Casa Galarina

映画についてのあれこれを書き殴り。映画を見れば見るほど、見ていない映画が多いことに愕然とする。

バーフバリ 伝説誕生

2018-08-25 | 外国映画(は行)
★★★ 2017年/インド 監督/S・S・ラージャマウリ

主人公がムッキムキのおじさんってことで自分の王子像との乖離が激しい&全く自分のタイプじゃないため入り込めない。そんな人いるのかなw まあ、世界中のエンタメを詰め込んだ勢いはすごいのだけど。このノリには全くついていけない。

マインド・ゲーム

2018-08-20 | 日本映画(ま行)
★★★☆ 2004年/日本 監督/湯浅政明

湯浅作品の脳内ドーパミンが出るようなめくるめく映像は好き。でも、年のせいか、勢い有り余る映像に後半疲れて集中力途切れ物語がよくわからなくなった。もう1回観ればいいのだろうが、その気力はない。もうこういう集中力の必要な映画を見る体力がなくなってるんだろうなあ。

ミッション:インポッシブル フォールアウト

2018-08-16 | 外国映画(ま行)
★★★★☆ 2018年/アメリカ 監督/クリストファー・マッカリー

往年のハリウッド女優みたいな造形のレベッカファーガソンがすごくタイプ。ベタだけど黒ジャンプスーツのバイク姿がたまらん。ストーリーどうでもよくなってるから、本編後にメイキングを1時間ほど付けてくれたら大興奮なんだけどな。

現金に体を張れ

2018-08-13 | 外国映画(か行)
★★★★ 1956年/アメリカ 監督/スタンリー・キューブリック

時系列をいじって物語をスリリングに見せる先駆け作品。競技馬が位置についてスピーカーが映される無機質なカットの繰り返しが無性にカッコいい。キューブリック映像の緊張感はロジカルに説明できるはずと思うのだが、未だにその答が出ていない。

リバーズ・エッジ

2018-08-11 | 日本映画(や・ら・わ行)
★★★☆ 2018年/日本 監督/行定勲

1993年の原作を2018年に送り出す意図はどこにあるのか。それこそが本作の肝と思うが、原作ほぼ完コピで岡崎リアル世代がノスタルジーに浸るだけの作品になったような気がしてならない。山田や吉川が感じていた死への憧憬と憎悪を現代に蘇らせるのは実に困難な作業だ。

岡崎ファンとしては「ヘルタースケルター」で散々懲りたので落胆するのは想定内。映画化を熱望したという二階堂ふみの演技が見たくて鑑賞した。それにしても二階堂はじめメンバー全員高校生に見えないよね…。ドキュメンタリー風のインタビューシーンも狙い過ぎでしらけてしまった。

バトル・オブ・ザ・セクシーズ

2018-08-06 | 外国映画(は行)
★★★★ 2017年/アメリカ 監督/バレリー・ファリス ジョナサン・デイトン

クズ男を叩きのめすような爽快ストーリーではない。女性の地位向上のため戦う公人と同性への愛に目覚める個人の狭間で揺れる1人のアスリート女性の物語だ。エマストーンの抑えた演技がすばらしく、実に丁寧に再現された70年代前半のアメリカ風俗も見応えがある。

なんでこの邦題なんだ?という作品が多いのに、本作は原題ママだった理由はなんなのだろう。日本人にはわかりづらく、また本作の真意も伝わりづらいタイトルになってしまった。とてもいい作品ゆえに惜しい。

惑星ソラリス

2018-08-03 | 外国映画(や・ら・わ行)
★★★★☆ 1972年/ソ連 監督/アンドレイ・タルコフスキー

日本で撮影したモノクロ首都高がとんでもなくカッコいい。船内セットも旧ソ連時代の美術として興味深い。睡眠中の想念が実体として現れ、何度も蘇るホラー展開に凍る。思い出に留まることを選んだラストシーンは原作と異なるらしく、これは原作を読まねばと思った。