Casa Galarina

映画についてのあれこれを書き殴り。映画を見れば見るほど、見ていない映画が多いことに愕然とする。

白のクロッカス

2007-03-30 | 四季の草花と樹木
一段と清楚でかつ華やかです。

花びらのこんもりした膨らみが
安物の球根とは段違い。



問題はひとつの球根からいくつ花を咲かせるか、ということで。
しばらく観察を続けたいと思います~

紫のクロッカス

2007-03-29 | 四季の草花と樹木
白と紫のストライプのクロッカス。

サカタのタネでちょっと奮発していい球根を植えました。
やっぱりお高い球根は、花も豪華ですわ~^^
先に咲き始めた黄色いクロッカスはホームセンターで
買ったもの。花の大きさが全然違います!

花壇のふちに紫と白を植えているのですが、
次々と咲き始めました。


紫と白の組み合わせって、すごく好きなんですよね。
とっても品がありますわ。

屋根に登る

2007-03-27 | 子育て&自然の生き物
先日息子は家において夫婦で出かけ、家に帰ってきたら、
近所の子供たち共々我が家の屋根に登っていた…。
こら~~と叱って、とりあえず屋根から下りるよう命令(笑)。

しかし、一体どこから登ったのだ!と家の周りを見渡したら、
おととしに夫が自分で作った隣家との垣根づたいに登っていたのであった。

「屋根に登ると気持ちいいのはわかるけど、勝手に登って事故したらたいへんだろ!」と夫に叱られる息子。

以来、天気のいい日には「おとーさーん、屋根に登ってもいい?」と聞いている。
昨日は4月下旬並みの暖かさということもあり、許可が下りた。

あんまり気持ちよさそうなので、脚立を出してきて夫も登ってしまった。


「おかあさんも気持ちいいからおいで」と息子から言われるも、
脚立から屋根に飛び乗るのが怖くてできない。
脚立の一番上ですでに足がプルプル…
ああ、平均台とかとっても苦手なんです、私。


気持ちよさそうだなあ…
息子はこの家の裏手にある垣根から猿のように屋根に登る。
子供は身軽だな~!


2007-03-26 | 日本映画(さ行)
★★★★☆ 2007年/日本 監督/黒沢清
<梅田シネ・リーブルにて鑑賞>

「絶望と孤独を喰らう赤い服の女」



(ラストシーンについて触れています)
まず、黒沢清監督の作品について、好きか嫌いかと聞かれると嫌いである。で、すごいかすごくないか、と聞かれると、すごいと答える。だから、しょうがなく見る(笑)。こういうのを、いやよいやよも好きのうち、と言うのだろうか…。

さて、最新作「叫(さけび)」について。これまでの黒沢作品というのはおおむね「目に見えない存在がもたらす恐怖」について描いたものが多かった。しかし、新作では「幽霊」がちゃんとした人の成りをして登場してきたのが非常に新鮮であった。ただ、これまたややこしいのは、一応「赤い服を着た幽霊」は映像として登場しているけど、これは何かの象徴であるかも知れないし、実ははなから存在していないなんて解釈も可能なのが、黒沢清。私は基本的にパンフレットを買わない主義なので、その辺は勝手に想像するしかない。

で、まさにこの「勝手に想像する」ことが黒沢作品の一番大きな醍醐味なんである。以前、「SAW」のレビューでも触れたけど、映画を見終わってあれこれ検証するのが私は好きではない。「答を求めて検証する作業」と「勝手に意味を想像する作業」には雲泥の違いがある。何せ後者の方は自分の出した答が正解なんだもの。

赤い服の女(葉月里緒菜)は、耐え難い孤独を抱えた人間の前に現れる。彼女は彼らに「全部なしにすること」を示唆する。おそらく赤い服の女は、さまざまなの人々の前にも現れているのだろう。役所演じる吉岡のカウンセリングを行う精神科医(オダギリジョー)も、幽霊の話になった途端、動揺し机の上のものをぶちまけたりしている。彼もすでに赤い服の女を見ているのかも知れない。

赤い服の女は、律儀にドアを開けて出て行く時もあれば、スパイダーマンのような飛行で空高く飛んでいくこともあって、この行動の一貫性のなさはどう考えればいいのか、非常に悩むところ(笑)。私は、ドアを開けて出て行くような描写の時は、実は死んだ恋人の春江(小西真奈美)が赤い服の女として目の前に現れているんではないかな、なんて想像してみたりもした。ラストシーンは、春江の叫びである。ただし、音は消されている。その叫び声は、劇中赤い服の女が発していたものではないかと思うのだ。そもそも、最初の死体も赤い服を来ていたし。

しかし、あの叫び声はすごかったですね。声でR指定出されてもおかしくないんじゃないでしょうか。落ち込んでる人が聞いたら狂ってしまいそうです。

埋め立てられる湾岸地帯が土壌となり、人間の孤独を糧に赤い服の女は増殖し続ける。ただひとり「許してもらった」吉岡は、誰もいなくなった湾岸地帯をひとり彷徨い続けるのだろうか。この「許される」ということをどう解釈するのか、というのも面白いところだろう。

