Casa Galarina

映画についてのあれこれを書き殴り。映画を見れば見るほど、見ていない映画が多いことに愕然とする。

瑠璃光院

2018-11-27 | お出かけ
今年の紅葉巡りは瑠璃光院。NHKで放映された「京都人の密かな愉しみ」で見てぜひ行きたい!と思ったのだが…なんで、こんなに人多い!?特に中国からの観光客の多さったら、尋常じゃない。現地に10時に着いて、入場チケットが12時。2時間の待ち時間は周辺を散策。確かに庭は極上の美しさだけど、書院の机に映り込む紅葉写真を取る人が場所を陣取っていて、全く動かない…。とにかく中も人が多く、もっとゆっくり見たかったというのが正直な感想。あまりに疲れたので、1500円払ってお茶室でお抹茶をいただいたわ…。庭を見に来ているのか、写真を撮りに来ているのか…。まあ、後者の人が大半なんだろうなあ。とにかく疲れた。来年はもっと穴場を探して行かねばなるまい。

手塚治虫記念館

2009-08-13 | お出かけ
以前からずっと行きたかった、宝塚市にある「手塚治虫記念館」。
大阪に帰省したので、息子と行ってまいりました。
いや~、良かった!

1階の展示室に、小学生や中学生の治虫少年が描いたマンガやノートなどが
多数展示してあるのですけど、ここが圧巻。
入って速効、パンチくらってKOされました。
上の写真は中学生時代の昆虫スケッチ。写真か!?と見間違えるような精密さです。
小学生の時の漫画も、ありえないくらい完成度高いし。
小6の時に描いたマンガの中に、すでに「ヒョウタンツギ」の原型が描かれていたんですよ!



これは、中学生の時に描いていたマンガ(だと思う)。
同じく中学生の時の昆虫観察日誌にもね、
ノートにビシーっと昆虫の名前が書いてあって、その字が小さい!
そして、字が上手!印刷物みたいなんですよ、どれもこれも。
次から次へと来るお客さんが「わー!」とか「すげー!」とか
みんなそればっかし(笑)。

マンガに着手する前にまず物語を作るってんで、
SF探偵物のような文章が原稿用紙に書いてあるんですが、
これ本当に中学生が書いたの!?って文章です。


食い入るように見る息子。

2階は企画展とミュージアムショップ、そして手塚全作品が読み放題のスペース。
私が行った時の企画展は、「手塚治虫のストーリーマンガ」というもので、
ストーリーテラーとしての手塚にスポットを当てたものでした。
こちらでも、豊富な原画が展示されていて、見応えがありました。
1947年に手塚のマンガを読んだ読者が
「こんなマンガ見たことない。まるで映画をみているみたい」と言ったとか。
手塚マンガのコマ割りのテクニックや、スピードの変化、俯瞰の絵の効果的な使い方など、
映画表現との類似性を様々な角度から検証していて、とても興味深かったです。


ミュージアムショップでは、
水木プロとのコラボによるヒョウタンツギと目玉オヤジのクリアファイルと
アトムのクリアファイル、


そして、携帯ストラップと一筆箋を買いました。

他にも、いろいろありましたよぉ~。

仕上げは、手塚マンガ読み放題スペースで、親子で没頭。
私は「MW」を読破しました。すっごい面白いの、これ。
映画は原作と全然違うって、散々な批評でしたけど、
DVDになったら見ようかな。

とにかく、関西人でありながら、なぜ今まで行ってなかったのだ!と反省。
子供は100円という安さにも驚き。
しかし、何といっても「手塚治虫は天才だね」コレ、何回言ったかわかりません。
また、機会があれば行きたいです。
ちなみに写真は撮影OKの場所で撮りました。
企画展のみアウトでしたけど、他は至ってOKなのでした。
あー満足、満足。





乙訓寺

2009-05-01 | お出かけ
長岡天満宮から徒歩で15分くらい歩いたら、乙訓寺。
(おとくにでら で変換しないぞ。どうなってんだATOK!)

