太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

「LOVE」

2012-07-27 08:40:57 | 日記
ワイキキ水族館でのコンサート『KE KANI O KE KAI』も、今回を入れてあと2回となった。

この日のアーティストは、LEDWARD KA'APANA と、HAPA。


KA'APANA

彼は毎週日曜に、ハワイカイにあるコナブルワリーで生演奏をしていて、1度聞きに行った事があった。

スラッキーギターを自分の体の一部のように扱う。



HAPA


私は初めて彼らの演奏を聴いたのだったが、ハワイアンとロックと、いくつかの音楽をミックスしたようなスタイル。

ジョン・レノンの「LOVE」を、何十年ぶりに聞いただろう。

こんなにいい歌だったっけ?

全身鳥肌、それでもってジーンとした。



Love (John Lennon)



Love is real, real is love,
Love is feeling, feeling love,
Love is wanting to be loved.
愛は真実 真実が愛
愛は感じること 感じることが愛
愛は 愛されたいと思うこと


Love is touch, touch is love,
Love is reaching, reaching love,
Love is asking to be loved.
愛は触れること 触れることが愛
愛は伸ばすこと 愛に手を伸ばすこと
愛は頼むこと 愛してほしいと頼むこと


Love is you, you and me,
Love is knowing we can be.
愛はあなた あなたとわたし
愛はわたし達が愛になれるということを知ること


Love is free, free is love,
Love is living, living love,
Love is needing to be loved.
愛は自由 自由が愛
愛は生きること 愛をもって生きること
愛は 愛される必要があるということ



「愛は 愛してほしいと頼むこと」

愛して欲しくない人なんか、一人もいないんだよなあ。

みんなみんな愛されたくて、愛したくて、それなのに、愛さない理由や、愛されない理由にがんじがらめになって。

この世界に愛しかないことを知るために、愛じゃないようなものを体験するのだろうか。




ワイキキの夕日



人間というものが、みんな、なんだかとってもいとおしくてたまらない気持ちになった夜だった。







にほんブログ村 海外生活ブログ 海外移住へにほんブログ村




「入船」

2012-07-27 07:45:58 | 食べ物とか
動物園の近く、カパフル通りに『入船』はある。

20年前、夫はこの近所に住んでいて、入船に時々行ったのだそうだ。

その店の前を車で通るたびに、ガーリック アヒ(アヒ=鮪)が美味しかったとか言うので、それじゃあ行ってみようということになった。

私は6年以上昔の夫のことは知らないから、

私が知らない、夫が好きなもの、好きな場所を体験するのは楽しい。





しかし、この店構えだ。

日本でいえば、場末の居酒屋ってな感じで、夫から聞いていなければ、入るのをためらう。




店内は思ったよりも広くて、インテリアは非常に居酒屋風。

とても明るくてハキハキした店員さんが笑顔で迎えてくれる。

巨大招き猫や、天狗のお面、なぜかナマハゲや、観光地の提灯が脈絡もなく並んでいるが、

しばらくいると、その混沌さ加減が心地よくなってくる。



マッシュルーム豆腐

たっぷりのニンニクで、マッシュルーム、豆腐、ブロッコリーを炒めてある。味付けは味噌と、黒豆ソースか何か・・・




ここ数日、食べたかった トンカツ を注文。

カラッと揚がったカツが2枚もあって、オリジナルのソースは、日本のソースを基本にした、まろやかな味。




夫が頼んだ BENTO。

野菜と海老の天ぷら、鶏の唐揚げ、鮪の刺身、照り焼き風の豚肉、そしてガーリック アヒ。



お米も、ちゃんと日本のお米に近い味だったし、

何より、どれをとっても美味しくて、とうとう二人で完食した。恐ろしい・・・・・・

トンカツ2枚・・・・


こんな見た目の店なのに(大変失礼)、お客が次から次へと入ってくる。

創業1980年と書いてあったから、かれこれ30年余り。

美味しくて、値段も割とリーズナブルで、しかもポイントカードまである。(非常に意外)

美味しい店のリストが増えてゆくのは、なにより嬉しい。




にほんブログ村 海外生活ブログ 海外移住へにほんブログ村




バジルペースト

2012-07-26 13:50:43 | 食べ物とか
ファーマーズマーケットで、フレッシュバジルの大きな束が1ドルという安さだったので買って来た。

夫と出会ってから、新たに知った味や、改めて見直した味というのはたくさんあって、

バジルもその一つ。


1番好きな食べ方は、生の葉をそのまま、冷やしたトマトとモツァレラチーズと合わせて食べるサラダ。

そのサラダを2回作っても、まだまだバジルは余っており、

古くなってしまうともったいないので、バジルペーストを作った。



日本にいた時、実家に行ったら、塀沿いに野生のバジルがわんさか生えていた。母が

「何の雑草かしらねぇ」

と言うので、夫と私はビックリして、あわてて全部刈り取って、もらってきたことがあった。






バジルペーストは、ビン入りのものも手軽に買えるけれど、香りの良さは手作りならではだと思う。

作っているときに、部屋中にバジルの香りが満ちて、すごくいい気分。

作り方は簡単。

全部を材料をフードプロセッサーにかけるだけ。



このまま、茹でたパスタにからませたり、ピザに乗せて食べたり、軽くトーストしたパンに付けたり、

マヨネーズと混ぜて、サーモンの切り身の上に塗って、オーブンで焼くのもとても美味しい。

松の実がなければクルミでもいい。

ただオリーブオイルだけは、エクストラ バージンオイルのいいやつを使ったほうが美味しくできる。



本当はバジルを栽培できたらいいんだけど、クジャクの大好物で、

金網をかけても何をしても、食べられてしまう。





バジルペースト(1カップ分ぐらい)



