Casa Galarina

映画についてのあれこれを書き殴り。映画を見れば見るほど、見ていない映画が多いことに愕然とする。

ツボサンゴ

2006-05-31 | 四季の草花と樹木
赤い小花がたくさん付いていて、雰囲気は山野草っぽい。でも、ホームセンターで売っていた(笑)。

するーっと茎が伸びて、その先にちらほら花がついているこの感じは、なんか野の花って感じじゃない?



調べてみると原産地は北米。ええ~めちゃ和風な感じが漂ってるのに~(笑)。高温多湿に弱く、日陰に植えるほうが良い、だって。OH!もうめちゃ日当たりのいいところに植えちゃったよ。

おっ、ユキノシタ科だって。そう言われると似てるかも。この赤いところは花ではなく、萼なんだって。ほほう。

赤い花は花壇で存在感を出すから、逆に植える場所に悩む。しかも、1本だけだし。一応多年草。増えてくれたらいいな。


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ダ・ヴィンチ・コード

2006-05-31 | 外国映画(た行)
★★ 2006年/アメリカ/153分
監督/ロン・ハワード 主演/トム・ハンクス、オドレイ・トトゥ

「暗号を解読する快感がない」


カンヌ映画祭でブーイングが起きた、という前評判を聞いて心して観にいく。原作は既読。あれほどの面白さをどう映像化しているのが期待していたが、結論は、私だって大ブーイングだ!

カンヌの評価は正しい。これはキリスト教批判だからブーイングが起きたのでは全くない。この映画は、映画を映画たらしめているものが、明らかに欠如しているからだ。あまりにも不満が多くて、どこから話していいかわからないほどである。

まず、ダ・ヴィンチ・コードの面白さは、何と言っても「暗号を解くスリル」に満ち溢れている点である。その暗号を解読するために数学的、宗教的知識が総動員されるため、そう言った知識の少ない人には、よくわからないのかと言えば、否である。そこには、「暗号が解けた!」という解放感、喜びがしっかりあって、例えその暗号解読に用いた手法が、フィナボッチ数列だなんて、舌を噛みそうな聞いたことのない知識でも、次はどうなるのだろうというワクワク感が最初から最後まで読者を引っ張っていく。ところが、映画ではその暗号解読のスリルが全くないのである。これはどう考えてもおかしい。よくまあ、この大事な軸をほっぽらかした状態で公開したものだな、と違う意味で感心してしまうほどである。どのシーンか、なんてピックアップできない。暗号が出てくる全てのシーンが、いともあっさりと暗号解読できるのである。

例えば、しょっぱなルーブル館長が殺害されたシーン。死体の周りに書かれたダイイングメッセージを見て、ラングドン教授が「これはフィナボッチ数列だな。」と言っていくつかソフィーとやり取りした後、文章から本当のメッセージが浮き上がってくる映像処理。まるで、ラングドン教授がひらめきでわかったかのように。どうフィナボッチ数列を使って解読したのか、全く何の説明もされていないし、そもそもフィナボッチ数列が何かという説明も一切ない。これじゃあ、観客は何もわかりませんぜ。一事が万事この通り。で、次。

登場人物の描き方が非常に薄っぺらいのである。だから、誰にも感情移入できない。これは映画として致命的である。ダ・ヴィンチ・コードの物語自体が非常に複雑だから、という言い訳は通用しない。ラングドンは図らずも事件に巻き込まれるが、歴史の一大事件の只中にいる緊張感や学者として謎を解くことの快楽があるはずなのに、ほとんど表現されていない。そしてソフィーは、絶縁状態だった祖父が殺された苦悩、そしてその原因が何より自分を守ることであったという驚きがあるはずなのに、これまた非常に淡々としている。ラングドン教授もソフィーもマシーンのように次から次へと暗号を探しては解読するだけ。はあ。この2人以外の登場人物についても然り。殺人者シラスも、もっと人物造形をしっかりすれば面白くなったし、アリンガローサに至っては、本を読んでない人なんかは、結局このオジサンは何やったん?と思うだろう。

