今日の昼に、久し振りにサントリーホールに行きました。首都大学に勤める友人が招待券をもらったので、プログラムが魅力的だし喜んでついていきました。
サントリーホール、実は私は柿落としのときからのお付き合いです。あのときは、内田光子さんとテイトだったかな。もう20年も経ってしまったわけですね。去年はPMFオケをゲルギエフが振るので、久し振りに行きましたっけ。今年もゲルギエフが登場です。サントリーホールは一番好きなクラシック専用ホールです。
さて、久し振りに聴く都響、今回は広上淳一指揮マーラー4番、ほかにはモーツァルトの「パリ」とK.505のレチタティーヴォとロンド、このとき広上氏はなんと、フォルテピアノを弾き指揮もしたのです。こんな光景、滅多に見られません。今日のコンサートはものすごく楽しかった!メゾソプラノの林美智子さんも素晴らしかったし・・。
それに、すごく面白かったのは、休憩時間にバーラウンジに人が集まっていて、「(飲み物頼むのに)並んでいるんじゃないの?」と言ったのですが、どうもそうじゃなくて、気を利かせて野球の日本VSキューバの試合のテレビを放送して人だかりがしていたのでした。私たちも一段低いところから覗いていましたが、なんと9回裏で日本が勝っている!そして最後の一球で勝負がついたときは、みんなで拍手喝采!サントリーホールでこういうことにあうとは、意外でした。粋な休憩でした。
休憩後は、マーラー4番。モーツァルトのときよりも演奏者が増え、ハープも登場(男性でした!)。4番は最初、鈴の音から始める、とても印象的な曲です。昔群響で聴いたことがあります(メゾソプラノは白井光子さん)。とてもいい演奏でした。
演奏前にホールの前のオー・バカナルでランチを食べました。この店は、以前、私が勤めていた原宿のパレフランセの1階にあり、本場フランスのパンを買うことが出来てとても重宝していたのですが(フランスパンのシャンピニオンがあるのは素晴らしい!)いつのまにか閉店してしまい(ビル改築で?)とても寂しい思いをしました。今日、その懐かしいオー・バカナルを見つけて、ぜひここでランチをと、スペシャルコースにグラスワイン、コーヒーで友人と楽しんだのでした。パンも売っていればなー、といっていたら、なんと隣にパン売り場があったのです。コンサート終わってから買ってかえろうと約束したのでした。
素晴らしい演奏を聴き、野球の日本優勝をちらっと見て、そして美味しいパンを買い、素晴らしい一日になりました。
昔は四谷からバスが出ていたのですがいまはこの便がなくなり、私は銀座線の溜池山王から歩きました。ちょっと歩きますが、新宿からは便利ですね。またぜひ、聴きに行きたいです。
いままでに1回、合同練習に参加しました。合奏は、ハイドンのおもちゃのシンフォニーと、ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲で、弾けるところだけ弾いているとはいうものの、なかなか上手に弾けていました。本番は、おもちゃのシンフォニーのあと、ソロの発表会、最後がヴィヴァルディ、そしてカルテットと他のメンバー関係者飛び入りで、終了後はお茶会をという流れでした。
子どもから大人まで、なかなかたのしい演奏会でした。ヴァイオリンキットで実際に楽器を製作し、せっかくだから弾けるようになりたいという初心者もレッスンを受けて初舞台でした。そしてピアノ伴奏も、ヴァイオリン奏者のご家族だったりと本当にアットホームで好感が持てました。
ピアノは、タッチを間違えるとか違う鍵盤を叩いたりしてミスしますが、ヴァイオリンという楽器は、ピアノみたいにココを触ればこの音という明確なものではないので、だんだんと音程が狂ったり、半音違うというのではなく、さらにその隙間くらいの妙な音程になったり、ちょっと頭がくらくら着ますが、これって裏返せばものすごい可能性があるってことかしら?フレットがない楽器は、どんな音でも出せるってことですよね。ちょっと危ない体験をしてしまいました。
ことろで、お茶会のときに、仲間の一人が、弦の演奏の中にピアノが参加するととても安心するという話が出ました。でも、私は実は、ピアノと弦楽器とは音が合わないと思っています。つまり、ピアノは平均律で無理やり調律したものですから、ヴァイオリンなどの自然倍音での調弦とは違って当然。私は逆に、ピアノが入ると不安になります。その話を夫にしたら、ピリオド楽器演奏ばかり聴かせたおかげだとかなんだとか言っていました。
ピアノ派には申し訳ないのですが、どうも私はピアノがあまり好きじゃないようです。現代楽器のグランドピアノはとってもうるさいんですもの。
同じ楽器といいながら、本当に全然違うものですね。管楽器、弦楽器、鍵盤楽器、うーーん、どれを選ぶかで性格判断もできるかしら?
