太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

不思議な嵐のあと

2012-01-14 10:19:56 | ハワイの自然
昨夜は、雨は降らなかったが一晩中、大風が吹き荒れていた。

風の音で目が覚めて、しばらくその音を聞いていたら、どこかから何本かのエレキギターをかき鳴らすような音楽が聞こえてくる。

風で木々が揺さぶられている音かと、注意深く耳を澄ましてみるが、風と木々の音に混じって、どうしてもバンド音楽が聞こえる。

夫を起こしてみた。

「ほら、好きなヘビメタだよ」

夫は何も聞こえないと言って、寝てしまった。夜中の2時に、こんな音楽を大音量で聴く人なんていないよなぁーと思いつつ、いつのまにか私も眠ってしまった。

翌朝、夫は何も覚えておらず、あれは絶対に夢ではないし、聞き間違いでもないと私は思う。

では何だったかといわれても、全然わからないけども。




朝起きたら、庭に枝やら葉やらが散乱して、すごいことになっていた。

葉、と言ったって、パームツリーとなるとハンパなサイズじゃない。



これは小さいほう。

私の身長より長いようなのが、ばっさばっさと落ちていて、それらをかき集めて、手頃な長さに切って、庭用のゴミ箱に入れてゆく。

その他、散乱した枝や葉や実は、熊手で集める。

庭と、ドライブウェイを掃除すると、1時間はかかり、たっぷり汗をかく。

私が汗水たらしているのを尻目に、猫のプーが芝生の上にホヤホヤのプレゼントを残そうとしているのが見えた。




悠々と庭を横切るプー様のお姿(どこの猫かは知らないが、プーと命名)



今まさに、腰をかがめて、出る寸前というところで、

「あんた、せっかく掃除したそこに、まさかナニするつもりじゃないでしょね!」

と声をかけると、プーは焦り顔になり(そう見えた)、でも出かかっているものを引っ込めもできず、腰をかがめたまま大変困っている。

近づいて行って追い払いたいのは山々だが、そこは武士の情け。出るのを待ってやった。



そそくさと逃げたプーのプレゼントを始末し、一息ついて、庭に新しく入った仲間を観察する。



4月に植えた、パパイヤの木。



4月には、青い線のあたりまでしかなかった。

早く実がならないかなあと楽しみにしている。まだひょろひょろだけど。





先週、ポットから庭に移したガーデニア。

ガーデニアは、日本だとクチナシと言われている花。

いろんな種類があるけれど、これは日本のクチナシとほぼ同じものだ。

あの甘くてこってりとした香りが大好きで、庭の風上に植えて、香りが流れてくるのを期待している。



ホワイトジンジャー


7月に、15センチぐらいの、ただの枝を買ってきた。

ポットが割れるほど増えて、大きく育ったので、ガーデニアと同じ日に庭に植えた。

ジンジャーの花も、たくさん種類がある。


このパパイヤの左側のピンクの花もジンジャー

ジンジャーというからには、「生姜」の仲間なのだろうけど、根っこは食べられない。

これはホワイトジンジャーといって、ウットリするようなかぐわしい香りがする。



後ろのバナナの木にも、どっさりバナナがなっていて、鳥の様子を観察しながら熟すのを待つ。

なにしろ、食べごろを一番よく知っている鳥のみなさんとは、しばし競争になる。

滅多に庭の手入れなんかしないけど、植物は勝手にぐんぐん育ってくれてありがたいことだ。











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