「暗号を解くこと=キリスト教の根本を覆す歴史的事実の発見」であるため、どうしてもキリスト教の様々な歴史や薀蓄について、時間を割かねばならないのはわかる。それをしっかり理解しておかないと、何がすごい発見で世紀の大事件なのか実感できないし、そもそもストーリーを追えませんから。それはわかるとしても、この出来栄えはあんまりだ。基本的に逃亡劇であるため、本来ならば「追う人間=その事実を隠蔽したいカトリック教会」をもっと徹底的に「悪」として描けば面白くなるものを、そこも非常に甘い。おそらく、それはできなかったんだろうな。そもそもバチカンやカトリックが悪である、という設定そのものがすでに物議を醸しているから、それ以上の表現はできなかったのかも知れない。でも、それでは逃亡劇としての映画的スリルは、ほとんど味わえないです。

ダ・ヴィンチ・コードを読了したほとんどの人は、「これは映画になるな」と思ったはずである。それくらい、読みながら映像が浮かんでくるし、事実作者も最初から映像化を考えていたと言う。しかし、出来上がりの何とおそまつなこと。返す返すも残念である。映画館を出た後、つまらないという言葉よりも「もったいない」と何度つぶやいたことか。この映画のタイトルは「ダ・ヴィンチ・コード」ではない。きっと私は、「ミステリーハンター、ラングドン教授の不思議発見!」を見たんだ、きっと。うん、そうに違いない。。



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破竹の勢い

2006-05-30 | 野菜作りと田舎の食
その破竹(はちく)です。田舎暮らしして、10年近く。初めて見ました。まだまだひよっ子です。

たらの芽だの、わらびだの、えらそうに言っておいて、まだまだ知らない世界は広がっているようです。「破竹」。筍の細いのですね。筍とは、竹の種類が違うのでしょう。取りあえず、そういうことにしておこう。

で、どう食べるのか販売所の人に聞いてみたところ、筍と同じようなメニューでいけそう。ただし、筍よりアクが少ないので、アク取りしなくてもいいよ、と言われる。マジで?それは楽ではないか。で、まず皮をむいたらこの通り。


3分の1くらいになってしまいました。まあ、筍なんてこんなもんさ。あっ、破竹か。

で、剥いた皮がこんなにドッサリ。


何の気なしに切った破竹をすこしかじってみた。にがっ。アク取りしなくてもいいなら、生で食べられるのかと思ったんだもん。ううむ。やっぱり不安だからアク取りするか。ということで、重曹を使ってアク取り。ほんとは、米ぬかで湯がくのがいいんだけどね、米は作ってないもので、手元にはありません。しょうがないです。

で、いわゆるわかめと合わせた「若竹煮」。

非常にスタンダードな一品だ。

そして、油揚げと破竹の味噌汁。

歯ごたえ、風味共、まさに筍です。今年は、あまり筍を食べていなかったので、破竹メニューでかなり満足できました。ただね、やっぱまだまだアク取りが下手です、私。アクのある素材の調理は、まだまだ修行が足りません。

そうか!天ぷらという手があったな。忘れてたよ~。アクのある山菜も天ぷらにすると旨いもんなぁ。ああ、私としたことが。来年は天ぷらにするぞ~。


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ユキノシタ

2006-05-30 | 四季の草花と樹木
これは、これは、何とも美しい造形と配色。ちょっと間近で見て感激してしまった。

それにしても、小さい。めちゃめちゃ小さい。この小ささの中にこれだけの面白い形と配色がなされているのが、すごい。



実はご近所さんに頂いたベルガモットを植えたら、その横からちょこんと顔を出していたのである。いや~ん、小さすぎて全然気づかなかったよん(泣)。

いやあ、この形は何度も言うけどすごいなあ。まず、花びらは5弁なのに、上の3つがピンクに紅色の斑点、というとんでもない不規則性。普通、花びらってどれも同じでしょ?あまりにも上と下が違いすぎる。しかも、下の2つの白い花びらは左右で大きさが違う。また、真ん中の黄色い部分が面白いデザイン。上の3つの花びらの根元部分にポチッとついていて、ど真ん中にトンネルのような形。

これは、本当に面白い。図鑑で見てても面白い花だなあ、と思ってたけど、本物見たらますます不思議度倍増。もっとたくさん増えて欲しいなあ~。


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ヤブジラミ

2006-05-29 | 四季の草花と樹木
小さい白い花がたくさんついてて、かわいいです。風に揺れて、写真が撮りにくい~(笑)。それにしてもこれまた「藪虱(ヤブジラミ)」という、何ともかわいそうな名前です。