発表会というのは、緊張するものです。ひどい演奏になったとしても、それを苦にせず、さらにレッスンを続けてほしいです。が、そういう私も、子どもの頃の発表会の失敗で、楽器を中断した一人です。母の一言で、ついその気になって社会人で再開して、ようやく、楽しめるようになりました。人生は短いけれど、何かを始めるのに遅いということはありません。特に大人になって始める楽器は、本当に好きだから始めるので、何より楽しいことです。今年はモーツァルトイヤー。これを機会に、楽器を始める人が増えることを願います。
昨日、下高井戸シネマで「ALWAYS三丁目の夕日」を見ました。私は25分くらい前に入ったのですが、けっこうお客さんがたくさん集まっていました。そして、上映直前は、下高井戸シネマで初めてみた光景でしたが、通路も後ろも補助席をいっぱい出して、満席状態。素晴らしい!スタッフの女性二人が一生懸命、がんばって席を作っていました。私はこんなに人気のある映画をこの映画館で見たのははじめてです。
原作はコミック漫画ということですが、懐かしい昭和30年代を再現し、ユーモアあふれて人情もたっぷり、本当に作り方がうまいというか、完全に引きずり込まれてしまいました。途中からショルダーバッグに手を突っ込み、タオルのハンカチを取り出して涙を拭うのですが、その回数が半端じゃなかったです。こんなに泣けてこんなに面白い映画、初めて!
舞台は昭和33年の下町。私は生まれたてでしたね(32年12月なので)。もう戦後は終わったというけれど、戦争の傷跡がちらほらと伺え、その中でも、街医者の宅間先生の逸話には泣かされてしまいました。三浦友和が演じていましたが、彼ももうそういう渋い役をするようになったんですね。茶川竜之介という主人公の売れない児童小説家に吉岡秀隆、小料理屋のママに小雪、茶川が店主の駄菓子屋の向かい、鈴木オートの店主が堤真一、その奥さんに薬師丸ひろ子、そして子どもたち。家の様子も本当にレトロで、よく再現されていました。見ていて、楽しくてしょうがないんですよ。そう、懐かしさでいっぱいだし、本当にうれしい感動ばかり。人がみな、おせっかいだけれどかかわりあって固まって暮らしていた。一家総出で鍵閉めないでぱーっと出てっちゃうなんて、昔よくあったような・・・。
いまはどこでも、みな携帯を覗き込んで、自分だけの世界、ほんの狭い人数のかすかなつながりだけを大事にしているなんて、対照的な光景です。自分のことしか考えなくて、昭和33年からおよそ50年、はたして当時夢見ていた未来のような今なのかしら。かえって夢がなくなってしまっているような気がします。
子どもの頃、住んでいた下町を思い出しました。私の記憶では、都電は黄色かった。家の近くに、チョコレート色の電車をそのまま住居にしている地域があった・・・。戦後の名残でしょうか。みんな、貧乏だったけれど、子供たちは外で思いっきり遊んでいました。あのオート三輪、母の実家の八百屋で使っていました。なんだろう、この気持ちは。まるで日本版、ニューシネマパラダイスみたいなのかな、懐かしいな。帰宅後、この感動を夫に話したら、「オレも見に行くから、もう話すな!」ですって。そう、下高井戸シネマで来週金曜日まで上映しています。ぜひ、見てください。絶対に損しないですよ。
でも、今日は、朝から、かなり強風です。それでも私は布団を干し、車を洗車しワックスをかけ、脚立をしまおうと庭を横切ったとき、干していた毛布とタオルケットが、2階のベランダから落ちていたのを発見!その場所は、なんと外猫の餌場。あーあ、汚れちゃった・・・。更なる洗濯ということになりました。
強風で布団やタオルケットを干すのは、危ないですね、反省・・・。とほほの休日でした。
この猫は、以前住んでいた多摩ニュータウンの動物病院で抜歯したときに、けっこうお金がかかったので、今回、どれくらいかかるか聞いたのですが、以前ほどではなくてふところも安心しました。病院によってこういう事はかなり違うんでしょうね。もちろん、命はお金ではかえられないけれど・・・。
今月は忙しいのですが、来月からは狂犬病予防のシーズンで犬が増えるらしいから、なるべく今月、それも春休み前のほうがいいということで、来週の祝日に夜、連れて行き、翌日手術、翌々日に退院ということになります。ちょっと高齢で麻酔治療に不安もありますが、いま元気なうちにやるだけ治療をやってもらったほうがいいと決断しました。
本当、我が家は家族全員、歯で苦労するんですね。食にこだわり、美味しいもの食べるからかなーーー。
