落穂日記

映画や本などの感想を主に書いてます。人権問題、ボランティア活動などについてもたまに。

アンナ・マデリーナ

1999年05月26日 | movie
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実はこの映画を2度劇場で観て、2度とも同じところで涙してしまいました、私(恥)。
前半に、ガーフが調律に訪れたある家で、おばあさんが件のメヌエットを弾いて聴かせて くれるシーンがありましたよね。後半、再びおばあ?ウんが登場して、今度はひとりピアノに 向かっていかにも心から楽しそうに嬉しそうに同じ曲を奏でる、その場面。
何だか訳もなく涙が溢れて仕方がなかったです。悲しいとか、感動とか、そういう風に 片付けられない、どこか心地よい不思議な涙でした。

いちいち挙げつらうときりがないくらい、とにかくこの映画は各所に神経が行き渡って います。本当にどこと云ってケチのつけようがない。??ノ世界がきっちり出来上がって るし、メッセージもはっきり一貫してるし、見え方にも妥協が無い。俳優の使い方にも スキが無い。
こんなのデビュー作で撮っちゃって良いんですかね監督?次作には充分期待させていただき ます。フフフフフ(ドラえもん)。

夢があって楽しくて、美しくて清々しくて、少し苦くて切なくてあたたかい、「ああ恋が したいなあ」とふと感じる、映画とはまことにこう? るべきだと思わせられるような、 そんな映画でした。拍手。