日本語で「ソース」といったら、あの茶色いソースのことだろう。
帆立貝のクリームソース、とも言うけど、「ソースちょうだい」と言えば、茶色のソースを思い浮かべる。
あの「ソース」が、こちらで大変人気者である。
普通のスーパーで、ブルドックのソースが買えるし、ドンキホーテに行けば、おたふくソースなんかも買えるのだが、
日本文化を知らない人には縁のないもののようで、これを使って料理をすると、必ず褒められる。
「これは一体何のソース?」
何の、と言われても、ソースはソース。
説明に困って、ボトルを見ると、「ベジタブル ソース」と書いてある。それで初めて、これは野菜でできたソースなのだと知る。
「ベジタブルのソースで、日本では非常にポピュラーである」と説明すると、
「ヘルシーで美味しくて素晴らしい!」となる。
ハンバーグを作った時、「デミグラスソース」というものが売っていなかったので、
仕方がなく、ソースとみりんと少々のケチャップで味をつけた。
これは子供の頃に母が作ってくれた、思い切り家庭的な煮込み風ハンバーグなのだが、こちらの人には斬新だったらしい。
私はデミグラスソースが食べたかった。何件スーパーをまわったことだろう。
売っているのはグレイビーソースばかりで、日本にあるデミグラスソースは一体どこから入ってきたものなのかと疑問に思う。
休みの日のお昼、お肉屋さんで揚げているコロッケや、ハムカツ、うずらたまごのフライや玉ねぎのフライを買ってきて、
まだ熱いそれにソースをタラーっとかけてほおばる、あの美味しさ。
私が育った街には、白身魚じゃない魚で作った、黒いハンペンがあって、それをフライにしたものが大好きだった。
串カツ屋に、「二度漬け禁止」と書かれた、あのソース壷の代わりに、トマトのソースとか、タルタルソースといったお上品なソースしかなかったら、客足は遠のくのではないだろうか。
トンカツか、中濃か、ウスターか、好みが分かれるが、トンカツには甘めが、フライには私は中濃がいいと思う。
あのソースを知らないなんて、あまりに不幸じゃないか。
私自身がソースの味が恋しくて、ジャガイモをフライにして、ソースを小さい容器に移してテーブルに出す。(ここんちは何でもパッケージのままではテーブルに出さないのだ)
そうすると再び、
「これは一体何のソース?!」
だからこのまえのハンバーグのソースと同じだよ、と思いつつ
「ベジタブルのソースで、日本では非常にポピュラーである」
と説明する。
「シロはソース作りの天才だ!」
・・・・だからこれは市販品なんだよ・・・・・
まあいいか。私が大好きな味を、同じように美味しいと思ってくれることが何より嬉しい。
帆立貝のクリームソース、とも言うけど、「ソースちょうだい」と言えば、茶色のソースを思い浮かべる。
あの「ソース」が、こちらで大変人気者である。
普通のスーパーで、ブルドックのソースが買えるし、ドンキホーテに行けば、おたふくソースなんかも買えるのだが、
日本文化を知らない人には縁のないもののようで、これを使って料理をすると、必ず褒められる。
「これは一体何のソース?」
何の、と言われても、ソースはソース。
説明に困って、ボトルを見ると、「ベジタブル ソース」と書いてある。それで初めて、これは野菜でできたソースなのだと知る。
「ベジタブルのソースで、日本では非常にポピュラーである」と説明すると、
「ヘルシーで美味しくて素晴らしい!」となる。
ハンバーグを作った時、「デミグラスソース」というものが売っていなかったので、
仕方がなく、ソースとみりんと少々のケチャップで味をつけた。
これは子供の頃に母が作ってくれた、思い切り家庭的な煮込み風ハンバーグなのだが、こちらの人には斬新だったらしい。
私はデミグラスソースが食べたかった。何件スーパーをまわったことだろう。
売っているのはグレイビーソースばかりで、日本にあるデミグラスソースは一体どこから入ってきたものなのかと疑問に思う。
休みの日のお昼、お肉屋さんで揚げているコロッケや、ハムカツ、うずらたまごのフライや玉ねぎのフライを買ってきて、
まだ熱いそれにソースをタラーっとかけてほおばる、あの美味しさ。
私が育った街には、白身魚じゃない魚で作った、黒いハンペンがあって、それをフライにしたものが大好きだった。
串カツ屋に、「二度漬け禁止」と書かれた、あのソース壷の代わりに、トマトのソースとか、タルタルソースといったお上品なソースしかなかったら、客足は遠のくのではないだろうか。
トンカツか、中濃か、ウスターか、好みが分かれるが、トンカツには甘めが、フライには私は中濃がいいと思う。
あのソースを知らないなんて、あまりに不幸じゃないか。
私自身がソースの味が恋しくて、ジャガイモをフライにして、ソースを小さい容器に移してテーブルに出す。(ここんちは何でもパッケージのままではテーブルに出さないのだ)
そうすると再び、
「これは一体何のソース?!」
だからこのまえのハンバーグのソースと同じだよ、と思いつつ
「ベジタブルのソースで、日本では非常にポピュラーである」
と説明する。
「シロはソース作りの天才だ!」
・・・・だからこれは市販品なんだよ・・・・・
まあいいか。私が大好きな味を、同じように美味しいと思ってくれることが何より嬉しい。