その由来ですが、手元の本には「服などに付く実の形がシラミに似ているから」とあります。でもネットでは「実が服に付くこと」そのことを指してシラミの名が付いたと書いてあるところも。一体どっちなんでしょうね?いずれにしても、花のかわいさとは程遠い名前です。

さて、我が家の敷地と林道の境目、草刈した草を捨てるような、どうでもいい場所に、今年アヤメが突如咲いていました。なぜ、こんなところに…



私たちが引っ越してくる前に、ここに咲いていたのでしょうか?はたまた、あっちこっちで刈った草を捨てた時に、何かしら根付くようなものが紛れていたのでしょうか。謎です。でもせっかく咲いているのだからこのあたりは刈らないことにしました。

一昨年、お友達から頂いたシラン。とりあえず畑の隅に植えていたら、今年はずいぶん大きくなりました。



このあたりのお宅ではどこにでも咲いているような花なのですが、よく見るとなかなかゴージャスな花ですね。



それにしても、今年の5月はおかしな天気が続いていますね。我が家の畑の作物たちも、とても生育不足です。この分だと、野菜の値段が上がりそうな気配です。このまま梅雨になっちゃうんじゃないでしょうねぇ。それだけは、ご勘弁願いたい。一年で最も気持ちの良い季節を、もっと楽しみたいですから。



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親切なクムジャさん

2006-05-28 | 外国映画(さ行)
★★★★★ 2005年/韓国 監督/パク・チャヌク

「残酷で美しい絵画」


骨太だなー、パク・チャヌクって監督は。メイキング映像見る限り、テレビ局のすかしたプロデューサーみたいな風貌なんだけど、作品は全然違う。妙なギャップ感じるなあ。

前作オールド・ボーイで、主人公の復讐劇を執拗にを撮りつづけたのに対し、今作ではイ・ヨンエの復讐劇から後半、幼児殺害事件の被害家族を巻き込んでの展開。これには唸りました。そう来たか、と。何よりこの被害者家族が入ってから、俄然映像も物語も重厚になってくるのがすごい。古びた学校の教室で、クムジャが子供たちが殺される瞬間のビデオテープを回しながら被害者家族に淡々と犯人のことを告げるシーン。何ともおぞましいシーンなのに、静謐な雰囲気すら漂う。被害者家族が犯人処罰の返り血を受けるためレインコートを着て一列に廊下に座りうなだれるシーンも非常に印象的。罪や罰をテーマに描かれたヨーロッパの絵画を思い出させる。絵画的と言えば、クムジャの夢でペク先生を犬にしてソリで引く、というシーンがあるのだが、私個人としては、これは近年まれにみる印象深いシーンだった。ブニュエルとか思い出した、といったら言い過ぎ?何かのパクリかな、と勘ぐるほど出来過ぎている。

さて、どうしようもなく暗くて救いのないストーリー展開なのに、この映画は韓国で興行的に成功したと聞くが本当だろうか?だとしたら、韓国の人々の懐の深さは日本人のそれを遙かに越えていると感心せざるを得ない。

イ・ヨンエに関しては、私は例の大河ドラマは見ていないのだが、本当にいい女優だと思う。クムジャの底なしの暗さがすごく伝わってきた。確かにクムジャは被害者であり哀れな存在だが、それ以上に女の恐ろしさ、したたかさがイ・ヨンエからじわじわとしみ出していたもの。マスクをして連行されるシーンは、大韓航空機爆破事件の北朝鮮の女スパイを思い出したが、あれは意図的な演出だろうか?

刑務所内でのエピソードも、関西弁で言うと「えげつない」シーンの連続。でも、こうも真っ向から見せられると、もう白旗をあげるしかない。どうぞ、とことんやっておくれ!と叫びだしたいような気分だった。監督だけでなく、全ての出演者が骨太。ほんとに腹くくって演じてる。その壮絶さが最終的には清々しくさえ思えてくる。本当にパク・チャヌクという人は、次はどんな映画を撮るのだろう、と大きな期待を抱かせてくれる数少ない監督のひとりだ。

カナヘビ

2006-05-27 | 子育て&自然の生き物
もちろん、田舎に引っ越すまで見たこともなかったさ。虫とか爬虫類とか嫌いだったもん。

でも、子どもができて、ずいぶんまともに見られるようになった。こちらはたぶんカナヘビだと思う。子どもがそう言ってたので。トカゲみたいな感じなのに、ヘビって名前はどういうことなんでしょう?

