太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

食べてから寝るまで

2020-06-07 14:14:43 | 日記
ここ2か月半、つまり私が家にいるようになってから
我が家の夕飯は5時である。
5時といったら、外はまだギンギンに昼間で、お昼ごろとたいして変わらない。
下ごしらえが必要なものは午後の早い時間にやってしまい、
4時半ごろに夫が帰宅して、シャワーを浴びている間に仕上げをすると
食べるのはちょうど5時か、日によっては5時前だったりもする。

食べ終わっても、まだじゅうぶん海で泳げる。
ネットフリックスで来た映画を1本みても、まだ7時前。
外はまだまだ明るい日差しがある。
テレビはつまらないので、7時半すぎたらもう本を持ってベッドに行く。
灯りをつけなくても読めそうな明るさだ。
朝は5時半ぐらいに目がさめる。
本を読んでから寝ても、毎日10時間近く寝ていることになる。

「すっかり老人の時間割やねー。私なんか家に帰ってきたら、すでに7時半だわ」

友人は驚きを通り越した呆れ顔でそう言う。
それから夕飯を食べて、ワインを飲みながら日本のテレビ番組をみて、
なんだかんだで寝るのは12時過ぎだという。

私が仕事をしていた時でも、夕飯は6時で、そのときも友人は同じように驚いていたが、夕飯が5時というのは想像を超えていたらしい。
「そういう生活している人が近くにいるなんてー・・・」

私は聞きたい。
12時過ぎまで起きていて、いったい何をしているのか。
私だって、『金曜ロードショー』などという、9時から11時までの映画を観ていた時代もあった。
日本では、寝る直前にお風呂に入っていたから、
そのあとでお風呂に入れば、寝るのは12時近くにもなるだろう。
でも、夕飯のあと、9時の映画が始まるまで何をしていたか思い出せない。
私は今も昔もゲームというものを一切やらないし、
昔はパソコンもなかったし、携帯電話だってなかった。
友達とおしゃべりするなら、家の固定電話しかなく、本だって今ほどには好きじゃなかった。
テレビをぼんやり観ていたのだろうかなあ。



夜8時ごろに友人からLINEが入って、返信すると
「すまん!!老人時間割の人を起こしてしまったか!!」
と来た。
「まだ起きてたワ!言っとくけど、10時間近くも眠れるのは若い証拠だからね」
むろん、昔のことを思い出せないというお粗末な記憶力については棚の上に置きっぱなしである。