つれづれなるままに心痛むあれこれ

知る事は幸福度を高める

大東亜聖戦祭を継続するための青年塾

2024-05-01 17:58:49 | 日本会議

 2000年8月4日、日本を守る会(1997年5月3日設立)が、反対運動無視して、石川県金沢市護国神社参道に「大東亜聖戦大碑」なるものを建立した。そして以後、毎年この月日に「大東亜聖戦祭」を実施してきた。そして又、この行事を永遠に継続していく事を目的に「大東亜青年塾」と称する組織活動を続けてきている。昨今自衛隊においても、「大東亜戦争」なる言葉を使用し侵略戦争と認めず正当性を主張するためにネット上で堂々と使用するようになり、メディアや国民から大きな批判を浴び削除したという事件が起こっているが、その自衛隊の動きと繋がっていると考えられる、「青年塾」の趣意書を以下に紹介しよう。

大東亜聖戦大碑の建立は、戦後米占領軍による日本民族劣化謀略により大きく歪められた歴史、即ち「我が国は過去の時期無謀な侵略行為により、アジア諸国に多大な迷惑と損害を与えた」という終戦50年における、村山以降歴代首相の歴史無知による8月15日談話に集約される父祖誹謗の誤れる反日自虐歴史観への痛撃であり、真実歴史日本民族の誇りを取り戻すため、戦後半世紀を経て建立された日本で唯一真正歴史の形象拠点であります。

 しかし、建立されただけで放置されるなら国民の大多数を占める反日謀略歴史観に長く毒された人々の非日濁流に押し流され、大碑も過去の遺跡となりかねない。これは大碑を建立した高年者の物故と共に加速する事が必定であります。これを防ぎ祖国の正気発祥の拠点として聖戦大碑を護持し、誇りを以て次代を担う日本青少年に正しい歴史認識覚醒を促すため、このを開くものであり、国の行く末と子孫を憂える各位の御理解と御協力を心から願うものであります。

 このへ参加する内に戦後教育、報道等によって脳洗浄され祖国の真姿を歪められ誇りを奪われた日本人の頭脳を癒し、素晴らしい真実の歴史観へ導き、国の誇りを取り戻すと共にその歴史的使命(八紘為宇)を自覚せしめ戦いなき八紘為宇・万邦共栄の世界に貢献できる感性豊かな日本人となる為の塾であります。

 現在、毎月の聖戦大碑清掃活動のほか大東亜聖戦祭への参加、その他啓発活動を中心に活動を行っています。」

(2024年5月1日投稿)

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田中耕太郎(第2代最高裁長官)と砂川事件と反共産主義

2024-05-01 16:14:18 | 防衛

 田中耕太郎は、1915年東京帝国大学を卒業、1923年には同大学教授に就任、1937年には同大学法学部長に就任、1946年6月は貴族院議員に就任、1947年には参議院議員に就任、緑風会に所属、1950年3月には初代長官三淵忠彦に代わって第2代最高裁判所長官に就任し、1959年に砂川事件の裁判に関わった。

 1955年に起った砂川事件に対し、59年3月東京地裁は、米政府駐留軍憲法第9条違反であり、米政府軍を特別に厚く保護する刑事特別法違憲・無効であるとし、被告学生たちを無罪とした。しかし、日米安全保障条約改定中の岸信介内閣跳躍上告した。最高裁は、59年12月16日「統治行為論」により「外国軍隊の駐留は憲法にいう戦力ではなく、又安保条約は高度の政治性を有する統治行為合憲であり、違憲立法審査権の範囲外であるとして棄却した。

 ところでこの上告審に関して田中が、その日程や結論方針駐日米国主席公使に伝えていた事などが、機密指定解除となった公文書で2013年4月に明らかになった。その内容は、

「判決は恐らく12月であろう。最高裁の結審後の評議では実質的な全員一致を生み出し、世論を揺さぶる元になる少数意見を回避するやり方で評議が運ばれる事を願っている」

である。砂川事件関係での裁判官の独立性否定する、機密指定解除となった米国公文書は2008年4月と2011年にもあり、米国政府から日本政府への圧力があった事が明らかになっている。

 2008年公文書「駐日大使ダグラス・マッカーサー2世との内密の話し合いと称した、日米安保条約に配慮し優先案件扱いとする」

 2011年公文書「マッカーサー大使に、伊達判決は全くの誤りとして破棄を示唆」

 

 そして、砂川事件上告審判決において田中は、

「仮に駐留が違憲であるとしても、とにかく駐留という事実が現に存在する以上は、その事実を尊重し、これに対し適当な保護の途を講ずる事は、立法政策上十分是認できる。……既定事実を尊重し法的安定性を保つのが法の建前である」

と補足している。

 田中耕太郎は、長官になる時に宣誓をしたが、その形式が決まっていないので困り、憲法の本の上に手を置いて宣誓し、「これが前例になるだろうか」と言ったようである。又、田中の妻の父は松本烝治で、おじが小泉信三である。裁判の中立性については、は「共産主義運動との関係でも裁判は厳密に中立でなければならない」と考えていたようだが、田中は「裁判の中立といって、その結果世界中が共産化したらどうするのか」という考え方で反共主義であったようだ。