結構近づいて撮りましたけど、全然無反応。じいーっとしてますよ。この子はしっぽが長いんですよ。こんな感じ。


フレームに入りきりませんでした(笑)。調べてみると、案外飼育も簡単なようです。しませんけど(笑)。でも、眺めてみると、案外カワイイかも。つぶらな目してるし(笑)。生き物ネタが増えてきたのも、夏って感じだよね、と言いたいところですが、何だか寒いですよ、ずっと。作物が全然大きくなんない。イチゴも全然大きくならないし。困ったものです。

まあ、こういう人たちがたくさん活動しているので、作物の被害が今後ますます予測されます。


スナックえんどうに青虫が~。でもね、やっきになって農薬は使わないの。いいんだ、別に。木酢液でもかけよっかな。あんまり効かないけど。

最後に、畑のまわりにたくさん咲き始めたニワゼキショウ。


紫でカワイイです。ただね、花が咲くまでの草だけの時の姿があまりにも雑草、雑草しているので、思わず引っこ抜いてしまいます。しかも根がかなり強く張っているので、結構意地になって抜いてしまいます。でも、花が咲くとかわいいなあ。


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スタンドアップ

2006-05-26 | 外国映画(さ行)
★★★★☆ 2005年/アメリカ 監督/ニキ・カーロ
「まっすぐ過ぎるのが、映画として楽しめるか否か」


弱者は弱者なりの生き方を探し出さねばならないのだろうか。ずる賢く、知恵を絞り、世渡り上手に生きていくことこそ、弱者の生きる道なのだろうか。ただ、牙をむいて立ち向かうことは、愚かなことだと?

私の答は、激しく「否」である。上のようなことを述べるのは「強者の理論」なのだ。あまりにも、人を見下した、驕った意見だ。これは、あくまでも私の個人的見解。

セクシャル・ハラスメントを受けた人に対して、「受けないように防護することも大事。つまり自分自身のリスク管理が足りない。」という人がいる。私は、何て冷たいことを言うのだ、と思う。その意見は間違ってはいない。だけども、それはセクシャル・ハラスメントをなくすための、第一の項目では決してない。なぜ、男は職場の女性に対して、そこが職場であるにもかかわらず、性的ないやがらせ、差別、いじめを行うのか、その根本を追求し、改善しない限り、セクシャル・ハラスメントはなくらない。それは、しごく真っ当な考えだと常々思っているのだが、なかなかこの「真っ当さ」に向かい合ってくれる社会にはならない。

この映画はセクハラが法的に整備されるきっかけとなった実話をベースにしている。シャーリーズ・セロン演じる主人公のジョージーは、鉱山で働くいているが、自ら男を誘っているわけでもないし、仕事がのろまなわけでもない。離婚して何とか自立して子供を育てねばならないのだ。それでもセクハラは起きる。その不当な扱いに異議を唱えても、誰も耳を貸さない。とりわけ不本意なのは、同僚の女性による反発であろう。こういうことは日常でもよくあること。女という生き物は徒党を組み、抜きんでる女性を嫌う。おそらく、このような傾向は生物的弱者として、DNAにすり込まれているのではないだろうか。それが女として生きやすい道なのだ。

シャーリーズ・セロンのひたむきな姿も良かったし、同僚のフランシス・マクドーマンド、父親のリチャード・ジェンキンス、母親のシシー・スペイセクなど脇を固める役者が非常に地に足の付いた演技で魅了する。特に、鉱山労働を断固として反対し、反駁し合っていた父親が娘のために立ち上がった時、私も心の中で拍手喝采を送った。時折挿入される工場の上空からのカットは鉱山労働の過酷さをうまく表現しているし、主人公と家族の問題なども非常にしっかりと描いている。セクハラに立ち向かうというモチーフが決して女のヒステリーみたいに見えないよう、実にじっくりと撮りきっているニキ・カーロという監督もすばらしいと思う。


タニウツギ

2006-05-25 | 四季の草花と樹木
ピンク色のかわいい花が林道のあちこちで咲いています。たぶんタニウツギという花だと思うのですが。

近くで見るととてもかわいい花です。いつも林道を歩いているのに、前は気づきませんでした。ブログを始めてから、草花や樹木をよく見るようになってわかったんです。でもね、ホントにあちこちに咲いているんですよ。なんで気づかなかったんだろう。「花や木を見る目が新しく開いた」ような感じなんですよね、ここ最近。

