Casa Galarina

映画についてのあれこれを書き殴り。映画を見れば見るほど、見ていない映画が多いことに愕然とする。

ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!

2016-12-30 | 外国映画(は行)
★★★☆ 2016年/アメリカ 監督/エドガー・ライト

田舎のじじいばばあどもが暴れまくりでめっちゃ笑える。R15だけあって、死体シーンもかなりグロい。イギリス映画のこのノリが、キングスマンに継承されている。アメリカのポリスアクションが好きならもっと盛り上がるんだろうな。

Seventh Code

2016-12-30 | 日本映画(さ行)
★★☆ 2013年/日本 監督/黒沢清

黒沢清なら、たいがいの作品は面白いと思えるんだけど、これは全然ダメ。無双の前田敦子も清とは合わなかった。そもそも、これって前田敦子のPV企画なの?前田敦子がアサシンなワケないじゃん。無理があり過ぎ。

虚栄のかがり火

2016-12-28 | 外国映画(か行)
★★★ 1990年/アメリカ 監督/ブライアン・デ・パルマ

まず、序盤の主人公登場から車でビルに乗り付けパーティ会場までのながーいワンカット。これ、オーソンウェルズの「黒い罠」のオマージュでしょう。で、裁判所前で黒い傘の記者に囲まれるところ、これはヒッチの「海外特派員」のオマージュでしょう。で、もう一つ見つけたんだけど忘れた。。まあ、作品としてはつまんないね。これは失敗作じゃないかな。トムハンクスがデパルマ演出とさっぱり合わない。

巴里のアメリカ人

2016-12-26 | 外国映画(は行)
★★☆ 1951年/アメリカ 監督/ビンセント・ミネリ

ミュージカルの大傑作。ということですが、もう全然ノレナイです。すみません。やっぱ、ミュージカル無理です。これを堪能できねえヤツはバカ、とかいわれると思いますが、無理なものは無理です。

スクラップ・ヘブン

2016-12-25 | 日本映画(さ行)
★★★☆ 2005年/日本 監督/李相日

2005年ってことで、オダジョーが美しかった頃。すてき。中盤までの展開はファイトクラブを思わせる。まあ、社会を憎む若者の青臭さがちょっと鼻につくけど、公衆便所での汚物漂うようなシーン多く、意欲作であることは間違いなし。

おいしい生活

2016-12-24 | 外国映画(あ行)
★★★★ 2000年/アメリカ 監督/ウディ・アレン

当時の西武の広告に出ていた関係でこのタイトルだよね?(キャッチは糸井重里)なんで、無理くりっぽいタイトルで避けてたけど、意外と面白かった。地下に穴を掘って銀行を襲撃するためにとなりの店でクッキー屋さんを始めたらそっちが大成功しちゃって…というドタバタコメディ。クッキー屋さんの成功でセレブの人たちと交流するようになるんだけど、その皮肉いっぱいの描写もおかしい。

シェフ! 三ツ星レストランの舞台裏へようこそ

2016-12-21 | 外国映画(さ行)
★★★☆ 2012年/フランス・スペイン 監督/ダニエル・コーエン

同じようなタイトルが多いよなあ~。こちらはスランプ気味の三ツ星レストランの料理人と元シェフのペンキ塗り職人によるコメディ。フランス映画らしい皮肉もあってそこそこ楽しめた。スペイン発の分子料理をボロクソに言うんだけど、マジで分子料理嫌われてんのな。料理映画の悪役、いっつも分子料理の料理人なんだもん。

インシディアス

2016-12-21 | 外国映画(あ行)
★★★ 2010年/アメリカ 監督/ジェームズ・ワン

幽体離脱した先に実際に悪魔がいる、その造形がしっかり出てくるもんでなんか醒めちゃったなあ。こういうのは実体がわからない方が怖いんだよね。霊媒師のおばさん、無駄死にで可哀想。