チケットがカワイイっす。


こちらも満開は少し過ぎてました。
でも、いろんなぼたんが楽しめましたよ~。
実は、最初息子に「かあちゃんと一緒にぼたん見に行こうよぉ~」って言いましたら
かなり渋々付いてきまして。
どうやら、洋裁好きの私だから、
洋服に付けるボタンを見に行くんだと思ってたらしい。
「ボタン屋さんじゃないのぉ~」と言う息子の言葉でビックリ。はは。







もちろん、御朱印頂きました。

真ん中の炎が燃えている印は、高野山と同じだぞ。
ふむふむ、空海繋がりだもんね。



長岡天満宮のキリシマツツジ

2009-04-30 | お出かけ
友人に誘われて、長岡天満宮のキリシマツツジを見てきました。
その前の週末に強い雨もあり、全方向が満開というわけではなかったけど、
真っ赤なツツジを堪能しました。


遠目から見ると、友人が「赤いブロッコリーみたい」と。ははは。
まさにそんな感じです。

結構な背丈があるんですよね。

樹齢130年以上らしいです。
ツツジって、こんなに大きくなるんですね。
驚きました。

お天気も良く、観光客で賑わっていましたよ。

さて、私は御朱印帳なるものを持っているくせにいつも持ち歩くのを忘れているんですよね。
今回は、ちゃんと持って行きました。
つーわけで、長岡天満宮の御朱印はこちら。

さすが、菅原道真公ゆかりの神社。
この牛って、太宰府天満宮にいるあの牛ですよね?
ちゃんとお参りもして、次は徒歩で乙訓寺へ向かいました。
(続く)

坂本龍一Piano Concert in Kyoto

2009-03-23 | お出かけ
22日、日曜日、坂本龍一さん(以下、教授)のピアノコンサートに行ってきました。
場所は、京都府民ホール。クラシック仕様の500人収容程度の小さなホールで、
なんと、最前列での鑑賞でした。
しかも結構真ん中左より。演壇が低くて(たぶん1mもない)教授まで3メートルあるかなし。
目の前でピアノを弾いてもらっているような、とっても至福の時でした。
ぶっちゃけ、演壇よじ登って、教授を後ろからハグしたい衝動にかられましたが、
隣席の友人に耳打ちすると「あっという間につかまって連れ去られるんやろうなあ。」と言われました。

ホール内には、お香の薫りが立ちこめており、
静まりかえったホールに響くのは教授のピアノの音色だけ。
まさに、魂の浄化とでも申しましょうか。極上ヒーリング体験でした。
目をつぶって聞いていると、トリップしそう。
これは、京都だからお香を焚いたのでしょうか。
他地域でも導入されているのか、気になるところです。

さて、ある曲を演奏している時だけ、携帯で撮影してもいいよ、と教授が言うのです。
これは、教授らしい大変Smartな仕掛けで、
ランダムに鳴り響く携帯のシャッター音が効果音として演奏曲と合わさり相乗効果を生み出すのです。
この曲だけがアップテンポリズムで、見事にシャッター音とマッチングしていました。
また、この試みは、おそらく隠し撮りしてはネットにアップしていく、
そんなネット社会への教授なりの対処法ではないでしょうか。
逆手にとって、それを自分の音楽として組み込んでいくのが、とても教授らしい。




そして、今回の全国公演。
なんと毎回全曲を公演直後にi-tuneで配信しているんですね。
これも、こっそり録音して売りつけたりする、
そんな不届き者が後を絶たないことへの対処法だと思います。
教授含め、YMOファンは、熱狂的なファンが多く、
こうした海賊版や未発表音源を違法とわかって購入する人がいる。
しかしきちんと美しい音源で提供すれば、わざわざ音質の悪い海賊版を買う人はいません。
今回は1公演、1500円で配信しています。私も後でi-tuneチェックしようっと。

実は東京公演で赤ちゃんの泣き声についてのクレームがmixiのコミュニティで飛び交っていましてそのことをキャッチしている教授。
「mixiでそういうスレが立ってるんだよね?」と客席に向き直る教授。
思わず「そうそう」と頷き返す私。あの時、完全に目が合いました。(←アホです)

「小さなホールはいいね。本当は5人くらいの茶室のようなところでやりたいな。
きっとスタッフの方が多くなるだろうけど(笑)」 と、教授。
そんなところに招かれたら、どんな気分でしょう。
でも、チケット代はいくらになるんだ。(←膨らむ妄想)

公演ごとに気分によって演奏する曲をチョイスしているらしいのですけど、
「今日は暗い曲が多いですね(笑)。でも、クラ気持ちいいって、感じ。
今日はそういう気分なのかな。」と言ってました。