寄って写真を撮ろうと思ったら、そう言えばさっきからやたらと騒がしいことに気づきました。クマンバチです。ブーンブーンとうるさいこと。あんまり気にせずに近寄って撮りました(笑)。


ほら、ここにクマンバチが。1匹じゃないですよ。かなりたくさん群がっていました。ミツバチ、ジガバチ、クマンバチ、スズメバチ、オオスズメバチ…。それはそれは、たくさんのハチに出会いますので、ハチ話はまた今度。

林道入ってすぐの沢。

特に大きな沢でもないですが、子どもが水遊びするにはうってつけです。流されたりする心配もないですし。

しばらく歩くと、山の水が岩肌を流れています。

子ども達は、手ですくって飲んでいるようです。そのすぐ足元、水際にかわいい花を見つけました。まずこちら。


薄い水色のめちゃめちゃ小さい花です。アップで見ると忘れな草に似ています。なんという花なのでしょう?

そして、こちらの黄色い花。


ラッパみたいな形してますね。ううむ、なんだろう?これもとっても小さいです。こんなところに、こんなに小さくてかわいい花が咲いてたんだ~。だから、林道歩きは、楽しい。まあ、これからはマムシに気をつけないといけないんだけどね。


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ついでに動物の話

2006-05-24 | 子育て&自然の生き物
昨日、熊の話をしたので、ついでに動物話。この場所で、今年犬の散歩中、猪を発見しました。あまりの至近距離に声を失った私。なのに、なんとうちの犬は、猪に気づきません。犬のくせに信じられん…。鈍感なのか、のんびりしているのか、トホホ。なので犬が騒ぎ出す前にひっぱって帰りました。もちろん、私はめちゃあせってました。ところが後で聞くとその猪はワナにかかっていたのでした。なーんだそんなことなら、家にとって帰って、カメラでも持っていくんだった~と思った次第(笑)。

それで、こちらのポイント。



ここでは、何とわたくし、鹿に遭遇しました。またまた散歩中のできごと。鹿はこの土手の上にから我々を見下ろしておりました。鹿って、結構でかいんですよ~。そりゃ見た目はキュートだけど、「もし、コイツがぴょ~ん、ぴょ~んと走ってきたらどうしよう!」と思って、犬を引きずって猛ダッシュで帰りました。さすがに散歩中に熊には会いたくないな~(笑)。ああ、サバイバルな日々。

さて、では問題。こちらの写真は何かわかりますか?




正解は、「ワナをしかけています」という目印の札。犬は林道脇に行かないよう、気をつけなければなりません。日曜日に林道から見える範囲で数えたら4ヶ所ありました。家にいると、ターン、ターン!という銃声が突然聞こえることもあるんですよ。やっぱり、あんまり気分のいいものではありませんね。

といいつつ、「いい鹿肉あるよ」と言われるとごちそうになるんだけど。ああ、人間って奴は、業が深いね。



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パッチギ!

2006-05-23 | 日本映画(は行)
★★★★ 2004年/日本/119分
監督/井筒和幸 主演/塩谷俊、沢尻エリカ

「日本人としての自分を省みて」

1968年の京都。松山康介(塩谷瞬)はモテたい一心で、“キノコカット”にしている府立東高の2年生。そして、府立東高空手部と争いが絶えない朝鮮高校の番長アンソン(高岡蒼佑)たちは、修学旅行で京都に来ていた海星高校とケンカになり、バスを横転させて大騒ぎに。次の日、康介の担任は、“バス横転事件”の新聞を見せながら、朝高とのサッカーの親善試合を提案。たまたま試合の申込にいった康介はブラスバンドの音色に誘われるままに音楽室をのぞき込み、フルートを吹くキョンジャ(沢尻エリカ)に一目惚れするが、彼女は番長アンソンの妹だと知らされる…。

