Casa Galarina

映画についてのあれこれを書き殴り。映画を見れば見るほど、見ていない映画が多いことに愕然とする。

平等院のミュージアムショップ

2006-06-28 | お出かけ
私、ミュージアムショップ大好きなんです。とりわけ最近の寺社仏閣のグッズコーナーは楽しいですよ~。しょうもない雑貨屋に行くよりも、楽しかった。これは、平等院のものをモチーフにした栞です。イカしてますねえ。シルエットでしかも半透明。トリミングの仕方がうまいですねえ。


店内は大勢の人で賑わっています。ポストカードに一筆箋、携帯ストラップなどどれもお洒落なデザインで目移りしてしまいます。


こちら私の戦利品。雲中供養菩薩像をデザインしたクリアファイルを中心に、シールや一筆箋などを購入致しました。いやあ、満足、満足。えっ、平等院はどうしたのって?ああ、そうそう。もちろん見ましたよ。鳳凰堂。もうこのミュージアムショップのインパクトが高すぎて(笑)。


10円玉の裏のように全景を撮るのは、困難でした。こちら、池に浮かぶ極楽浄土をイメージして作られた平等院鳳凰堂でございます。


屋根にちゃんと鳳凰が止まっております。


この写真の方が池に浮かんでいる雰囲気が出てるかな?それにしてもこの平等院鳳凰堂は当時の関白、藤原頼道による建立。この敷地は藤原家の別荘だったようで…。まあ、ピラミッドしかり、ベルサイユ宮殿しかり、時の権力者の遺産ってのは、スケールが違いますよね。今、為政者がこんなことしたら、税金使って何しとんじゃ!ってことでしょうなあ。


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宇治にて普茶料理

2006-06-25 | お出かけ
日曜日、1日宇治を小旅行してきました。もともと大阪人の私としては、京都と言えば市内近辺の観光がもっぱらで、いつか宇治の平等院に行きたい!と思っていたのですがなかなかチャンスがなく、京都に詳しい友人のすばらしいエスコートのもと、ようやく念願が叶いました。

コースは
普茶料理のお昼ご飯→萬福寺→平等院→宇治茶のお店で茶そば&デザート→三室戸寺であじさいのライトアップ
という流れでございました。いやあ、満喫、満喫。まずはお昼ご飯をご紹介。普茶料理です。

「普茶料理」とは、中国風の精進料理で、私も初めての体験でした。精進料理って、すごい簡素な和食というイメージでしたが、そもそも仏教は中国からきたわけで中華風な味というのも納得です。お店は萬福寺向かいにある、「黄檗普茶料理 白雲庵」です。


席に着くと、宇治茶と抹茶の落雁が。いやあ、ほっこり致します。


我々が食べたのは、インターネット予約限定の半月弁当。とってもおいしかったです。梅干しの天ぷらが入っていたのはビックリしました。私は右下の吉野くずの煮物がとっても気に入りました。まさに中華風あんかけですね。たけのこ、蓮根のシャキシャキ感がGOODでした。麩や湯葉もおいしかった。


お弁当の後にご飯とお吸い物。ご飯には、お茶のふりかけがかかっています。さすが宇治ですね。


さて、のれんに描かれているこのマーク。かわいいですね。お店の人に聞いてみたところ、お坊さんが托鉢の時にもっている鉢をデザインしたようです。


これは玄関に吊してあったもの。これは木槌で叩いて来訪を知らせるものですかね?このデザインもカッコイイなあ。後で萬福寺に行った時も、この模様がたくさんありました。何をモチーフにしているのかなあ。それにしても仏教美術のデザインって、めちゃめちゃカッコイイですよね。で、腹もいっぱいになったし、いざ萬福寺&平等院へとなったわけですが続きはまた明日~


<ちなみに白雲庵さんのHPはこちら


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桜の後のコーヒー

2006-04-12 | お出かけ
お花見の続き。室町蛸薬師下ルにある、「マエダコーヒー明倫店」に行ってきました。ここは、平成5年に廃校となった小学校を再利用した京都芸術センター内にあり、マエダコーヒーは小学校の教室をそのままカフェとして利用しています。


入った瞬間、懐かしい~っという感じ。廊下のきしむ感じが足裏に心地よいです。この日は教室や廊下でフラワーデザイン展が行われていました。トイレを目指して走る息子。「廊下を走ってはいけません!」という先生の声が聞こえてきそうです。


入り口は、まんま教室の扉ですね(笑)。普通「2年1組」とか書かれている札に「カフェ」と書いてあります。アート系のチラシなどがぺたぺた貼ってあるのは、いかにも京都のカフェっぽいです。教室内のテーブルに座りたい人は、席が空くまで待っている様子。テラス席ならすぐに座れます、ということだったので、我々は即効テラスへ。だって、すぐコーヒー飲みたいんだもん。


