★★★★ 2009年/アメリカ 監督/デヴィッド・フランケル
<TOHOシネマズ梅田にて鑑賞>
「これ“マーリーと僕”なんだよ」
この物語、我が家とシチュエーションがそっくりなの。田舎に引っ越して、ラブを飼い始めたこと。犬を飼った後に子供が産まれたこと。そして、今年で14歳になり、若い頃の元気はどこへ行ったのってくらい、足腰も弱りはじめたこと。(びっくりしたのは、名前の由来まで、同じレゲエ繋がりだった!)
だから、観る前はどれほど号泣するかしらと思ったけど、これが意外や意外、かなり抑制の効いた作品なのだった。犬を間に挟んだ夫婦の物語、いや、これはマーリーを通じて、自分にとって一番大切な者は何かを悟った「ジョン・グローガンというひとりの男の物語」だと言ってしまっていいと思う。何たって、英語タイトルは「MARLEY&ME」なんだもの。
同じ業界で働く妻への嫉妬心、家庭を持つことの覚悟、夢を追いかける決心、そして、再び自分らしい生き方とは何かを悟ること。その節目節目に必ずマーリーの存在があり、どんな時もそばにいた。だからこそ、マーリーを失う時、共に生きた何年間に自分たち家族の姿が鏡のように映し出されていることを思い、ありがとうとありったけの愛情を伝えるのです。さすがに、ここは涙が止まりませんでした。
さて、確かにマーリーは訓練学校であきられるほどのやんちゃぶりだけど、同じラブを飼っている人間から言わせると、子犬の時期の躾がなってなさ過ぎ。飼い始めてから、1歳ぐらいまでの間にもっときちんとしつけておけば、こんなことになってないです。家の中で、あれだけほったらかしの、させっぱなしってのは、ありえません。このタイトル、マーリーが気の毒なくらいです。犬を飼っている人は、結構同じ感想の人、多いみたいですね。
とはいえ、大型犬だからこそ、悪さをした時のハチャメチャ度ってのはやっぱ笑える。 あんなの、トイ・プードルとかチワワじゃ、絶対起きないもん! うちだって、物干し台引きずって走ったこともあるし、障子の紙全部穴空けたこともあるし、 「たすけて~~~」って言う目にいっぱいあってます。 まあ、これぞ大型犬を飼う醍醐味ですね。
私としては、マーリーと子供たちとのエピソードをもっと入れて欲しかったなあ。犬と暮らすことで、おそらく子供たちはいろんなことを我慢したり、喜びを得たりしたはず。そこが、膨らんでいればもっと感情は高ぶったかも知れません。でも、子供向けに完全にシフトした作品ではなく、大人向けにきちんと作った作品という感じで、なかなか良かったです。
<TOHOシネマズ梅田にて鑑賞>
「これ“マーリーと僕”なんだよ」
この物語、我が家とシチュエーションがそっくりなの。田舎に引っ越して、ラブを飼い始めたこと。犬を飼った後に子供が産まれたこと。そして、今年で14歳になり、若い頃の元気はどこへ行ったのってくらい、足腰も弱りはじめたこと。(びっくりしたのは、名前の由来まで、同じレゲエ繋がりだった!)
だから、観る前はどれほど号泣するかしらと思ったけど、これが意外や意外、かなり抑制の効いた作品なのだった。犬を間に挟んだ夫婦の物語、いや、これはマーリーを通じて、自分にとって一番大切な者は何かを悟った「ジョン・グローガンというひとりの男の物語」だと言ってしまっていいと思う。何たって、英語タイトルは「MARLEY&ME」なんだもの。
同じ業界で働く妻への嫉妬心、家庭を持つことの覚悟、夢を追いかける決心、そして、再び自分らしい生き方とは何かを悟ること。その節目節目に必ずマーリーの存在があり、どんな時もそばにいた。だからこそ、マーリーを失う時、共に生きた何年間に自分たち家族の姿が鏡のように映し出されていることを思い、ありがとうとありったけの愛情を伝えるのです。さすがに、ここは涙が止まりませんでした。
さて、確かにマーリーは訓練学校であきられるほどのやんちゃぶりだけど、同じラブを飼っている人間から言わせると、子犬の時期の躾がなってなさ過ぎ。飼い始めてから、1歳ぐらいまでの間にもっときちんとしつけておけば、こんなことになってないです。家の中で、あれだけほったらかしの、させっぱなしってのは、ありえません。このタイトル、マーリーが気の毒なくらいです。犬を飼っている人は、結構同じ感想の人、多いみたいですね。
とはいえ、大型犬だからこそ、悪さをした時のハチャメチャ度ってのはやっぱ笑える。 あんなの、トイ・プードルとかチワワじゃ、絶対起きないもん! うちだって、物干し台引きずって走ったこともあるし、障子の紙全部穴空けたこともあるし、 「たすけて~~~」って言う目にいっぱいあってます。 まあ、これぞ大型犬を飼う醍醐味ですね。
私としては、マーリーと子供たちとのエピソードをもっと入れて欲しかったなあ。犬と暮らすことで、おそらく子供たちはいろんなことを我慢したり、喜びを得たりしたはず。そこが、膨らんでいればもっと感情は高ぶったかも知れません。でも、子供向けに完全にシフトした作品ではなく、大人向けにきちんと作った作品という感じで、なかなか良かったです。