康介は、良くも悪くも人のいい日本人の象徴。一目惚れした朝鮮学校の女の子に猛アタック。そこには民族の壁も、両国の歴史も関係ない。というか、知らないし、考えてない。彼について「無知をいいことに勝手に行動しているバカ男」と考えるか、「無知だけど相手を知りたいと思う気持ちは人一倍なピュア男」と考えるか、その捉え方によって、ずいぶんこの映画の感想は変わってくるのだろうと思う。もちろん、無知な康介は、手痛いしっぺ返しをくらいます。朝鮮人の友人の葬式中「何も知らん、日本人のおまえには、いて欲しくない」と親戚のおじさんに言われ、帰されるのです。それでも彼は日本で流すことを禁止されている「イムジン河」を生放送で熱唱し、自分の思いを伝える。朝鮮高校と東校の学生たちが鴨川で繰り広げる壮絶な喧嘩のシーンをバックに、ここは劇中最も盛り上がる場面。でも、私の頭の中には「それでも日本人のおまえにはイムジン河を歌って欲しくない、と思っている朝鮮の人たちだっているんじゃないのか」という冷めた考えが頭をよぎってしまいます。

でも一方、康介ほどの行動力、相手を知ろうという熱意が自分にないこともまた、痛感させられる。康介というひとりの若者を通して、自分の朝鮮や朝鮮の人々に対する思いやスタンスを改めて認識させられる、それがこの映画のすばらしいところなのでしょう。だから、この映画を観終わって、なんだよ、康介なんてただのバカ男じゃないか、と感じたっていいのです。じゃあ、自分はどうなんだ、と振り返って考えてみる。それが大事なのだ、と。相手のことを何も知らないからといって、なかなか一歩を踏み出せずぐずぐずしている人間と、康介はあまりに対照的なのです。

できれば、康介の「イムジン河」への思いがもう少し伝わってくればなあ、というのが率直な思い。なぜ、彼はあれほどまでに「イムジン河」という曲に魅せられたのか。好きな彼女が演奏していた、ただそれだけではないはず。グループサウンズ全盛のこの頃、隣国の哀しい調べに心を奪われ、どうしても弾けるようになりたい、と彼を駆り立てたものは何だったのか。もしかしたらそれは、1968年という時代背景が関係しているのかも知れませんね。全共闘がゲバ棒振り回しているのに、キノコカットしてチンタラしている俺のハートに「イムジン河」がぐさっと突き刺さったのでしょうか。

最後に、朝鮮高校の番長役の高岡蒼佑くん。男前です。私の、要チェックリストに入りました(笑)。


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熊が出た

2006-05-23 | 子育て&自然の生き物
山で熊が出たんだそうな。実は5月に入って、私がこの辺りで聞いた目撃情報は3件。夫に聞くと、役場にはもっと多くの目撃情報が寄せられているらしい。うち1件はこの林道の奥、そうだな、自転車で30分くらいの所なんだとか。実はこの前の日曜日、久しぶりに晴れたものだから、林道を散策していたのに。ううむ。しばらくは犬の散歩もそう遠くまで歩けないじゃないか~。

それにしても、5月ですよ、5月。熊さんたちは何をしに現れているのでしょうか?食べ物がないのかな。一昨年台風23号が襲った後は、それはそれは多くの熊が出没しました。台風で木の実やら食べ物が何にもなくなったからね。あの時は30件くらい目撃情報出てたなぁ。でも、この時期は何でだろう?近くに養蜂場があって、蜂蜜を狙いに来ているという話も聞いたのだが、あちこちの山で出ているので、それだけが理由ではなかろう。

というわけで、子どもはもちろん付けてます。熊よけの鈴。


これはですね、入学式の日にもらえるのです。新しい教科書の横に、きらりと光る「熊よけの鈴」。ああ、田舎の小学校って感じでしょ。春になって子どもたちが、「もうそんなんつけへんで、ええねん!まだ、つけとったらかっこわるぅ~」とか言ってますので、「あんたら!熊に襲われるからつけなさい!」とオバサンは説教しています(笑)


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今週の200円

2006-05-22 | 四季の草花と樹木
近所の販売所で購入した200円花束。今回は何が入っているかな…。今週は、葉物は少なめ。何だかロマンチックな構成となりました。

暖かくなってきて、出てくる花の色がカラフルになってきましね。さて先週に引き続き入っていたのは、ハナショウブ。


先週はブルーでしたが、今日はホワイト。清楚な感じです。

で、私が大好きな花、ニゲラだと最初に投稿したんですが…(苦笑)

[訂正]アップで見るとニゲラじゃないですね(笑)。ヤグルマギクかな?紫とピンクが入ってました。


オレンジの強烈な存在感を示すこちらの花。ううむ、何でしょうね。マリーゴールドの八重咲きかな~。でもその割には背丈が高いので、ダリアのポンポン咲きと呼ばれるものかな。また調べておきます。[追記]キンセンカでした。


