある美しさ。

  

夜の食事はホテル内のレストラン。広い食事処でゆったり。

三酒の利き酒で知った”不昧公”は美味しかった。都会には殆ど出回らない。帰京してから通販でいまでも切らさない。客人に喜ばれている。

 

 

お目当ての二つ目は足立美術館。

  

名代の庭園に出ることは叶わないものの、言い古された日本の原点とも言うべき景色が心行くまで堪能できる。

とは行かなかった。順路は観光客で一杯だもの。

 

 

見物を終え、呼んだタクシーを待つ間に安来節の郷土館でランチ。戴いたのは勿論どじょう鍋。

      

タクシーで安来駅に向かう途次、車内で運転手より、この後の観光の予定を聞かれたのをきっかけに交渉事に発展。

松江城、お堀遊覧、小泉八雲記念館そして二日目の宿の玉造温泉へ、全部載せて行くと彼。果して8000円は安かったのか高かったのか。

バッグの上げ下ろしや乗り換え無し、しかも様々な観光案内風の話を聞けたのは大いなる収穫になった。

  

時間があれば、木船で堀を遊覧したかったなあ。 賑やかで静かな周りの風景に溶け込んでえも言われえぬ佇まい。

 小泉八雲記念館。

 

        

異国の人が、日本を選び住み、日本人となり、日本文化を愛し、自らも発信し、歴史になり、愛される。

その生涯と功績に暫し思いを致す。

 

美しい松江城。近年国宝となってさらに威容は増す。

 

二日目の宿は玉造温泉。

 

島根県立美術館は、宍道湖の畔。ロケーションが抜群、明るく開放的。収蔵作品が豊か。企画展はユニーク。

 

ランチは同館内のレストランで。行列でひとしきり待つ。一番人気のパスタを戴く。なるほど美味。

 

 

帰宅途次、直バスが着いた新百合ヶ丘は《映画祭》のただ中だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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