フラ ウドン

きんきんに冷えた麺が食べたくなることがある。

このまえは、冷やし中華を作った。

生まれて初めて冷やし中華を食べた夫の父は、その味に感動していた。


そして今日の気分は　そうめん　だ。

思い立ったら、脳内も胃も、すっかり「そうめん仕様」になってしまい、

そうめん以外のものは考えられなくなる。

幸い、夫の両親は旅行中で留守だし、今食べなくていつ食べる。


で、買って来た。



HULA　UDON


あ。

そうめんじゃないけど。うどん、て書いてあるけど。

そうめんが多少厚くなって、平たくなったと思えばいい。

そのぐらいの譲歩はなんでもない。

「揖保の糸」もあったんだけど、１０ドル以上するから、さすがに手が出なかった。

そうめんは食べたいが、１５００円だったら、やっぱりやめるよなぁ・・



しかし、これ、　茹で時間が書いてない　。引っくり返して隅々まで読んでも、一切調理法には触れてない。

どのぐらい茹でろと？

いつもの「ま、テキトーにやってくれや」か？

なので、テキトーに茹でました。



HULA　UDON　という名前のとおり、コシがちゃんとある。

きっと私の茹で方がよかったのだろう（違）

キンキンに冷やしたのを、生姜をたっぷりすりおろしたツユに、さっとつけて食べたら、そうめんじゃないけど満足。

冷やしウドンを食べている気が、ちゃんとしてくる（いつのまにか　そうめん　が冷やしウドンに）


アロハ納豆は、おちゃらけた名前を見た時によぎった不安的中だった。

あれに比べたら、HULA　UDONはかなりまともだといっていい。





そうめんは、日本の夏の味だ。

時折、そうめんにスイカの薄く切ったやつとか乗せてある店もあるけど、あれは駄目。

冷麺じゃないんだから。

子供の頃、ピンクとか緑の麺が混ざったそうめんが出てくると、色のついた麺を大事に１本ずつ食べたものだ。

同じ味なのに、特別な感じがした。

クッピーラムネのイチゴ味が特別だったように（あれは味も違った）

さくらんぼが、２個仲良くくっつているのを見つけたように。

茹でシラスの中に、小さいタコを発見したように。

子供って、なんでもないようなことが簡単に特別になるんだな。




惜しむらくは、青シソがないこと。


ホノルルの韓国スーパーまで行ったらあるかもしれないけど、

何件もまわったのに、ここらへんではどこでも売っていなかった。

青ネギで我慢。



SOMEN　TSUYU

ツユはまだたくさんあるし、今度はそうめんを買ってこよう。







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