朝、コーヒーを飲むようになったのはいつからだったか思い出せない。
コーヒーが好きになったのも、最初に飲んだ時のことも思い出せないが、初めてレギュラーコーヒーというものを見た時のことは覚えている。
小学校低学年の頃だったと思う。どこかのお土産で、レギュラーコーヒーをいただいた。
インスタントコーヒーしか知らない我が家族は、コーヒーと書かれているそれを、お湯に溶かしてみた(驚!)
知らない、ということは恐ろしいものだ。
これじゃ、ラッキョウを剥いて剥いて剥ききってしまうサルを笑えまい。
もちろん溶けるはずもなく、いったいこれは何だろうという疑問だけが宙に浮いた。
その後、どういう経緯があったのかはわからないけれど、気がつくと、カップボードには、ネルドリップのセットがあった。
たぶん頂き物だったと思う。
当時、コーヒーを常飲する家族などいなかったし、コーヒー好きの誰かが来たときだけ、客が自分で淹れたのかもしれない。
高校を出るまで、コーヒーといえばコーヒー牛乳か、コーヒーゼリーぐらいのものだった私が、「インスタントコーヒーはコーヒーとは言えないね」などと生意気を言うようになり、
「豆は自分で挽かなくちゃね」と、手挽きのミルを買ったり(これは24歳の頃だった)
「コーヒーメーカーじゃダメだよ」といって、細い注ぎ口のポットやドリップセットを使ったりするようになった。
田舎もんの私にとって、コーヒーは憧れであり、喫茶店でコーヒーを飲むのは、まさに大人への階段への第一歩で、「一人で」喫茶店でコーヒーを飲むとなれば、階段を3段飛ばしで駆け上がるに等しかった。
紅茶なんか子供が飲むもので、味以前に苦いコーヒーをスマートに飲む自分に憧れていた。
いつしか、手挽きのミルは電動ミルに代わり、ドリップセットはコーヒーメーカーになり、専門店で選びに選んで買っていた豆は、スーパーマーケットになって、
現在、毎日お世話になっているのがコレ。
これが便利でけっこう美味しい。
こんなカートリッジ式になった、いろんな味のコーヒーや紅茶を、ポンと入れてスイッチを押すだけ。
一人分でも、みんながそれぞれ違う味が飲みたくても、手軽にできちゃうのだ。
氷を一杯入れたグラスを置けば、アイスコーヒーができる。
ティーバッグのお茶を飲みたいときには、カートリッジなしでスイッチを押せば、瞬間でお湯だけ出てくる、という使い方も発見。
なんだかんだ薀蓄たれていたように見えて、結局それほど味がわかってるわけでも、こだわってもないってことがバレバレ。
それでも、コーヒーの香ばしい香りは、いつでも幸せな気持ちにしてくれる。
それでいいのだ。
コーヒーが好きになったのも、最初に飲んだ時のことも思い出せないが、初めてレギュラーコーヒーというものを見た時のことは覚えている。
小学校低学年の頃だったと思う。どこかのお土産で、レギュラーコーヒーをいただいた。
インスタントコーヒーしか知らない我が家族は、コーヒーと書かれているそれを、お湯に溶かしてみた(驚!)
知らない、ということは恐ろしいものだ。
これじゃ、ラッキョウを剥いて剥いて剥ききってしまうサルを笑えまい。
もちろん溶けるはずもなく、いったいこれは何だろうという疑問だけが宙に浮いた。
その後、どういう経緯があったのかはわからないけれど、気がつくと、カップボードには、ネルドリップのセットがあった。
たぶん頂き物だったと思う。
当時、コーヒーを常飲する家族などいなかったし、コーヒー好きの誰かが来たときだけ、客が自分で淹れたのかもしれない。
高校を出るまで、コーヒーといえばコーヒー牛乳か、コーヒーゼリーぐらいのものだった私が、「インスタントコーヒーはコーヒーとは言えないね」などと生意気を言うようになり、
「豆は自分で挽かなくちゃね」と、手挽きのミルを買ったり(これは24歳の頃だった)
「コーヒーメーカーじゃダメだよ」といって、細い注ぎ口のポットやドリップセットを使ったりするようになった。
田舎もんの私にとって、コーヒーは憧れであり、喫茶店でコーヒーを飲むのは、まさに大人への階段への第一歩で、「一人で」喫茶店でコーヒーを飲むとなれば、階段を3段飛ばしで駆け上がるに等しかった。
紅茶なんか子供が飲むもので、味以前に苦いコーヒーをスマートに飲む自分に憧れていた。
いつしか、手挽きのミルは電動ミルに代わり、ドリップセットはコーヒーメーカーになり、専門店で選びに選んで買っていた豆は、スーパーマーケットになって、
現在、毎日お世話になっているのがコレ。
これが便利でけっこう美味しい。
こんなカートリッジ式になった、いろんな味のコーヒーや紅茶を、ポンと入れてスイッチを押すだけ。
一人分でも、みんながそれぞれ違う味が飲みたくても、手軽にできちゃうのだ。
氷を一杯入れたグラスを置けば、アイスコーヒーができる。
ティーバッグのお茶を飲みたいときには、カートリッジなしでスイッチを押せば、瞬間でお湯だけ出てくる、という使い方も発見。
なんだかんだ薀蓄たれていたように見えて、結局それほど味がわかってるわけでも、こだわってもないってことがバレバレ。
それでも、コーヒーの香ばしい香りは、いつでも幸せな気持ちにしてくれる。
それでいいのだ。