全曲、ピアノソロですので、始まる前は「寝ちゃうかも」なんて言ってたんですけど、
寝るどころか、ピアノを弾く教授の姿と音楽にうっとり。
終盤弾いた「ラスト・エンペラー」のテーマ曲で気持ちが一気に盛り上がり、うるうる。
また映画を見たくなりました。近々借りようっと。

少しも見逃すまい、聞き逃すまい。しっかりと耳を傾けながらの、あっという間の2時間。
ああ、ありがたや、ありがたや。生きてて良かったです。




ブルーノ・ムナーリ展

2008-06-08 | お出かけ
無理矢理息子を引っ張って、
滋賀県立近代美術館で開催中のブルーノ・ムナーリ展に行ってきました。
ブルーノ・ムナーリは、イタリアの美術家で、
グラフィックデザイナー、プロダクトデザイナー、絵本作家など、
多岐に渡って活躍したアーティストです。


美術館は撮影禁止なので、
写真で説明できなのがツライところ。
しかし、実に面白かったです。

デザインの仕事をしている自分とすれば、
イタリア人らしい鮮やかな色遣いと独創的なアイデアに感心することしかり。

終戦直後に息子のために書いた絵本は、
ページの中に小さな扉がついてるいわゆる仕掛け絵本。

また、穴しか開いていない、線しか書いていない「読めない絵本」など、
絵のない絵本で作り手と読者の間にコミュニケーションは存在するか
と言う実験的な絵本もあります。
知育絵本として、現在このような絵本が多数見受けられますが、
これが元ネタでは?と思えます。

「きりのなかのサーカス」と言う絵本は
トレペに絵が書いてある絵本で、トレペの半透明具合を「霧」に見立てているんです。
ですから、ページが重なっていても、向こう側の絵が見える。
それが霧の向こうにぼんやりと何かが見えるようなんです。
このアイデア、すばらしい。と思うのと同時に、印刷会社さんが偉い!なんて思ったりして。

ゼログラフィックスと言う手法もムナーリが編み出したもので、
コピーの最中に模様を描いた紙を左右に動かしたり、こすらせたりすると
不思議な模様ができる。それをコラージュして絵本を作ったりしています。

「役に立たない機械」という本では、
まるでこれは「ピタゴラスイッチ」ではないの!と思わず叫んでしまいました。

展示の出口で、紹介された絵本が全て手にとって読めるんです。これがすばらしい。
「欲しい!」と思う絵本がいくつもありましたが、何と1冊5000円ほどするではあーりませんか。
ポストカードで我慢です。。。



まあ、何を見ても、「このアイデアは○○に使われているようなあ」と思える元ネタの宝庫なのでした。
今回の企画展はブルーノ・ムナーリの生誕100周年記念ということ。
「2001年宇宙の旅」じゃないですけど、やっぱりデザインの世界は、
この100年くらいじゃ、何も変わってないなというのが実感です。
いや、むしろデザインと言う世界に進化はあるのだろうか、とすら感じます。



明石焼

2007-11-07 | お出かけ
はあ…毎年この季節は異様に忙しいのです。
11月から12月中旬にかけて。
おかげでちっとも更新できません。
このネタ「お出かけ」のカテゴリーに入れてるのが悲しい。
本当のお出かけがしたいよ!

さて、昨日は取材で西明石まで出かけました。
で、せっかくなので明石焼を食べて帰ってきました。
もう~久しぶりですね!明石焼食べるの。
うまかった~。
地元では、玉子焼って言うのですね。
確かに卵のふんわり感が持ち味ですから玉子焼でもうなずけます。

だしにつけて食べる。で、このだしがウマイ!

私は大阪人ですから、家でたこ焼きは作りますけど
明石焼は無理だな~。

京都北部から西明石までは遠い!
ってんで、帰りは新幹線乗っちゃいました!
ごめんなさい!(って誰に謝ってんだ?)

偶然、新しい700系に乗れました。
先っぽ、なげー。

ああ、これ乗って本物の旅行がしたい…
でも、周りを見渡せば疲れたサラリーマンがいっぱいなのでした。
みんな、お疲れさん!



