太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

恥レベル

2012-01-18 16:59:04 | 日記
思い込みが激しく、思慮が浅く、大雑把、この3拍子が揃った性格なら、ハプニングは付き物だ。

まさに私なんだけど・・・

当然ながら、日常的に恥ずかしいことをいっぱいやってきた。

しかし、私が認識している恥ずかしいことと、他の人のいうところの恥ずかしいこととでは、微妙に温度差があるようだと気づいたのは最近だ。



ある人が、銀行で書類に記入しようとして鞄からペンを出したら、それは紅筆で、キャップを外して書く時になって初めて気づいて、非常に恥ずかしかったという話をした。


私はそれの、何が恥ずかしいのかわからない・・・・


他に恥ずかしかったことがあるか尋ねてみた。

すると、キャッシュカードのつもりでどこかのメンバーズカードを出して、偉そうにしていたこととか、

飛行機の座席を勘違いして座ってしまったとか、気合をいれたサンドレスを着たのに、靴は普段のよれよれ靴だったとか、

「もういろいろあって、恥ずかしいことだらけよー」と笑った。


それでも私はまだ、それの何が恥ずかしいのかわからない・・・・


「あなたは?」

と聞かれて、私は嫌~~な汗が吹き出てくるような気がした。一体なにを話したらいいのだろう。

私なら別になんとも思わないことを、恥ずかしいと思う人がいる。とすれば、私が恥ずかしいと思うことは、その人にとってどういうものなのだろうか。




レストランで、紳士用トイレに間違って入ったのに、入ってきた男性を追い出したとか。

アラモワナショッピングセンターで、トイレットペーパーを長々とジーンズの背中側から垂らして歩いていたとか。

日本の駅で、「工事中ご迷惑おかけします」という札を持った人形を駅員だと勘違いし、丁寧に話しかけたとか。

トイレのあとで、ロングスカートの裾をパンツと一緒に上げてしまい、後ろから見たらパンツ丸見えでカナダの街を歩いていたとか。

恥ずかしい言葉を、知らずに連発していたとか。
(注)夫が一番身近な英語の先生であるため、私の使う英語は多少お下品なところがあるらしい。これは年末に、甥があわてて指摘してくれたので発覚。





きっとそんなことを言ったら、笑うどころか同情されかねないと思い、別段恥ずかしくはないが軽い失敗というレベルの、

バスに乗ってお金を払おうとバッグを見たら、卵ケースや空き缶などのリサイクル品が入ったビニール袋だった という話をした(今でもなぜそれを持っていたか不明)。


ところが、その人は笑わずに、

「それでどうしたの?ねえ、どうしたの?大丈夫だった?」

と心配顔で聞くのである。

「いや・・・あれーなんでこんなの持ってるんだろーって言って、運転手も見て、なんじゃこりゃーって笑って、出直すワって帰って来たけど・・」

「なんでそんなもの持ってたんだろうねえ?」

「さァーー・・・」


なんでって言われてもなァー。



私は自分のそういう失敗を、おもしろおかしく話して笑ってもらうのが大好きなのだが、今まで、私がおもしろいことは、みんなにとっても面白いとばっかり思っていたものが、そうじゃないらしいとなると、どこらへんのレベルの話をしていいか悩む。

なにしろ、私は恥ずかしくないのだから、人が何を恥ずかしいと思うのかがわからない。

バッグのつもりがゴミ袋だったというだけで、心配してくれたあの人なんか、パンツ丸出しで歩くなんてことは、人間やめたくなるほどかもしれないのだし。


今後も失敗話をこんな電波に乗せてしまってもいいものやらどうやら悩むところである。(でもきっと書いちゃうけど)









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ふたご

2012-01-18 09:20:15 | 日記
今月号のナショナル・ジオグラフィックで、「TWINS(ふたご)」を取り上げており、

それが非常に興味深かった。

年に1度、双子ばかりが集まる催しがあるという話題から、いろんな双子や学説的な話になり、

その中で取り上げられていた一組の双子がある。


その男の双子は、生まれたあと、別々のカップルに養子としてもらわれてゆき、互いに存在も知らないままに育てられた。

それぞれの親となったカップル同士も、互いを知らなかったが、偶然にも同じ「ジム」という名前をつけた。

二人のジムはすくすくと育ち、39歳のとき、自分に双子がいたことを知る。


初めて会った双子同士。

二人はまったく同じ身長・体重で、いろいろ話をするうちに、驚くべき事実が明らかになっていった。

二人は、飼い犬に「TOY」という同じ名前を付け、休暇にはそれぞれの家族をフロリダの同じ街に連れていった。

最初に結婚した相手の名前はリンダで、離婚して、再婚した相手の名前はベティといった。

彼らは息子にアランという名前をつけ(片方はLが一つ多いだけだった)

パートタイムの警察官をなりわいにしており、日曜大工が趣味で、

頭痛持ちで、同じ銘柄のタバコを吸い、同じビールを飲み、たったひとつ違うことは、

片方は髪をオールバックにしていて、もう一人は前髪をふんわりとさせていたことだけだ。




もう一人の自分が、地球上のどこかで暮らしている、そんなパラレルワールドのようだ。




私は、そうだったら楽しいな、と思うことを信じるようにしているので、

親やきょうだいを選んで生まれてくることや、ある程度人生の計画を練ってくることを信じている。

この二人のジムは、どんな目的があって、ふたつに分かれて生まれて、そっくりな人生を選んだのだろう。



私は三姉妹の真ん中で、3人とも仲がいいほうだと思う。

でも姉が家を出た頃は、妹は小学生だったし、3人が一緒に暮らしていた時間はそれほど多くない。

姉は短大を出て、そのまま東京で就職し、20年近く地元には戻らなかった。

姉が帰省したとき、色違いのニットのワンピースを着ているとか、同じイヤリングをしていることがあって、互いにゾッとしたものだ。

こだわっているブランドがない二人が、かたや地元で、かたや東京で同じものを買う確率って?





世の中には不思議なことがあるもんだ。(←オチがないのでこれで片付けようとしている)






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