コロンビアの4月新譜の演歌CDを頂戴した。
タイトルは『思いやりだネ 人生は』。
歌:藤堂輝明 作詞:二木葉子 作曲:新倉 武
この時期にリリースとは、しかも演歌。と一瞬思ったのだが・・・。
今更営業計画を変えられない、ピンチをチャンスにの意図があったことだろう。が曲を聴いて、時を得た作品であると素直に思えたのだから芸術は不思議だ。
曲想は、北島三郎或いは村田英雄の世界に通じる。それもその筈、歌手の藤堂は日本民謡界の四天王の一人である。演歌ならぬ援歌である。
作曲の新倉武は日本芸能協会の代表理事でもあり、日本を代表する舞踊集団《若竹》の主宰もしている。コロナ禍無かりせば、恒例のアジアの国々との交流の只中であったろう。
この厄災は、世界を変えた。コロナ後をどう生きてゆくか。その転換が出来るか、すべての世界・分野で必死な模索が続いている。日本歌謡の世界も例外ではない。
自らの変革を急ぎつつ他をも鼓舞する。新倉は言う。「私たちの心を今この時に、の思いです」と。是非一度お聴きすることをお薦めしたい。
一 思いやりだネ 人生は
悩みあるなら はなしてごらん
心ひらけば 重い積荷も軽くなる
合縁奇縁の 世の中を
肩を寄せ合い 生きよじゃないか
みんなで楽しく歌おうよ 明日の歌を
二 思いやりだネ 人生は
自分勝手が まかり通るよ
時代の流れが 忘れかけてる人の道
千変万化の 世の中で
人の優しさ 変わりはしない
誰かが誰かを待っている 灯りをつけて
三 思いやりだネ 人生は
ゆずりゆずられ おかげ様です
心模様で 生きる暦も さわやかに
三寒四温の 世の中を
声をかけ合い 生きよじゃないか
集えば話に花も咲く 元気の花が
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