高野山旅行~写仏

2007-09-21 | お出かけ
宿坊の宿泊では、写経と写仏をすることができます。
それで、初めて写仏を体験したわけですが…

これは修行の一種であるため、写仏をする前には
お風呂に入り、歯も磨いて、体を清めておく。
で、おもむろに正装したお坊さんが部屋にいらして
写仏の仕方を説明し、お経を唱えます。

で、早速開始。私語は慎むように、と言われるものの、
難しいねえ~などとぼそぼそしゃべりながらスタート。

見本の絵を下に敷き、上に半紙を置く。
いわゆるなぞり絵ですね。
あんまり線が細いので、こりゃあ難しい!と思ったんだけど
やっている内に筆遣いも慣れてきてだんだん面白くなってくる。
友人共に無言。

上の「不動明王」が私の作。
こちら、友人が写した観音様。


楽しいって言葉は適切じゃないのかも知れないけど、
すごく楽しかった(笑)!!
だってね、小さい頃よく漫画の上にトレーシングペーパー置いて
オスカル様とか写してたから。オスカル様の金髪も難しかったもんね~。
これ、またやりたいです。


高野山旅行~宿坊

2007-09-20 | お出かけ
忙しくって、全然ブログを更新できませんでしたm(_ _)m

というわけで、久しぶりの記事は旅行のお話。
先週末、友人と高野山に行きました。
なんか、最近体調が思わしくないし、やる気も低下中だったので
これはもう、パワースポットに行くしかない!ってことで。

同性のお友だちと旅行に行くのも5年ぶりくらいでしょうか。
かなりリフレッシュしました。
上の写真は、金剛峯寺にあった曼荼羅。ステキですね~~。

宿泊先は櫻地院というお寺。宿坊です。
とても清潔だし、食事もおいしかったし、朝のお勤めも堪能しましたし
とてもいい経験になりました。また行きたい!!


こちらは、夕食。精進料理です。
二膳にいろんなおかずがいっぱい。思わず迷い箸してしまいそう。
非常においしかったです。
最初は精進料理って、淡泊そうと思ってたんですが、なんのなんの。
中途半端な民宿よりも断然レベルが高かったです。

部屋には干支である猪の切り絵が飾ってあります。

これ、いろんなバージョンがあって、高野山の至る所で飾ってあります。

宿坊前の枯山水の庭園。

その向こうが本堂で、ここで朝の勤行に参加しました。
これが実に気持ちよい体験で。

まず、薄暗い本堂の天井にはほのかな明かりを放つ灯籠がぎっしり。
蝋燭の明かりの前でふたりの僧侶が般若心経を唱えるのを聞いておりますと
だんだん頭が前後にぐるんぐるん回るようなイメージがしてきて
まじでトリップしそうでした。
は~気持ちよかったあ。しっかりホーミーなお経を聞いたのは初めてかも知れません。
なんか、自分がこれまで聞いてきたお経がいかにしょぼかったかというのを実感。
高野山、おそるべし。
ここは、写真が撮れなかったのが本当に残念。
とっても荘厳な雰囲気でした。






蓮~金剛法院

2007-07-15 | お出かけ
このあたりは台風の被害も少なかったです。
台風の目の南側、または東側の方が雨足が強かったみたいですね。

さて、1週間前、東寺のライブ前に
極楽浄土の花を見て、ちょっとでも癒されようと
「蓮」を見に行ってきました。

蓮が有名な「金剛法院」。真ん中にでっかい蓮の池のあるお寺です。


ここの蓮は葉も花もとっても大きかったです。


バックが本堂。






つぼみもプリッとしててきれいです。


このツブツブだんだん突起してくるみたいですよ。


あじさいや桔梗など、蓮以外の花もきれいでした。


関西花の寺という看板が。他の花の寺にも行ってみたいな。



東寺にて。YMO再結成に涙

2007-07-09 | お出かけ
土曜日、京都の東寺で行われた「ライブアース」に行ってきました。もちろん、お目当てはYellow Magic Orchestra。YMOは、私にとって音楽の原点。「狂」がつくほどの大ファンなのです。3人は1983年にたった5年という活動期間で散開。その後1993年に東京ドームのみで再生ライブを行いますが、その後は共に音楽活動を行うことはありませんでした。彼ら自らがYMOと名乗ることに関すること自体、ファンを感涙させる様々な諸事情があるのですがそれはさておき。

ライブは、リップスライム、UA、ボニーピンク、マイケル・ナイマン、そしてYMOというメンバー。UAとボニーピンクはすばらしい歌声でしたね。特にUAが歌い始めると風が吹き始めて、龍神さんが寄ってきたのかな、と思っちゃった。