(2024年5月1日投稿)

 

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辺野古訴訟の自公政権勝訴は裁判官の沖縄差別、その根源は昭和天皇の異民族差別意識

2024-05-01 10:18:39 | 沖縄

 辺野古新基地について、米国政府の公文書では「耐用年数200年」とあり、建設されれば沖縄県民にとっては、これまでもそうであったが、今後も半永久的に、何世代にもわたる子どもたちにも、米軍基地が押し付けられるという差別的処遇人権侵害から解放されない生活が確定する事を意味しているのである。しかし、多見谷判決はその沖縄県民の「悲壮感」に一切応えようとしない、安倍政権側に偏向忖度した公正でない政治的判決といえる。

 9月16日に、福岡高裁那覇支部(多見谷寿郎裁判長)が辺野古訴訟で、国勝訴の判決を下した。菅官房長官はその日午後の会見で「国の主張が認められた事は歓迎したい」と述べたように、国の主張を全面的に認める内容であった。それは、

「移設は沖縄の基地負担を軽減する。仲井真前知事の埋め立て承認に最良の逸脱・濫用はなく、翁長知事の取り消しは違法である」というもので、具体的には、

「普天間飛行場による危険性や地域振興の阻害は深刻で、改善するには移設するしかないが、辺野古以外は見当たらない。」。沖縄について、「(北朝鮮の中距離ミサイル)ノドンの射程外となるのは、我が国では沖縄などごく一部」といった国防上の「地理的優位性」や、「海兵隊の航空基地を沖縄本島から移設すれば機動力、即応力が失われる」といった米海兵隊の運用上の利点を認め「埋め立て事業の必要性は極めて高い」とした。環境への影響については「現在の知見を基に適切な措置を講じていればよい」とし、前知事の判断に不合理な点はないとした。

 さらに、「(前知事の埋め立て承認を)取り消した場合、日米関係の信頼関係の破壊などへの影響がある」とし、「(辺野古新基地)は普天間飛行場の面積の半分以下であり、基地負担の軽減を求める民意(県内移設反対)に反するとは言えない」とした。

 そして、「国の是正指示が出て『相当の期間』を経過し、不作為に当たる」とした。

 判決内容がどのようなものかは、冒頭にも書いたが、多見谷判決は、憲法第76条第3項「裁判官の独立」にある「すべて裁判官は、その良心に従い独立してその職権を行い、この憲法及び法律にのみ拘束される」という規定に反しており、誠意をもって判決を下したとは言えない。翁長知事の言葉通り、安倍自公政権追認機関としか思えないからである。安倍自公政権と多見谷裁判官が結託した結果がこの判決であると考えられるのである。

 なぜ、沖縄県民はこのような理不尽な処遇を受けなければならないのか。この米軍基地問題の根源には、昭和天皇の沖縄に対する姿勢が発端として存在し、現行天皇もそれを改めて考えてみる事もなく継承している事を知っておかねばならない。

 昭和天皇は、象徴天皇の地位を獲得するために、米国マッカーサーと取引し、憲法第9条を入れる代わりに、安保条約締結を約し、沖縄を米軍基地として提供する事を約したのである。沖縄は、昭和天皇によって、本土から切り捨てられたのである。それは寺崎英成御用係の言葉に明らかである。

 1947年9月中旬、寺崎は「沖縄の将来に関する天皇の考えを伝えるために」として、アチソン亡き後のシーボルトを訪ね、次のような談話を行っていた。寺崎がいうには「天皇は、アメリカが沖縄を始め琉球その他の諸島を軍事占領し続ける事を希望している。天皇の意見によるとその占領は、米国の利益になるし、日本を守る事にもなる。天皇が思うにそうした政策は、日本国民が、ロシアの脅威を恐れているばかりではなく、左右両翼の集団が台頭しロシアが事件を惹起し、それを口実に日本内政に干渉してくる事態をも恐れているが故に、国民の広範な承認を勝ち得る事ができるだろう。天皇がさらに思うに、米国による沖縄(と要請があり次第他の諸島嶼)の軍事占領は、日本に主権を残存させた形で、長期の(25年から50年ないしそれ以上の)貸与をするという擬制の上になされるべきである。天皇によればこの占領方式は、米国が琉球列島に恒久的意図を持たない事を日本国民に納得させる事になるだろうし、それによって他の諸国、特にソビエト・ロシア中国が同様の権利を要求するのを差し止める事になるだろう。」との事であった。

 沖縄の米軍基地による苦悩の根源は昭和天皇にあり、その意思を現行天皇は継承しているのである。また、安倍自公政権はその現行天皇と結託し、多見谷裁判長を抱き込んで辺野古移設を強行しているのである。

 ついでながら、辺野古訴訟を報じる新聞記事の横に内閣府の「政府広報」が載っていたが、それは「一人ひとり、かけがえのない命 障害のある人もない人も、みんな輝く存在です。お互いを認め合い、支え合いながら、未来を築く共生社会を実現しましょう。」である。

これは、安倍自公政権の持つ「欺瞞性」を如実に表しているのではないだろうか。

(2021年9月22日投稿)

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