つれづれなるままに心痛むあれこれ

知る事は幸福度を高める

「恵方」とは?それはどうして決めているのか?

2024-01-29 00:20:29 | 日本人

 2021年2月2日。今日は「節分」の日となった。国立天文台暦計算室によると、節分が2月2日になるのは、1897年以来124年ぶりとの事である。また、2月3日でなかった年は1984年にもあり、その年の節分は2月4日であった。この1984年からすると37年ぶりとの事である。

 ちなみに、この日付の変動は、地球の公転周期が約365.2422日であり、1年を365日としている日常生活から微妙に長いため、それを調整するためとの事である。

 さて、この節分には、「恵方」が話題になる。「恵方」とは何か? 古くは、元旦には「年神」を迎えるという風習があった。その年に「年神」が宿る方角は「縁起の良い方角」とされていた。その方角を「恵方」といったのである。今日、「初詣」が盛んであるが、「初詣」はそもそも「恵方参り」に由来するものであり、その年の「恵方」にあたる神仏に参詣して、一年の豊穣と家内安全を祈願するものだったのである。

 その「恵方」はどのようにして決められているのだろう。それは「陰陽道」に基づき一定のルールに従って定められているのである。「恵方」には4つの方角(甲、庚、丙、壬)があり、は寅卯の間(東北東)、は申酉の間(西南西)、は巳午の間(南南東)、は亥子の間(北北西)とされている。その4つを使い「甲庚丙壬丙」の順の組み合わせをつくり、それを(甲乙丙丁……)(子丑寅……)表記の年号(例えば、甲午年)と組み合わせて各西暦年号の「恵方」を決めているのである。つまり、

西暦年号   十干  十二支  恵方  方角

2014年    甲   午    甲   東北東

2015年    乙   未    庚   西南西

2016年    丙   申    丙   南南東

2017年    丁   酉    壬   北北西

2018年    戊   戌    丙   南南東

2019年    己   亥    甲   東北東

2020年    庚   子    庚   西南西

2021年    辛   丑    丙   南南東

2022年    壬   寅    壬   北北西

2023年    癸   卯    丙   南南東

2024年    甲   辰    甲   東北東

2025年    乙   巳    庚   西南西

(2021年2月2日投稿)


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 国家(政府)とは金持ちの陰... | トップ | 節分と鬼のつく苗字 »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

日本人」カテゴリの最新記事