毎日がしあわせ日和

ほんとうの自分に戻れば戻るほど 毎日がしあわせ日和

心づくし

2010年09月23日 21時13分36秒 | 季節の行事
夕べの中秋の名月。

だんだん曇ってくるから 見られるのは宵の内だけ、とも言われてたけど、11時半過ぎにふと外を見たら、

見事なまん丸お月さま

そのままそ~っと外に出て、となりの小学校の校庭に。

苗から育てて 6月にグラウンド一面に張った芝が、夏休み中の校長先生の丹精込めた世話により 青々とした見事な芝生になっています。

月明かりの降り注ぐ広~い芝生を一人占めして ぜいたくな深夜のお月見(^^)



そしてけさ。

すさまじい土砂降りの雨と、畳の下から突き上げるような雷の音に叩き起こされました

布団の中で耳をふさぎながら ふと浮かんだ言葉が“浄化”。

秋分の日の朝から 天地まるごときれいさっぱり浄化していただけるなら うれしいことだなぁ♪


それにしても、きのうの昼間は8月といささかも変わらぬ暑さに 大人も子供も大汗かいてヒイヒイ言ってたというのに、うってかわってきょうの肌寒さといったらどうでしょう。。。

「暑さ寒さも彼岸まで」っていうけど、ここまで見事にころっと切り替わってくれたのは初めてだと思うなぁ(笑)



そういえば、今回はちょっと忙しくて お月見の仕度もおはぎ作りもできなかったんだけど、氣は心で きょうのお昼ご飯にお団子ぐらい作ろうかな~、と思い立ちました。

常備していたはずの上新粉が見当たらず、白玉粉と小麦粉をブレンドしてこね、さっと湯がいた簡単団子(^^ゞ、みたらし風にあんかけにして、青ねぎとすりおろし生姜を乗せて、まずはお供え。

ここまでヒンヤリしてると、やっぱり温かいものが食べたくなるものね♪

お月見とお彼岸と自分の好みがごちゃ混ぜになったようなお供え、ご先祖様もあきれてたかも


とそこへ、知り合いのおばちゃんから電話が。

「巻き寿司作ったから 持ちに(取りに)こんか?」


もちろん二つ返事で車を飛ばしました♪


以前旅館でいっしょに仕事してたこのおばちゃん、それはそれは陽氣でマメな働き者。

仕事の合間、ほんの数時間の昼休みも、私たちが昼寝などしている間に おばちゃんは家に帰って 畑仕事したり 漬物漬けたり。

おばちゃんのお漬物、中でも梅干は、ご近所さんから旅館のお客さんに至るまで 評判の美味しさ。

お祭りのときなど、地元の味・秋刀魚寿司やさば寿司を大皿いっぱいに作って、これまたご近所や仕事仲間にお裾分け。

そしてお父さん(ご主人)は 山仕事の大ベテラン。

ご夫婦して畑で野菜を作り、さらにそれを漬けたり干したり、お父さんが猟で獲った猪や鹿の肉もきれいに冷凍保存され、お茶も自家製なら 大きな切り株をくりぬいて作った巣でミツバチを飼って ハチミツまで採ってしまう。

まあ、この辺りの年配の人にはそれほど珍しくもないライフスタイルではあるのだけれど、私から見れば なんとも見事な自給自足ぶりなのです♪

きょうの巻き寿司のゴボウも 漬物の生姜も 自宅の畑で採れたもの。


お家に上がらせてもらうと、テーブルの上には すでに大皿に丸太のように何本も積まれた巻き寿司が。

そしてその横にど~んと置かれたのは、私の握りこぶしほどもある特大のおはぎ!

「食べたってぇよ」

と勧められるまま、おはぎ二個に巻き寿司二切れ、さらには「今年さいごのトマトや」と切ってくれた香り高い真っ赤なトマトスライスまで立て続けにいただいちゃいました♪

お茶を飲み飲み お二人とひとしきりお喋り、そして帰る時には 巻き寿司のほか おはぎにあんこ用の茹で小豆、お手製の梅干に梅酢生姜、掘りたてのサツマイモまで持たせてもらって もう幸せいっぱい

ここにお呼ばれするといつも、嫁いだ娘の里帰りのように おばちゃんの心づくしの品々をたっぷりご馳走になり、自家製の野菜や漬物をどっさり頂いて帰ることになるのです♪


自分ではお彼岸の用意できなかったけれど、つくづくありがたいことだなぁ、うれしいなぁ(*^ー^*)




ただひとつ問題が・・・


この時間になっても お腹ぜんぜん空かなぁい


巻き寿司のお夕飯はいつのことになるのでしょう。。。。