ちょうど1年前の日記。
震災から2週間後に都庁に物資の仕分けボランティアにいってからずっと、被災地に行くべきかどうか考え続けて、1年前のGWにやっと行動に移した。
大型のボストンバッグにナップザックにウェストポーチという大荷物の重さに死にそうな思いをしながら、夜の西新宿をよろよろと歩いていたのを思い出す。
GWの東北でのテント生活はとにかく寒くて寒くて全然眠れなくて、自転車さえ吹き飛ばされるような強風に吹かれながら屋外テントで一日1000食のごはんをつくるなんて経験は、たぶんこの先二度とないと思う。つらかったわけじゃないけど、そんな非常事態が、少なくともぐりが生きてる間には再び来ないことを祈っている。
初めて目にした津波の被害を受けた地域の光景。中でも石巻市雄勝町の被害の言語に絶する凄惨さは、おそらく一生忘れないだろうと思う。
夏に漁師さんたちの作業をお手伝いにいったとき、こういう力仕事、単純作業の時は唄とか音楽とかほしくないですか?と尋ねたら、「いままだそんな気分じゃねえんだ」とやさしく答えてくれた。
みなさんが親しい人を亡くし、大切なものを失ってまだ日が浅いころだった。軽率な自分の発言が恥ずかしくてしょうがなかった。
先日その漁師さんのうちのわかめの収穫出荷をお手伝いにいった時、おかあさんたちが唄を歌って笑わせてくれた。
「わーかーめーの学校はー、津本浜ー
だーれが生徒か先生かー?みんなで芯抜きしているよー♪」(めだかの学校のメロディで)
この漁師さん一家は自宅こそ無事だったけど、作業場や事務所など仕事のための建物3棟を流され、機材もみんなだめになってしまった。それでもお年寄りのみんなが小さいとき暮らして来たように、ありあわせのもので力と知恵をあわせて避難生活をのりきり、1年経ってやっと漁業も再開した。
唄も歌えるようになった。
おかあさんの唄を聴いて、心の底からほっとした。
復興への道程はまだまだ遠いけど、でもちゃんと進んでるんだと、おかあさんの唄を聴いて実感できた。
今年もGWはびっちり全日被災地に行こうと思ってたけど、諸事情あって後半だけになった。
でも、ボランティアに行っても行かなくても、ぐりが被災地のことを忘れた日は震災以来一日もない。
しなくちゃいけないこと、してあげたいことのあまりの多さと複雑さに心が折れそうになることもある。
けどこれは絶対に投げ出したくないと思う。
今日から震災復興ボランティア2年生。やっと2年生。
1年生とは違う、2年生らしい支援活動を目指そうと思う。
高架からはぎ取られた国道。去年の夏、南三陸町にて。
2012年4月14日(土)~15日(日)震災ボランティアレポート
2012年3月16日(金)~21日(水)震災ボランティアレポートIndex
2012年3月10日(土)~13日(火)震災ボランティアレポート
2012年2月9日(木)~2月15日(水)震災ボランティアレポートIndex
2012年1月18日(水)震災ボランティアレポート
2011年11月1日(火)~6日(日)震災ボランティアレポートIndex
2011年10月21日(金)~24日(月)震災ボランティアレポート
2011年10月6日(木)~10日(日)震災ボランティアレポート
2011年8月26日(金)~9月4日(日)震災ボランティアレポートIndex
2011年8月11日(木)~15日(月)震災ボランティアレポートIndex
2011年4月29日(金)~5月7日(土)震災ボランティアレポートIndex
Googleマップ 震災ボランティアレポートマップ(ver.3.4)
震災から2週間後に都庁に物資の仕分けボランティアにいってからずっと、被災地に行くべきかどうか考え続けて、1年前のGWにやっと行動に移した。
大型のボストンバッグにナップザックにウェストポーチという大荷物の重さに死にそうな思いをしながら、夜の西新宿をよろよろと歩いていたのを思い出す。
GWの東北でのテント生活はとにかく寒くて寒くて全然眠れなくて、自転車さえ吹き飛ばされるような強風に吹かれながら屋外テントで一日1000食のごはんをつくるなんて経験は、たぶんこの先二度とないと思う。つらかったわけじゃないけど、そんな非常事態が、少なくともぐりが生きてる間には再び来ないことを祈っている。
初めて目にした津波の被害を受けた地域の光景。中でも石巻市雄勝町の被害の言語に絶する凄惨さは、おそらく一生忘れないだろうと思う。
夏に漁師さんたちの作業をお手伝いにいったとき、こういう力仕事、単純作業の時は唄とか音楽とかほしくないですか?と尋ねたら、「いままだそんな気分じゃねえんだ」とやさしく答えてくれた。
みなさんが親しい人を亡くし、大切なものを失ってまだ日が浅いころだった。軽率な自分の発言が恥ずかしくてしょうがなかった。
先日その漁師さんのうちのわかめの収穫出荷をお手伝いにいった時、おかあさんたちが唄を歌って笑わせてくれた。
「わーかーめーの学校はー、津本浜ー
だーれが生徒か先生かー?みんなで芯抜きしているよー♪」(めだかの学校のメロディで)
この漁師さん一家は自宅こそ無事だったけど、作業場や事務所など仕事のための建物3棟を流され、機材もみんなだめになってしまった。それでもお年寄りのみんなが小さいとき暮らして来たように、ありあわせのもので力と知恵をあわせて避難生活をのりきり、1年経ってやっと漁業も再開した。
唄も歌えるようになった。
おかあさんの唄を聴いて、心の底からほっとした。
復興への道程はまだまだ遠いけど、でもちゃんと進んでるんだと、おかあさんの唄を聴いて実感できた。
今年もGWはびっちり全日被災地に行こうと思ってたけど、諸事情あって後半だけになった。
でも、ボランティアに行っても行かなくても、ぐりが被災地のことを忘れた日は震災以来一日もない。
しなくちゃいけないこと、してあげたいことのあまりの多さと複雑さに心が折れそうになることもある。
けどこれは絶対に投げ出したくないと思う。
今日から震災復興ボランティア2年生。やっと2年生。
1年生とは違う、2年生らしい支援活動を目指そうと思う。
高架からはぎ取られた国道。去年の夏、南三陸町にて。
2012年4月14日(土)~15日(日)震災ボランティアレポート
2012年3月16日(金)~21日(水)震災ボランティアレポートIndex
2012年3月10日(土)~13日(火)震災ボランティアレポート
2012年2月9日(木)~2月15日(水)震災ボランティアレポートIndex
2012年1月18日(水)震災ボランティアレポート
2011年11月1日(火)~6日(日)震災ボランティアレポートIndex
2011年10月21日(金)~24日(月)震災ボランティアレポート
2011年10月6日(木)~10日(日)震災ボランティアレポート
2011年8月26日(金)~9月4日(日)震災ボランティアレポートIndex
2011年8月11日(木)~15日(月)震災ボランティアレポートIndex
2011年4月29日(金)~5月7日(土)震災ボランティアレポートIndex
Googleマップ 震災ボランティアレポートマップ(ver.3.4)