紫の花と共に写っているのは、スターチス。ピンク、赤、黄、ブルーの4色が入っていました。このカサカサした花は、よく持ちます。がんばれば、次回の200円花にも飾れるかも知れません(笑)。単独では、あまり存在感がありませんが、他の花を引き立てる、という点においては非常に存在価値がある花。まあ、つらい役回りですね(笑)。

今日はお天気が良いので、デッキで撮影しました。

半日陰の自然光がいちばんキレイに撮れますね。スタジオでがっしり設備組んで、ライト当てて撮られた花も確かにきれいですが、私は外で撮られた花の写真が好きです。

しかし、出来上がりを見ると、電線が邪魔だな~。そうそう、家の周りで写真撮っていても電線が邪魔なんですよ(笑)。撮影中、邪魔だからってスタッフに民家の屋根を外させた黒澤明の気持ちがちょっとわかった(笑)。


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ミッション・インポッシブル

2006-05-21 | 外国映画(ま行)
★★★★ 1996年/アメリカ 監督/ブライアン・デ・パルマ
「まあ、こんなもん?」


何だよー、デ・パルマだったんだ、この映画。とりあえず、必要以上に爆発物の多いハリウッド映画は、見ないようにしているので、知らんかった。でも、デ・パルマらしさは、あんまり出てないなあ。

私は見てましたよ、スパイ大作戦。子供の頃、夜更かしして再放送見てました。しかし、リーダーのフェルプスくんを裏切り者にしてしまうなんて、それはないんじゃないの。オリジナルのファンはがっかりだし、かといって、どんでん返しの驚きもさほどなく、この展開にあまり効果はなかったな。

でね、私の大好きなエマニュエル・ベアールがさ、なんかハリウッド映画に出ると、ただのチンケなネーチャンごとく見えるのがものすご悲しかった。ジャン・レノもそうなんだけど、まあ彼の場合はすっかり大作出演で株を落としてるからもういいんだけど、エマニュエル・ベアールはねえ。こんなの出なきゃ良かったね。この後、たぶんほとんどアメリカの映画には出てないように思うけど、それで正解だと思うな。

で、その他の出演者を見てもわかるように、これはチームとしての国際性みたいなのをアピールしてるわけでしょ。それぞれの超スペシャリストが集結して作戦を敢行するわけじゃない。その割には、トム・クルーズひとりで張り切りまくりの映像ばっかでさ。だとしたら、なぜ、スパイ大作戦のリメイクにする必要があったんだろうと思ってしまう。ジャン・レノなんか、ホントに元CIAメンバーなのぉーってくらいにドタバタしちゃってさあ。トムくん以外の人物造形浅すぎるよ。


ようやく、うど

2006-05-20 | 野菜作りと田舎の食
田舎暮らし始めてから、好きになりました、「うど」。ってか、大阪にいる時は見たこともなかった(笑)。

このあたりの販売所にはゴールデンウィークの頃にはすでに出ていて、実家に帰る時におみやげに買っていったりしてたんだけど、自分が食べるのをすっかり忘れてた。「ああっ!今年はうど、食べてないよ~」と嘆いていたら、また最近になって販売所で売ってるのを発見しました。結構、長い間採れるもんなんだね~。

うどは、捨てるところがないんです。剥いた皮は「きんぴら」に、先の部分は「天ぷら」にすると旨い!中身は、酢味噌で食べるのがスタンダードですよね。

で、まずこちら「うどの皮のきんぴら」。

皮はよく水で洗います。後は、ごぼうのきんぴらと同じ作り方で。うど独特の酸っぱいような、苦いような味がきんぴらの甘いしょうゆ味とよく合います。私は、これ大好きです。先を天ぷらにする時間がなかったので、今回はきんぴらに混ぜてしまいました。

中の白いところは、今日はごく普通の酢の物にしました。きゅうりの塩もみと合わせました。


いつもは、甘酢に漬けてしばらく冷蔵庫に入れておくのですが、今日は普通の酢の物のようにすぐ作って、すぐ食べましたが、なかなかイケます。うどのシャキシャキ感がとてもおいしいです。

正直、うどってどんな栄養があるのか全く分かりませんが、私はとても好きな山菜なので、いくらでも食べてしまいます。うども畑に植えるとどんどん増える、というようなことを聞きましたので、ちょっとうちで育ててみたいなあと思っております。


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