落穂日記

映画や本などの感想を主に書いてます。人権問題、ボランティア活動などについてもたまに。

無免許で公道レースの話とは知らなんだよ

2005年09月17日 | movie
『頭文字D』
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って知らなすぎ?そりゃもう思いっきりファンタジーですわ。
でも原作もアニメもぜんぜん興味なかったし。主人公が中2からクルマで豆腐の配達してたってエピソードにはマジで「うそーん」とか思っちゃったよー。
ストーリーはごくごく単純で凡庸な青春ドラマ。出演者なんかホント誰でもいい。けどさすがにカーアクションはスゴイ臨場感です。ところどころどーやって撮ってんのか一瞬見当つかないとこもあったし、しかも何度も繰返し出てくるコースなのに毎回絶対に飽きさせない。カースタントのテクニックもスゴイんだろうけど、カメラワークがほんとに気持ちいいです。
この作品の撮影監督は麥兆輝(アラン・マック)と共同演出の劉偉強(アンドリュー・ラウ)が兼任だけど、サブは黎耀輝(ライ・イウファイ)と伍文拯(ン・マンチン)。黎耀輝は王家衛組も長くやってた人ですね。『ブエノスアイレス』で梁朝偉(トニー・レオン)の役名に使われてて覚えちゃったけど。最近は『インファナル・アフェア』シリーズや『2046』で評価されてる立派なチーフ。伍文拯の方はずっと劉偉強組の人らしい。
この映画の主役は俳優じゃないです。カメラと、クルマ。ぐりはクルマにゃちーとも興味ありませんが、観てるうちになんとなくカーキチくんたちのクルマに対する「愛」が伝わってくる。クルマがかわいく見えてくる。
だから総合してみればこれはなかなかよく出来た映画なんじゃないか?みたいな気はします。編集はちょっとくどくて微妙にサムかったけど、音楽なんかはよかったです。
あと鈴木杏の脚が細くて長いのに驚き。こんなスレンダーな子だったんだ。それも知らなんだよ。にしてもこの役も彼女がやる意味はあんましなかったかも。つうかもったいないし。実力派なのにこんなふつーのギャル役。最近仕事の選び方おかしいよなこの子・・・。

今日朝イチで新宿の上映館に行ったんだけど、予定のシネマミラノじゃなくて隣の新宿東急に変更になってました。こっちのがスクリーンも倍近くおっきいし音もいいです。Hong Kong Addict Blogによるとこの連休のみ新宿東急での公開だそうです。より良い環境条件で字幕版を観たい方はお早めに新宿へ。

開場時には配給関係の人がやたらめったらいっぱい来てたけど、あれは一体なんだったんだろー。