おしんこまき と ふるさと

お米のご飯がないと駄目だとか、私はそういうタイプじゃないと思う。

それなりに臨機応変、あるもので文句はない。

それに嘘はないけれど、そう言っていられるのは、欲しいものが手に入る場所に住んでいるからだと思うようになった。


どうしてもご飯が食べたい！という瞬間はそれほどないが、

パンを食べたくない、という瞬間はけっこうある。





おしんこまき＆いなり　コンボ


近くのスーパーで、こんなものも買える。

たくあんの入った海苔巻きが６個に、おいなりさんが２個。

ちなみに今日のお昼ご飯。

サンドウィッチならお昼は抜きでもいいや、という時でも、これなら全部食べられる。

永谷園のお茶漬けも、カレーのルウも、生ラーメンも、納豆も、種類は多くないにしても、とりあえず手に入るところに住めて、

私は幸せだなーと思う。


「おしんこ」っていう響きが、またいい。



今朝、今日は仕事が休みだという叔母に誘われて、ビーチを散歩した。

「日本が恋しくならない？」

そう聞かれたとき、いつもだったら

「全然」

と言うんだけれど、今日はなぜだか

「うん、そろそろ恋しくなってきた」

と言った。そう言って初めて、私は日本が恋しいんだなーと思った。

そしてそう思ったら、ちょっと鼻の奥がツンとした。

ハワイは大好きで、毎日楽しくて、嫌なことなんか何もないんだけど、

ふるさとって、今が幸せでも帰りたい場所のことをいうのかな。


おしんこまきが、いつもよりも酸っぱかった。





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