太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

正しいプリンへの道  オマケ編

2012-07-20 13:20:19 | 食べ物とか
正しいプリンへの道 その1
正しいプリンへの道 その2
正しいプリンへの道 その3


【成せばなる 成さねばならぬ プリン道 の巻】


あのまま終わりだと思っていた。

プリン作りは私の辞書でバッテンをされて、封じ込めるつもりだった。

だからオマケ編はないはずだった。



昨夜、蕎麦ちょこの方のプリンを出してみたら、案の定、中はユルユルで、グシャ・・ドロリン・・と迷惑そうに皿に落ちた。

もうこれはプリンではなく、卵と砂糖と豆乳と無脂肪乳をあわせた何か、でしかない。

もったいないけど食べる気にもならず、捨てようとすると、夫がそれを阻止して食べた。

「カスタードの味がするじゃない」

そりゃ基本的にはカスタードの材料でできてるんだからさ。

美味しそうにドロリとしたそれを食べる夫を見ていたら、非常に不憫に思えてきた。

思いつきでケーキに おから をたっぷり入れすぎて、

食べながら口の中が砂漠のようにひたすら乾いてゆくという、恐怖の「おからケーキ」に始まって

私がへんてこなものばかり作るから、すっかりそれに慣らされて、こんなものでも食べられるようになってしまった夫が気の毒でならない。



ということで、

今日は天気もいいことだし、私はプリン型を買いに行ったのだ。

そもそも私ごときのレベルの者が、代用品で何とかしようとか、アレンジしよう、ということ自体1万年早い。

正しいプリンは正しい型からできるのである。

最近、カイルアにできたキッチン雑貨の専門店に、意気揚々と出かけたのであるが、プリン型なんていうものは存在しなかった。

店員に尋ねても、「プリン型?ブレッドプディングじゃなくて?」

家でカスタードプリンを作らないのかと聞いても、首を振るばかり。

それっぽいものがあっても、それは1枚の天板に穴だけがいくつもあいたもので、これだとプリンを出すときに困る。

仕方がないので、マフィン型と書かれた、私の想像よりも浅くて小ぶりのものを買った。



牛乳は、ハーフ&ハーフ(生クリームと牛乳が半々)の500ミリリットル入りがあったので、それにした。



普通の牛乳の小さいサイズは、やっぱりなかった。


家に戻り、さっそくプリン作りを開始。


正しいプリン型(マフィン型だけど)


今、思い出したのだが、この型のまわりにお湯を張ってからオーブンに入れる。

蕎麦ちょこで作った時、私は先にプリンを並べてからお湯を注いだので、勢い余ってプリンの中にお湯がドブンと混ざった。

そのまま続ける私もどうかと思うが、あのプリンの問題点は、こんなところにもあったと思う。


牛乳を沸かさないように気をつけたおかげで、モロモロもできず、ちっこい茶漉しはご機嫌さん。


何も写真にするほどの過程じゃないが、目詰まりしないのがカンドー的だったので


ちゃんと型をよけてから、お湯を張り、オーブンの中へ。

レシピにあった20分じゃ、全然足りなくて、結局今日も40分焼成して完成。





見よ!これはプリンだろう。



立体枠をつけてみた(くどい)


味もプリンの味がした(だってプリン作ったんでしょ、というのはナシで)

あーやっぱり豆乳じゃないプリンって美味しいわー。

カラメルソースを、もう少し焦がしてもよかったかなぁ、なんて余裕の感想。

スがたってるけど、それは見なかったことに。

バニラオイルいれるの忘れたけど、そんなの私には失敗のうちに入らないし。


教訓

正しいプリンは正しい型と材料で作るべし


おあとがよろしいようで。







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