太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

ソース

2012-01-11 11:13:45 | 食べ物とか
日本語で「ソース」といったら、あの茶色いソースのことだろう。

帆立貝のクリームソース、とも言うけど、「ソースちょうだい」と言えば、茶色のソースを思い浮かべる。


あの「ソース」が、こちらで大変人気者である。

普通のスーパーで、ブルドックのソースが買えるし、ドンキホーテに行けば、おたふくソースなんかも買えるのだが、

日本文化を知らない人には縁のないもののようで、これを使って料理をすると、必ず褒められる。


「これは一体何のソース?」


何の、と言われても、ソースはソース。

説明に困って、ボトルを見ると、「ベジタブル ソース」と書いてある。それで初めて、これは野菜でできたソースなのだと知る。

「ベジタブルのソースで、日本では非常にポピュラーである」と説明すると、

「ヘルシーで美味しくて素晴らしい!」となる。


ハンバーグを作った時、「デミグラスソース」というものが売っていなかったので、

仕方がなく、ソースとみりんと少々のケチャップで味をつけた。

これは子供の頃に母が作ってくれた、思い切り家庭的な煮込み風ハンバーグなのだが、こちらの人には斬新だったらしい。

私はデミグラスソースが食べたかった。何件スーパーをまわったことだろう。

売っているのはグレイビーソースばかりで、日本にあるデミグラスソースは一体どこから入ってきたものなのかと疑問に思う。



休みの日のお昼、お肉屋さんで揚げているコロッケや、ハムカツ、うずらたまごのフライや玉ねぎのフライを買ってきて、

まだ熱いそれにソースをタラーっとかけてほおばる、あの美味しさ。

私が育った街には、白身魚じゃない魚で作った、黒いハンペンがあって、それをフライにしたものが大好きだった。

串カツ屋に、「二度漬け禁止」と書かれた、あのソース壷の代わりに、トマトのソースとか、タルタルソースといったお上品なソースしかなかったら、客足は遠のくのではないだろうか。

トンカツか、中濃か、ウスターか、好みが分かれるが、トンカツには甘めが、フライには私は中濃がいいと思う。



あのソースを知らないなんて、あまりに不幸じゃないか。


私自身がソースの味が恋しくて、ジャガイモをフライにして、ソースを小さい容器に移してテーブルに出す。(ここんちは何でもパッケージのままではテーブルに出さないのだ)

そうすると再び、

「これは一体何のソース?!」


だからこのまえのハンバーグのソースと同じだよ、と思いつつ

「ベジタブルのソースで、日本では非常にポピュラーである」

と説明する。

「シロはソース作りの天才だ!」

・・・・だからこれは市販品なんだよ・・・・・

まあいいか。私が大好きな味を、同じように美味しいと思ってくれることが何より嬉しい。



ランプシェード

2012-01-11 10:10:39 | 絵とか、いろいろ
寝室で使っているスタンドのシェードが少しくたびれてきたので、新しいシェードを買ってきた。(300円!!)

その表面がキャンバスのように見えて、

遊びごころで絵を描いてみることにした。


何を使って描くか、まあ普通ならアクリル絵の具というところだろうが、

無謀にも布地に水彩絵の具を乗せてみたらどうなるか、知りたいところでもあったので挑戦してみる。


紙に描くように、まず鉛筆で下書きをしてから、全体をたっぷり濡らして絵の具を置いてゆく。

立体だから、絵の具が下へ下へ流れていって、思いがけない混ざり方をする。

1日乾かして、バード パラダイスの花と葉を描き込んだ。








花は4つ。

布地なので、想像以上ににじんでしまう箇所もあるし、思ったように色が混ざらなかったりするけれど、

アクリルにはない優しい雰囲気になったかも・・・・



点灯したところ


300円のシェードとしては、まあまあ?どうせ自分で使うんだし。

楽しかったから、他の絵も作って、気分で変えてもいいかもしれない。