世界中がアイ・ラヴ・ユー

2016-12-20 | 外国映画(さ行)
★★★★ 1996年/アメリカ 監督/ウディ・アレン

ミュージカル嫌いなんで避けてたんですけど、これは面白かった!ジュリアロバーツにナタリーポートマンにドリューバリモア、エドワードノートンとか俳優陣もめちゃ豪華。あっちとこっちがくっついたり、離れたりといつもの調子だけど、オモシロイ。俳優陣が楽しんでるのがすごく伝わってきた。

アバウト・シュミット

2016-12-20 | 外国映画(あ行)
★★★ 2002年/アメリカ 監督/アレクサンダー・ペイン

好きなアレクサンダーペインだが、意外とノレず。ジャックニコルソン演じるシュミットの悲しさとか寂しさにどうも共感できず。ジャックニコルソン、クセが強すぎるんだよね。結局こいつはいい人なのか、悪い人なのかをジャッジしながら見てしまうという余計な作業が作品への集中度を低めてしまう。

白い肌の異常な夜

2016-12-18 | 外国映画(さ行)
★★★★ 1971年/アメリカ 監督/ドン・シーゲル

いや~変な映画だった。修道院に運び込まれる南軍のイケメン負傷兵(イーストウッド)に対して、男に飢えた女どもが次から次へと襲いかかる。手当すると見せかけて、どいつもこいつも色気まるだしで「抱いて、抱いて」の連続攻撃。しかし、ひとりの女に手を出したことが発覚するやいなや、恐ろしい展開に。第一印象としては、「これ、女ってこええ!」っていうかなり女性蔑視な映画じゃねーの?ってことで。

何度も言っていますが、物語が最終的に「だから、女って怖い!」と思わせるものは、基本的にミソジニー映画。てか、そう疑った方がいいと思ってます。ただね、本作それでバッサリ切っていいものなのかどうか、妙にむずがゆいものを感じるんですよね。だって、男の○○を切断するのって、要は女どもが男を去勢するってことだし。もう1回見た方がいいのかも。

で、面白いのはこれをソフィアコッポラがリメイクするらしいじゃないですか。いやあ、これはどういう視点で作るか楽しみですね。

アウトロー

2016-12-17 | 外国映画(あ行)
★★★★☆ 2013年/アメリカ 監督/クリストファー・マッカリー

何も持たずにぶらりとやってきて、事件を解決して去っていく、トム版寅さんというのもうなずける。かなり抑制の効いた演出でそこがすごくいい。トム自らアンチMI的な作品を提示しているというのも興味深い。アクション一辺倒で突っ走るボーンシリーズなど、正直見ていて疲れる。だから、(意識的に)盛り上げようとしすぎないこの演出はすごく好みだ。激しいカーチェイスのあと、バスを待つ人に紛れ込んでバスに乗車してのんびり逃げ切るというシーンが最高。

ルディ 涙のウイニング・ラン

2016-12-17 | 外国映画(や・ら・わ行)
★★☆ 2018年/アメリカ 監督/

背が低いんだけど、大学のアメフト部に入部して試合に出るまでの実話。主人公の押しが強過ぎて、正直うざい。夢を追うんじゃなくて、そりゃおめえのワガママじゃねえのかと感じてしまうひねくれた私。

最後の追跡

2016-12-17 | 外国映画(さ行)
★★★★ 2016年/アメリカ 監督/デビッド・マッケンジー

貧困にあえぐテキサスの町で、計画的に銀行を襲う兄弟と定年間際のテキサスレンジャーとの攻防を描いた作品。トランプを支えた南部民のリアリティが圧倒的迫力で迫る、見応え満点の作品。クリス・パイン、ジェフ・ブリッジスなど豪華キャストながら日本公開の予定なし!そして、Netflixのみで公開。2016年にアメリカのミニシアター系で最高成績を収めたらしいが。。。映画公開のシステムが変わろうとしている。