もちろん甘いものも頼みました。私はシュークリーム、友人が頼んだシフォンケーキにはシナモン風味のソフトクリームが付いていました。(うーんこっちの方がおトク感はあるなあ)ここは、コーヒーの種類も豊富で、そのどれもが350円と安いことにも好感が持てました。昨今カフェブームとあって、確かに雰囲気はいいけど、コーヒー一杯500円は高いだろ!?なんて思う店、多くありません?コーヒー党には、安くておいしいお店は嬉しい限りです。「甘いもの食べてると、幸せだね。」としみじみ語りほっこりする私と友人。その隣りで、息子はマンガを読みながら、じゅるっー!っとアップルジュースを一気飲みしていたのでした。

平野神社の桜

2006-04-11 | お出かけ
先週末京都の平野神社にお花見に行ってきました。あまりにも写真を撮りすぎたため、整理がたいへんで、ようやくアップ(笑)。ちょうど見頃でしたので、見渡せばどこもかしこも、満開の桜。本当に美しかったです。平野神社の桜は全部で400本ほどだそうですが、桜の種類が多く、時間差で満開を迎えるものが多いため、比較的長期に渡って花見見物ができるようです。ただ私はメインのしだれ桜の満開期が見たかったため、この週末は最も良い時期だったと思います。



境内には「桜湯」という飲み物があり、その売り場のまん前でお弁当を広げていたこともあり、とりあえず飲んでみました。昆布茶に似た味わいかな。「うまいっ!」ってもんでもありませんが、まっ縁起物ということで。



拝殿を中心に、しだれ桜と樹齢400年の楠木があります。たくさんの人手でしたが、花見だけで帰るのではなく、みなさんきちんとお参りしていました。ご祭神の九度神は台所の火の神様で、「おくどさん」という言い方はここに由来しているらしいです。(台所を「おくどさん」と呼ぶのは、京都だけかな?)

それにしてもソメイヨシノと違って、目を奪われるような豪華なしだれ桜には、美しさと同時に恐ろしさを感じますね。家の庭に植えたいかと言うと、ちょっと考えてしまいます。なんか、桜に生気を奪われそうな気がする。そう友人に言うと、「逆に桜からパワーをもらえるとも言うよ」との返事。そうか、なるほど。それも、ありだな。生気をもらえるか、吸われるか、それは見ている人の心の在り方一つなのかも知れない。桜は人を狂わせるっていいますもんね。樹木のパワーはすごいな。どう考えても、吸われるよりもらう方がいいや。しまった、もっとパワーをもらえるように念じながら見物するんだった。

清明さまの石

2006-03-30 | お出かけ
陰陽師で有名な、安倍清明の清明神社と言えば、まず京都を思い浮かべる人がほとんどだと思いますが、実は福井県の敦賀市にもあるんです。清明が990年~994年のある時期に敦賀に住み、天文の研究をしていたらしんですね。んで、先日寿司を食べに行ったついでに寄ってみました。

京都の清明神社は、清明ブームもあって、みやげ物屋で賑わい、若い女性も多いです。正直、便乗商売?と思えるような店もあり、最近はちょっとやりすぎ?なんて思ってしまいますが、こちら敦賀の清明神社は一転。どこにあんの?って感じの場所にありまして、それはそれはこじんまりとした神社でした。

玄関はよくあるサッシのドアで、中をうかがっても誰もいない。とりあえずお参りしようと賽銭箱の上の鈴を鳴らしたら、その音に驚いて床で昼寝をしていたんでしょう、おじいさんがむくっと起き上がりました。おじいさんの気配に全然気づいていなかった私もびっくりいたしました。

中に入ると、およそ10畳くらいの小さいスペース。祭壇が中央にあり、その下に掘ってある場所があり、そこに清明が占いに使ったという「祈念石(きねんせき)」が。おじいさんが、どうぞどうぞ写真を撮ってください。というのでパチリ。この石をどんな風に使って占っていたのかは謎なんだそうです。

そういえば、私の知り合いに非常に霊感の強い人がいて、以前みんなでバーベキューをしようと空き地で炭を起こす作業をしていたら、「あの石は動かしちゃだめだな」と感じる石があったそうです。で、準備が終わり何気にその話をしたら、もう1人の別の男性が「あっ、あそこの石やろ?」と指差したんです。「そうそう」とうなずき合う二人。二人ともすごく霊感体質らしいんですよね。勝手に川原で石なんか拾っちゃだめなのかも知れないですね。それにしても清明はこの石をどうやって見つけたんでしょう?やっぱり感じるものがあって自分で拾ってきたんでしょうか。いやあ、清明さまほどのパワーの持ち主、石のほうからやってきたのかも知れませんね。