Casa Galarina

映画についてのあれこれを書き殴り。映画を見れば見るほど、見ていない映画が多いことに愕然とする。

レヴェナント: 蘇えりし者

2017-03-26 | 外国映画(や・ら・わ行)
★★★★ 2015年/アメリカ 監督/アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ

(WOWOW)

襲撃されるデカプの後ろ姿から、馬に乗るデカプの顔の真横にカメラが来て、
そのまま崖まで落ちるまでがワンカットとか、撮影どうやっってんの!?の連続。
デカプとルベツキの狂気は半端ない。
でも、撮影同様に物語に没入できるかというとそうでもなく。
ひたすら撮影すげえなで終了。とはいえ、凄いもん見たなの感動に満足。

哭声/コクソン

2017-03-21 | 外国映画(か行)
★★★★★ 2016年/韓国 監督/ナ・ホンジン

(映画館)
冒頭豪雨の殺人現場のカメラワークに、Dフィンチャーを想起する。
ここからして、凄いものが始まるという予感にゾクゾク。
サスペンス、ホラー、ゾンビ、悪魔払いなどの要素ぶちこみつつ、ロングショットの美しさ、精緻な脚本が一級品。
かつ、笑いとアクションまで織り込み極上のエンタメに。

村の人々がゾンビ化する中盤、ややだれてしまうのだが、それを上回る強度にただただ圧倒される。

果たして、國村隼は悪魔なのか、キリストなのか。
あっちこっちに観客の意識を揺さぶり続けたあげく、
ラストは宗教問答で真相は藪の中。

全編散りばめられた暗喩が一度見ただけで咀嚼できるわけもなく。
再見して堪能したいと思う。

久しぶりに凄いのを見た。傑作。

さざなみ

2017-03-17 | 外国映画(さ行)
★★★☆ 2015年/イギリス 監督/アンドリュー・ハイ

(WOWOW)

夫の50年前の元カノの死体が氷河で若かりし頃のままの状態で見つかり動揺する妻。
まず夫が速攻「僕のカチャ(元カノの名前」と言うあたりで苛つかせるに十分。
一度生理的嫌悪感持つと女って、ぬぐえないものなのよ。
ラストのS ランプリングの表情に全部持っていかれます。