太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

モスキー

2012-07-12 09:11:54 | 日記
昨夜ほど、蚊取線香やら液体○ープやらが懐かしかったことはなかった。


「プーン」という羽音じゃなくて痒くて目がさめた。

シーツから出ていた足を、3箇所刺されていた。

これが日本にいた時だったら、すぐさま部屋の電気を煌々とつけ、息をフーフー吐きながら壁やカーテンをくまなく調べて

(蚊は二酸化炭素に寄ってくる、と何かで読んだ)

蚊を退治するまで眠らないのだが(正確には眠れない)、アメリカの住宅は、基本的に電気が煌々とつかない。

私達の寝室も、ベッドサイドのスタンドだけが、本を読めるぐらいの明るさでつくだけだ。

だから、蚊がいることがわかっても、それを退治できない。



これじゃ泣き寝入りだ。

蚊が1匹として、3箇所血を吸えば腹が一杯になるに違いない、ということは、もうこれ以上刺されないだろう。

と考えている間に、もう1箇所刺された。

どんだけ吸えば気が済むんだよ!吸っておいて毒をお返しなんて、あんまりじゃないか。



痒いわ、腹立たしいわでカリカリしながら

日本から持ってきた「キンカン」を塗りたくった。

隣りで気持ち良さそうに寝ている夫をみると、また余計に腹立たしい。


ここの家の人たちは

「蚊に刺されたら、気にしないのが一番の薬」と言って、薬も塗らず、

見ているこっちが痒くなるような刺され跡を、平気でそのままにしておく。

確かに、掻かないでいるとそのうち忘れてしまうんだけれど。

夫などは、タイに行った時に教えてもらったとかで、バジルの葉で肌をこすると蚊よけになる、と言って

バジルで腕や足を緑にして車を洗っていたことがある。

確かにその部分は蚊に刺されなかったけど、耳の外側を刺されていた。

ハワイ版、耳なし芳一だと一人で笑っていた。この笑い、分かち合えないのが残念。





朝になって、寝室の隣りのバスルームで、黒い蚊を発見した。

慎重に狙いを定め、グッと掴んだ!

・・・・・拳を開いてみたら、何もいなかった・・・

確かに掴んだのだ。

掴んだ瞬間、周囲に逃げた姿を見かけなかったから、確かにてのひらの中にいるはずなのだ。



つねづね思っていた。

蚊は時空間を移動できる、と・・・(え、ばかばかしい?)

だってこんなことが、1度や2度じゃない。

やつらは、時空間か次元を自由に行き来できるのだ。たぶん。きっと。



とにかく、今日、蚊を退治する何かを必ず買ってこよう。



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