Casa Galarina

映画についてのあれこれを書き殴り。映画を見れば見るほど、見ていない映画が多いことに愕然とする。

ディーパンの闘い

2017-09-30 | 外国映画(た行)
★★★☆ 2015年/フランス 監督/ジャック・オーディアール

(WOWOW)

2015年のパルムドール作品。
スリランカから難民としてフランスに逃げてきた3人。
異国の地で家族を装い必死に生きようとするが、事件に巻き込まれディーパンは戦わざるを得なくなる。
主役の存在感は抜群だし、見応えはあるが、疑似家族を守るため、父性の象徴として男が立ち上がる。
何度も見たようなストーリーなんで、これでパルムドールかあという気が。
あ。グラントリノもそんな感じよね。
同監督なら「預言者」の方がよかった。
娘の方がさっさとフランス語がうまくなるのは見てて辛かった。
しかし、フランスの郊外の荒れ方もえげつないね。

ブリジットジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期

2017-09-29 | 外国映画(は行)
★★★ 2016年/イギリス 監督/シャロン・マグワイア

(WOWOW)

「ブスでぽっちゃりだけど、天然で人のいいブリジットに堅物男が惹かれる」というところが肝なのに、
レネーが整形な上にギスギス体型になってて全然ダメ。ブ
リジットのやらかしもお寒いギャグにしか見えない。
ダーシー、この女はやめとけと思った。
そもそも、妊娠して父親がわからない状態でどっちにも報告って、
大人の女としてまずそれはないでしょうよ。無理がある。
脚本を読んで出演をやめたというHグラントは正しかったね。
でもそのせいなの?いきなり殺されてるしw
出演しなくても笑いには貢献。さすがです。

ピンクとグレー

2017-09-26 | 日本映画(は行)
★★ 2015年/日本 監督/行定勲

(WOWOW)

久々の時間を返して案件。
前半異様にかったるく、なんじゃこのぬるい映画はと思っていたら、
これがどんでん返し前の○○○だってことで。
じゃあそのぬるさはワザとだとしても
こんな退屈なものに作品の半分を費やすなんて、観客を舐めてる。
そして、どんでん後の後半も全く面白くない。
菅田将暉目当てで見たが、全くの無駄遣い。
前から行定勲は苦手だったが(もう「GO」だけだね、面白いの)、
これでもう見ないと決めた。
夏帆のビッチな演技も陳腐すぎて見ていられない。
とにかく全ての演出が陳腐。

ガール・オン・ザ・トレイン

2017-09-02 | 外国映画(か行)
★★★★ 2016年/アメリカ 監督/テイト・テイラー

(Amazonプライム)

通勤電車の窓から郊外の家を毎日眺める主人公。
そこはかつて自分が住んでいた家だった…。
ミステリーとしての出来映えもいいが、限られた人物をねっとりと描く映像と演出がいい。

暗い話なので好き嫌いは分かれそうだが
アル中のEブラント、彼女の夫と浮気しその後結婚したRファーガソン、その隣人のHベネット。
3人の女優が存在感のある演技をみせる。
そして撮影がとてもいい。カメラマンはデンマークの女性のシャルロッテ・B・クリステンセン。
「フェンス」や「偽りなき者」を撮っているようで、要注目かもしれない。