新潟県立近代美術館で開催の『北京・故宮博物院展』オープニングに参加。
東京発11時19発の”とき”で長岡へ。
長岡は初めての訪れだが、印象は整然とした立派な街。そのはずで、”日本列島改造論”の元宰相のお国許。道路は堂々と広く、建築物も、言っては悪いが鄙には勿体無いほどの意匠で魅力的。
ウィーク・デイにも拘わらず、市長を始めとして多数の来賓が参加、メディアも三脚付きカメラで、オープニングを取材。驚くほどの盛会であった。
もちろん、メインゲストとして地元新潟の中国総領事も参加。
日中両国の正常化の道を拓いた宰相の地元で、40周年の記念イベントを開催できたことで、市長は大いに気をはいた。曰く、「この展示は、日本の各地を巡回して、鑑賞者は95万人を越えた。この長岡で100万、200万人にしよう」
北京・故宮博物院の収蔵数は130万点。その中から、『女孝経図』など国宝など一品が200点。件の総領事は、「私も観た事のないものばかり」との弁。
尖閣列島の購入を政府が踏み切ったことで、ことはさらにややこしくなりそう。
かつてトウ小平は、「領土問題は次代の世代に託そう」と一つの方法を提案した。ナショナリズムを離れることができるか。大国になった意識に染まっている中国は、日本よりも難しかろう。
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