久し振りのポカ!でした。実は、ここ10年以上愛用していたトルコ製のショルダーバッグがまた痛んできて、何度も修理をしていたことからもう諦めようかと、別のバッグにしたため、つい財布を入れ忘れてしまったのです。前のバッグは、縦長なので、物がたくさん入り、とても重宝していました。一緒にイタリアへも行ったし、いつも私と行動をともにしていたんです。気に入ると、つぶれるまで同じ物を使いつづけるのは悪い癖かもしれません。たった5千円で買ったのですが、本当に気に入っていた皮のバッグでした。どうも、皮にはこだわってしまい、肌触りと収納、これがポイントで、いままでもいろいろ買ってきました。いわゆるブランド物には全く興味がありません(お金ないしね)。
今朝は、フジテレビの血液型選手権でもA型はビリだったし、GOOのトップページの星座占いでもいて座がよくなかったし、やっぱりついていない日だったんですね。でも慌ててかえって、外出しなくなったので、例のαチャンネルの「優しい時間」の再放送、2回分も見ることが出来て、ラッキーでした。グァテマラの豆を挽き、私も自分で入れたコーヒーを飲みながら・・・。こんなついていない日も、あってもいいかな。
先週から、フジテレビのαチャンネル(再放送枠)で、大好きな倉本聡の「優しい時間」がはじまりました。家にいるときは見てしまいます。北海道の雪を見ていると、今日の雪も自然なのですが、東京でというのは、季節はずれですね。でも、四月の雪のように、ロマンチックなストーリーは落ちていません(さびしー?)。昨日は初夏、今日は厳冬、もう目まぐるしいです。
夫が風呂から出て、ノンビリしたあと、作り始めたのが9時半。山芋は「げんこついも」というもので、父の所有だったすり鉢ですりはじめたのですが、これがなかなか難物。最初私は、まずおろし金で下ろしてからすり鉢ですると思ったのですが、おっとは最初からすり鉢のでこぼこのところで直接するというのです。意外と力が入るし、時間もかかり、彼は「食事は12時過ぎだ」なんていうものですから、こちらもブチ切れて、「もういらない!)と自室に引きこもりました。何でも自分ひとりで作ろうとするから、遅くなるのです。ぐずぐず摩り下ろしているのを見ると、イライラしてきます。たまりかねて、私にもやらせてくれと半分済んだ後、かわりました。確かに私の方が早いのです。というのも、私は両手を同じように使えるからです。子どもの頃左利きだったのですが、どもりもなく右利きにかえることができ、左で字は書けなくなったものの、握力が同じだけあるので、大抵のことはできるのです。生クリームのホイップも左で泡だて器を持ち替えてできるし、こういうといきも手を替えてずっと続けられます。そういえば、たまにしかしませんが、抹茶を立てるとき、茶せんは左手で持ちますね。
古い芋だったので、固いところがどうしてもすりおろせず、その部分は「恨みの塊」としてスライスして醤油で食べてしまいました。かなり固くて、とてもおろせたものではありませんでした。他の、おろせなくなった小さい固まりもおろし金でおろしたら、これはきめが粗くて明らかに違う感じになりました。つまり、とろろは、すべて最初からすり鉢でするものだったのです。そうすると、だしを入れてのばしてもきめの細かい、とてもおいしいものになります。昨日は、私も手伝ったこともあり、納得して深夜の食事を楽しみました。最初から私が摩り下ろしていれば30分ははやくできたはず・・・・。すり鉢というのは、なかなかの優れものですね。
先日、横浜中華街で食べた肉そばが気に入らず、自分で実験でおいしく作ってみると行って、圧力鍋で牛肉を柔らかくしています。そして野菜は小松菜を入れるといって、ダイエーで買って来た野菜を洗って、根っこは一緒に圧力鍋に入れ、残りが流しにあったのですが、私はそれを小松菜だとはとても思えなくて。どう見ても、チンゲン菜に見えるのです。チンゲン菜はこちら、小松菜はこちら。
ね、どうみても、これだけきれいに揃っていて、チンゲン菜に見えますよね。不思議だなーと、おなかすかせながら、こんなことしてしまいました。はやく食べたいよーーー。
ちなみに昨夜は、アド街と美の巨人たちを見ながらの料理で、11時近くにステーキだったのです(夜中にそんなん、食えるか!)。
私はよく、一人でも喫茶店やレストランに入りますが、夫は、あまりしないようです。私に悪いと思ってくれるそうで、それはありがたい・・・。今度は来月の練習ですが、また寄ってみようかしら。イタリア大好きですもの。