で、ついにYMO登場。3つの鉄骨の近未来的なセットが登場すると、それまでのんびり座っていた観衆が立ち上がり、「おお~」といううめき声だか、雄叫びだかわかんない声援がわき上がり、始まる前だというのにもう手拍子が。「早く出てきて!」というみんなの想いが一つに。

そして、遂に3人登場。やっぱりね、この3人が集うと空気が変わるのです。3人の周りにに新たなエネルギー体が生まれてるようで。ライトアップされた東寺の金堂をバックに演奏する3人の姿を見て拝みたいくらいの気分になりました。

演奏したのは、たった4曲。それでも、彼らのパフォーミングの完成度の高さに大満足でした。すばらしい演奏だった。サポートメンバーが1人もいない、純粋に「3人きり」の演奏というのもファンにとっては堪らないシチュエーション。何より幸宏さんが「ライディーン」で生ドラムを叩いている!その刻むビートの力強さ。細野さんも生ベース弾いてたし、教授もノリノリでした。

あふれる涙をハンカチでぬぐいつつ、「きょーじゅ~!」「ゆきひろさ~ん!」と叫ぶ、叫ぶ。そして、飛ぶ。さっきまでぼ~っと座ってたオバハンやオッサンが狂喜乱舞しているのを見て、他のミュージシャン目当てだった人々は驚いたことでしょう。

演奏が終了し、いつまでも拍手が鳴りやまない。複数ミュージシャンが集うライブでYMOだけアンコールなどあるわけない。それでもなお、会場を埋め尽くしたファンは、いつまでもいつまでもアンコールの拍手を止めなかった。10分以上は続いたでしょうか。

そして、スタッフが会場を片付け始め、仕方なくどやどやとみんな帰り始めたのです。共に行った友人と「最高やったな…」と闇夜に照らされる京都タワーを見ながら乾杯しました。
ああ、YMO万歳!

そうだ、奈良へ行こう~法隆寺

2007-06-22 | お出かけ
大神神社で霊気にまみれてリフレッシュしてから
法隆寺へ行きました。

前に来たのは、一体いつか全く覚えがない…
法隆寺の境内って、予想以上に広い。
○○院みたいなところがいっぱいあって、
これは一回だけじゃ満足できないです。

一応金堂で有名な釈迦三尊像やら壁画やらを見て大宝蔵院へ移動。
大宝蔵院って名前からして「お宝いっぱい!」な感じでしょ。
もう、出るわ出るわ、お宝の山。
教科書で見たことあるぞ!ってな仏像やら絵画がいっぱい!

もっとゆっくり来ないとだめですね~。


テキスタイル&文様好きには、こういうのがたまりません。


これは、おなじみ五重塔ですね。


やたらと鬼瓦が気になる。COOLだなー


手洗い場に鳳凰。これまたCOOLだなー


こちら夢殿。
漫画「日出処の天子」では、ここに王子が籠もって悶えておりました。
パンフレットには、聖徳太子の遺得を偲んで建てたとあるんだけど
聖徳太子の死後にできたってことかしら?謎だわ。

いやあ、盛りだくさんな割には
今パンフレット見てたら見逃してるところがいっぱい…
境内の広さは18万7000平方メートル。
国宝・重要文化財指定が190件、点数で2300点…
また、行こうっと。






そうだ、奈良へ行こう~大神神社

2007-06-19 | お出かけ
いつも京都で寺社巡りしているのでたまには奈良に行こうかな、と思い
週末友人と「大神神社」と「法隆寺」に行きました。

「大神神社」は奈良県桜井市「三輪」にあるので
まずは三輪そうめんで腹ごしらえ。



ものすご~く暑かったんですけどにゅうめんを食べました。旨い!
暑いので冷やしキュウリ70円を注文。



「大神神社」と書いて「おおみわじんじゃ」と呼ぶんです。
知らなかった…



この日はやたらとお祓いをする人が多くて、
巫女さんが本殿で舞っておりました。

三輪山には、古来からたくさんの神が降り立つと言われており、
たくさんの霊気にまみれて日頃の穢れをおとしてきたのでございます~~。
やっぱり、京都の雅な感じに比べると、
奈良は古代の素朴さや雄大さを感じます。
最近、スピリチュアルがもてはやされてますけど、
こういう古い神社に行くと日本人のルーツを感じますね。



これは「人形(ひとがた)」。肩を撫でてあげて、
体の調子の悪いところがあれば、さすってあげて、息を三回吹きかけて納める。
そうすると、神社の方で行われる厄払いの神事で
厄をはらってくれるようです。
家族3人分やってきました^^