生のバジルの葉  2 1/2 CUP(計量カップに葉をギュウギュウに詰めて2杯分) (アメリカの計量カップだと2CUP)

オリーブオイル  120ml (アメリカの計量カップで1/2CUP)

松の実(クルミでもよい) 80g (アメリカの計量カップで1/3CUP)

にんにく  3かけら(みじん切りにしておく)

塩、こしょう



・バジルと松の実を合わせてプロセッサーにかける

・にんにくを加え、しばらく混ぜたら、オリーブオイルを加える。

・塩・こしょうを味をみながら加える。







にほんブログ村 海外生活ブログ 海外移住へにほんブログ村

ドラマな展開

2012-07-26 08:52:29 | 日記
私は、人は自分で自分の人生のシナリオをあらかた決めて生まれてくると信じている。

それも、ロールプレイングゲームのように、

この時、これを選んだらこう、ああしたら、こう、というふうにバラエティに富んだ人生模様が用意されているのだと思う。



CDの棚の整理をしていたら、スーザン・ボイルのCDが出てきて、

懐かしくなって聞いてみた。

そしたら、彼女がオーディションを受けた時の映像が見たくなって、YOU TUBEで見てみた。

そういえばポール・ポッツという人もいたと思い出して、彼の映像も見た。

オーディションのときのポール・ポッツの歌声は、何度聞いても鳥肌が立つ。



で、思ったのだ。


スーザン・ボイルも、ポール・ポッツも、最高にドラマチックな展開を体験するために生まれてきたんだろうなあ、と。





もしスーザン・ボイルが、ジェ二ファー・ロペスのような容姿で、

もしポール・ポッツが、キアヌ・リーブスのような容姿で、

若くて、お金持ちで、幸せな家庭があったら、歌手にはなれたかもしれないが、あそこまでのドラマは起こらない。

ギャップがないとドラマは始まらないし、それが大きいほどドラマは盛り上がる。



少女マンガ主人公が、メガネを外したらすごい可愛かった、とか。(違う?)

お汁粉にはきゅうりのキューちゃん、とか。(全然違うか)



人に軽く見られてしまうような容姿で、若さもない、要するに、どこをとっても全然冴えない人物だからこそ、より人は感動するし、

何より、本人が一番感動する。

彼らがどれだけ感動しているか、映像を通してみても、魂ごと震えているのがわかるぐらいだ。

「あー、この瞬間のために、容姿を含みすべてを選んで来たんだな」

と私は思ったのである。



自分自身の人生を振り返ってみても、行き当たりバッタリに生きてきたように見えて(そう見えるらしい)

カッチリと帳尻が合うようになっている。

こう生きよう、こうなろうと思って必ずしもそうなるわけでもなく、

こうなりたくないと思っても、そうなることだってある。

私も、彼らほどではないが、多少ドラマチックな展開をシナリオに入れて生まれてきたようで、

だけど過ぎてみれば、なんだアレでよかったんだ、と納得することばかりである。



ドラマは、それをドラマだと知らずに演じているから、本人にはけっこうキツイ。

なんといっても、甘さに感動するには、思い切りしょっぱくならないと駄目なんだから・・・

もうこの先の人生にはドラマは必要ないからねー、平穏無事が一番、と私は私自身にクドクド言い続けている。








にほんブログ村 海外生活ブログ 海外移住へにほんブログ村




上か、下か

2012-07-25 16:41:31 | 日記
またまたどうでもいい話で申し訳ないけども、

出先のトイレにある、便座に敷く紙ね、あれはどっちが上で、どっちが下か、決まりがあるんだろうか。




こんなふうな切込みが入っていて、

①を前にして敷くか、②を前にして敷くかってことなんだけれど。


私は長いこと、②を前にして敷いておりました。

切り込みに沿って切り離した丸い弧の部分が、トイレの水が溜まっている方に垂れて安定する、と信じていたわけ。

たぶん、大昔に誰かに聞いてみたんだと思う。

しかし、これはやってみるとわかるけれども、

丸い弧の部分が水に浸かると、安定するどころか、水に引っ張られる。

濡れた先の方が重くなって、のろのろしていると座る前にシート全体が引っ張られて落ちてしまう。


だから、シートを敷いたら、何が何でも超特急で座らねばならない。

幅に余裕のあるパンツを履いている時には、裾が床につかないように折り曲げておくのは、シートを手に取る前に済ませておかねばならない。

それでも、ちょっともたつくと、いつのまにかシートは便座内に沈んでいる。



そんなことが、あまりにもよくあるので、私は①を前にしてみた。

そうしたらどうだろう。

水に濡れて重くなって落ちて行った弧の部分が、なだらかな坂に垂れて安定するではないか。

なぜ今まで何十年も、あたふたしながらシートを敷き続けていたんだろうかなあ(気づくの遅すぎだから・・・)



思い込みとか習慣というのは、たとえそれが不便でも、なかなか変えないものなのだと改めて思う。

不便なことにも気づかない。

不便が普通だと思ってる。

私の場合、ほかにもこんなことがウジャウジャありそうで、怖い。





にほんブログ村 海外生活ブログ 海外移住へにほんブログ村