落穂日記

映画や本などの感想を主に書いてます。人権問題、ボランティア活動などについてもたまに。

震災後

2011年04月05日 | diary
震災後に変わったこと。
たぶん、日本中の誰もがそうだと思うんですが。
東北地方の地名を覚えたり、原発のしくみに詳しくなったり、災害支援情報や節電のための裏技研究に熱心になったり。

ぐりはTVをよく観るようになりました。
ふだんはほぼまったくといっていいくらい観なかったんだけど、今では家にいて起きている時間のほとんどはTVはつけっぱなしで、報道番組を放送しているチャンネルがあればそこにあわせてある。なので必然的にNHKをしょっちゅう見ることになる。
あとニコニコ動画も毎日チェックするようになった。震災後は毎日欠かさず記者会見が行われてるけど、それを全部放送しているのはニコ動だけだからだ。TVでは都合良くかいつまんである記者会見を、ニコ動で全尺始めから終わりまで見てみるとまったくニュアンスの違うものに見える。震災関係の記者会見は、首相官邸での枝野官房長官の会見・経産省原子力安全保安院の会見・東京電力の原発関係の会見・東京電力の計画停電に関する会見が行われてるけど、今ではニコ動でほぼすべて網羅してあって、TVや新聞のメジャーメディアで何がうまく隠されているかがコワイくらいよくわかってしまう。一度コレを見てしまうと、TVや新聞の報道が完全に茶番に見えてくる。

Twitterもよく見るようになりました。
前からアカウントはいくつか持ってたけどほとんどユーレイ状態でごくたまにしか見てなかったんだけど。
震災直後くらいから毎日ヘビーに見るようになりました。だっておもしろいくらい情報早いですもん。情報源としてはフリージャーナリストとか被災地支援団体のアカウントはもちろん価値が高いけど、意外におもしろいのが在日米軍とか駐日アメリカ大使のツイート。毎日どこでどんな支援をどれだけしたか報告してくれる。しかも画像付き。非常にわかりやすい。自衛隊もやればいいのにとかツイートしたら翌日に陸自のアカウントができてた(笑)。陸自だけじゃなくて海自とか空自もやらないとねえ。次はアンヌ・ロベルジョンさん(仏・核燃料会社アレバのCEO)の日本語アカウントがあれば完璧ですね(爆)。保安院やら東電はもういいです。今さらごたくは誰も聞きたくないので。
あとデーブ・スペクターのビミョーなダジャレツイートには毎日ほっこりさせられてます。たまにすごくまじめなツイートもあったりして、そのギャップに一瞬萌えたり。

Twitter見てておもしろいのは、いろんな人の考えが同列に見えるってこと。
今だったら原発に反対する人と、事ここに及んで未だに原発推進派という男前な人と、両者の意見がフェアな状態で入ってくる。ジャーナリストは毎日震災と原発の報道に明け暮れてるからそういうツイートばっかり一色になるけど、アーティストなんかは人によってかなり温度差がある。それ以外の人でも、被災地のためにどうすればいいのか日々考えている人もいれば、震災とか原発とか対して興味なくて、むしろどーでもいーや、つか自粛とか停電とかまじメーワク、みたいな人もいる。
正解なんかどこにもない。人それぞれ立場によって感じ方も考え方も違う。そのそれぞれの意見が、Twitterのタイムラインの上では完全に対等に並んでる。それがすごくおもしろい。

しかしTwitterって見てるだけでいいもんなのかね?
ホントは自分でもつぶやいたりするべきだよね?ほとんどやってないけど。
いざつぶやこうとしても何いえばいいのかよくわからないんだよねえ。べつに見てるだけでかなりおもしろいし。
この使い方、あってます?


梅。撮ったのはしばらく前なのでもうだいぶ散ってます。もう桜が開花してるんだもんね。
花見は自粛気味で、毎年ぐりのうちの近所でもかしましい宴会の騒音も今年はさっぱりです。