あなたもふと、鏡をのぞくと、赤い服の女が見えるかも知れない。なぜだか知らないけど海水を汲みたくなるかも知れない。そう思ってしまう人は、十分に鬱状態。黒沢作品は、カウンセリングに行くより簡単なリトマス試験紙だ。


3日連続の雪

2007-03-19 | 木の家の暮らし
冬に逆戻りですね。
今日で3日連続雪降ってますけど、全く積もってません。
風はぴゅーぴゅー冷たいし、一番嫌な寒さです。
いっそのこと積もってくれたら景色もキレイなのになあ。

さて、最近デジカメの調子が悪くって、
更新も滞り気味(悲)。
単三のアルカリを充電して使うタイプなんですけど、
もうほんっとにすぐ電池が切れちゃう。


そもそも、寒いところはすぐに電池を食っちゃうんですよ。
ネットでいろいろ見てたら寒さ対策もしてるデジカメってあるんですね~。
氷点下でも大丈夫!とか。
そろそろ買い換えかな…



ドリーム・ガールズ

2007-03-14 | 外国映画(た行)
★★★★★ 2006年/アメリカ 監督/ビル・コンドン
<MOVIX京都にて鑑賞>

「パフォーマンスのすばらしさに圧倒されて号泣」



拝啓 ジェニファー・ハドソン様

先日のアカデミー賞で、歌がうまいだけで賞をもらっていいのかと思ってしまったこと、どうかお許しください。あなたのパフォーマンスは、本当にすばらしかった。私は、あなたに助演女優賞ではなく、主演女優賞を贈りたいほど感動いたしました。その気持ちに免じてどうかお許し下さいませ…

と、ジェニファー・ハドソンに謝りたいくらい、もお~、ほんっとにすばらしかったです!ソウルファンの私にとっては、極上のエンターテイメントを堪能させてもらって、もうお腹いっぱい!という感じでした。全ての楽曲がすばらしくて、早速サントラゲットしようと思います。あんまり良かったもので、何から書いていいか、わかんないです…

ええっと、まずジェニファー・ハドソンですね。彼女のパワフルな声は本当にすごかった。私は、ブラックミュージックがたいへん好きなのですが、実はあんまりにも歌唱力まるだしのボーカリストは、実は好きではないんです。その典型がホイットニー・ヒューストン。歌い上げるほどに「もうあんたが歌うまいの、わかったよ」なんて気持ちになって冷めちゃうんです。ところが、なぜかジェニファー・ハドソンの場合は、そういう気持ちにならなかったなあ。おそらくエフィという人物が自分の歌に絶対の自信を持っていて、歌わずには生きていけない、そういうキャラ設定があったからだと思います。カーティスに向けて歌うあの歌は、凄まじかった。未だに「LOVE ME!」というあの歌声が耳から離れません。

それから、ビヨンセ。ソウル大好きなんですけど、最近のR&Bは聞かないの。だって、どれもおんなじなんだもん。ってことで、ビヨンセの歌は始めて聴いたわけだけど、とりわけ「Listen」はとっても良かった。それに、リードボーカルを任されたその瞬間から輝き始めるその様は、さすがスター!のオーラが出まくっててもう目が釘付け。あと、ファッションね。どれもこれも本当にステキだった!まさに「ディーバ」の輝き!この衣装はエフィには着られないよな…ってものばっかりでしたが(笑)。
10kgも体重を落としたという努力がしっかり報われてました。で、なぜ、彼女はアカデミー賞の主演女優賞にノミネートされなかったの!?

エディ・マーフィもこんなに歌がうまいんだ、とビックリ。私は「リトル・ミス・サンシャイン」も見たけど、私ならエディ・マーフィにオスカーをあげます。つーか、作品賞もノミネートされてないんだよね?なぜ、なぜ、どうしてなの!?とアカデミー気分もすっかり終わったこの時期にほざく私。

ジェイミー・フォックスは、「Ray」を先日見ていたので、音楽の才能は充分承知の上で見たんですが、非常に損な役回りでしたね。物語を盛り上げるために、ヒールになっちゃったみたいで。ただ、全体を見渡してみて、この作品の本当の主役は彼だったんじゃないか、と感じるほどのすばらしい演技でした。彼が先見の明があったのは紛れもない事実で、みんなスターになれたのは彼のおかげなのにね。富を得るごとに道を踏み外してしまったのなら、彼の周りの人たちがそれを彼にもっと早く教えてあげるべきだったのに…

なーんて、物語のあれこれを何だかんだつつくのは、この作品には無意味!すばらしい音楽の洪水にただ身を委ねて、聞き惚れて、泣きましょう!
もう1回見に行きたい!

タネツケバナ

2007-03-08 | 四季の草花と樹木
白くて小さい花が、花壇の周りのあちこちで咲いています。
図鑑を片手にうんうん唸りつつ、探してみると
「タネツケバナ」という花のようです。



早春の頃は背丈が低く、高さは20~30cmになるようです。
タネツケバナの名前の由来は、
「種もみを水に漬け、苗代の準備をするころに花が咲く」から。
日本は田んぼにまつわることが名前になっているもの多いですよね。

4月を物事の始まりにしているのも、
全ては稲作の始まり~終わりを一つの流れとしていた習慣の名残と
聞いたことがあります。

米が基本なんですね、日本は。