境内ではささゆりが咲いていました。

明日は、法隆寺をのせますね~




火の祭り「上げ松」<後編>

2006-08-26 | お出かけ
さて、夜になり灯籠流しが終わると、横笛と太鼓のリズムが響きいよいよスタート。ぶんぶん振り回して投げる、というのがこの写真を見ていただくと、だいぶ分かっていただけると思います。


トロ木の周りには、このように何カ所もぼうぼうと火が燃えているポイントがあり、そこで銘々が松明に火を付けます。


このように周辺で投げた松明が周りの人の足元にボタボタ落ちてくるのです。思いっきり投げているので、結構な勢いで落ちてます。

と、始まって10分も経っていなかったと思います。なんと火が付きました。も、も、ものすごく早い。


中に花火を仕掛けてあり、ぴゅーん、ぴゅーんと花火が上がります。

次第に炎も大きくなり、火の粉が舞い上がります。

改めて思いました。この祭りで美しいのは燃えさかる炎ではなく、この舞い上がる火の粉なのです。

そして、ある程度燃えたらトロ木を支えている荒縄を外して、トロ木を倒します。河川敷にドーンと倒れる音。そして、再び大きな火の粉が舞い上がります。

うーん、倒れる瞬間からちょっとタイミングずれました。今年は、例年よりも早く火が付きました。というわけで、倒れるまで見物した後、車で5分くらいの別ポイントに移動。そこでも着火まで見物し、今年は上げ松を堪能したのでした。


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火の祭り「上げ松」<前編>

2006-08-24 | お出かけ
「上げ松」という火祭りをご存じでしょうか。私はもちろん、この土地に越してきて知ったのですが、これが見ていて本当にワクワクするんです。

調べてみると「上げ松」という祭りは、京都府北部のいくつかの地域で今も行われている伝統行事のようです。京都の火祭りと言えば「鞍馬の火祭」が有名ですが、あれとはずいぶん異なります。また、同じ「上げ松」でも地域によって、多少やり方が異なるようです。なので、これから紹介するのは、あくまでも私が住んでいる地域の「上げ松」であることをご了承いただいて。

さて、「上げ松」とはなんぞや。簡単に申しますと、背の高い籠(かご)を立て、そのぐるりに男たちが火を付けた松明(たいまつ)をぶんぶん振り回して投げ入れ、点火させるお祭りです。祭りの由来は、「農作物の豊かな実りへの感謝と火の神『愛宕神社』へ、火魔封じを願い献燈されるのもの」とのこと。



こちらが、その籠。高さは20mくらいでしょうか。我が家から車で走ること約10分の場所に立っています。この籠、正式には「トロ木」と言うみたいです。この集落の3カ所で「上げ松」は行われます。昔はもっといろんな集落で行われていたようです。

準備は地域の男性によって進められます。
周辺一帯に火をともすための準備もあるので一日がかり。えっ?今日は平日で、お仕事は?と思うでしょう?そんなの、休むに決まってるじゃないですか。仕事より、地域の行事ですよ。それが田舎流。私はそれがいいとも、悪いとも言ってませんが(笑)。


てっぺんには、榊と紙垂(しで)のようなものが付いてます。

そして、投げ入れる松明ですが、これが非常に特徴的なんです。乾燥した茅や杉枝を「球状」に仕上げ、わらのひもを付けます。そして、点火させ、ぐるんぐるんと振り回して、投げ入れるのです。遠くで見ていると火の玉がぶんぶん飛んでいるように見えます。

また、投げ入れ方が独特なんです。ひもを持って、片手で体の横で前から後ろ方向へぶんぶん回し(縦回転ですね)、「下から上へ(ここがポイント)」ぶんっと振り上げるのです。わかって頂けますでしょうか(汗)。高さ20mですからね、かなり気合いを入れて振り上げないと届かないのです。そのため、力が入って、火の玉はあちらこちらへとびゅんびゅん飛んでいくのです。中にはとんでもない方向へ飛んでいく「上げ松」も。と、いうわけで、実はなかなかうまく籠に入らないんですね~。一つの「上げ松」が籠に入った時点で、投げ入れは終了。だから、延々投げ続ける年もあれば、もうついたの?ってくらい早く燃える時もあります。

さて、今年は点火まで何分かかるのでしょうか。なんだか長いブログになってしまったので、続きはまた次回にします~。

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