Casa Galarina

映画についてのあれこれを書き殴り。映画を見れば見るほど、見ていない映画が多いことに愕然とする。

ラ・ラ・ランド

2017-02-25 | 外国映画(や・ら・わ行)
撮影のこだわりは評価。
でも、ジャズの描き方は疑問。
現代ジャズはスタンダードの良さを壊さずに進化し輝いている。死にかけてなんかいない。
「ジャズってBGMみたいなアレでしょ?」というセリフも古臭過ぎる。

そして主人公2人の人物としてのバックボーンが描けていないのは致命的。
セブがなぜそれほどにモダンジャズが好きなのか、よくわからない。
だから挫折のつらさが伝わってこない。全てが表層的。

Lゴズリングはステキだったが。

沈黙

2017-02-07 | 日本映画(た行)
★★★★☆ 2017年/アメリカ 監督/マーティン・スコセッシ

(映画館)

仕事で疲弊した体に鞭打ち、どうしても見たくて観賞。
どっと疲れが出た。が、作品は素晴らしかった。
ひたすら信じて死を選ぶ殉教者たちがこのご時世、自爆テロを行うイスラム原理主義者にも重なり。
信じるとは恐ろしいことだなと。私なんかますます宗教とは距離を置きたくなった。

キャスト陣の熱演は見事。塚本晋也の死の間際の演技に圧倒されたし、浅野忠信のつかみどころのない不穏な感じも良かった。
アンドリューガーフィールドもがんばってたよ。
なぜオスカーノミネートされなかったのかな。フェレイラに対面するシーン素晴らしかった。