昨日、下高井戸シネマで映画「四月の雪」を見てきました。昼1時5分の回でしたが、全員観客は女性、それも私よりも年上の人たちでした。けっこう連れ立ってきている人が多く、おしゃべりがすごかったです。上映中も、ビニール袋をクシャクシャと音を立てたり、終いにはある一角では平気でおしゃべりをしていたり、年配の方でもマナーが悪いのに閉口しました。ほとんどが、ヨン様ファンでしょうか・・。彼のベッドシーンは、皆さん心の悲鳴をあげていたかも、とファンではない私はサディスティック気味に考えてしまいました。でも、きっと、すぐに相手役は自分に置き換えて、うっとりしていたのでしょうね。
私はホ・ジノ監督の「八月のクリスマス」がとても気に入っていました。その後の「春の日は過ぎ行く」ではちょっとがっかり・・。そして今回もラブストーリー。でも、感動の涙は出ませんでした。多分、あるんだろうなという設定で二人の恋愛が進んでいきますが、淡々としたなかに、あまり情感が見られない。ただ、韓国の葬式とか風習を見る上で、お勉強にはなりました。風土と現代的なものとの混合がねらいだったのでしょうか。主人公インスのコンサートなどの照明スタッフという必然性が感じられない。ペ・ヨンジュンの肉体美には度肝を抜きました。あれはまるで、ミケランジェロのダビデ像です。あの容貌からはとても想像がつかないほど・・・。特訓の成果でしょうね。それが一番の目的で、ヒットしたのかも。あまり意地悪ばかり言ってはいけませんね。ただ、映像は素晴らしく美しかったです。
仕事を持つ妻が出張中に交通事故にあうのですが、それが出張ではなくて休暇で浮気相手と一緒に事故にあってしまったのです。相手の男性は入院治療中に死亡。お互いの配偶者はそうして出会い戸惑い、復讐もあってか、恋に落ちる。私は夫が裏切りの果てに亡くなった女性のほうが気の毒でなりません。だから、映画のラストでまた二人の関係が続くと想像させてくれたのですが、できれば、未亡人の彼女が幸せになるまで、その関係は続けてほしいと思いました。
不倫と言っても、おそらく結婚前に既に関係があったと思えるそれぞれの配偶者なので、偶然再会して火がついたのかもしれないし、まだ罪は重くないかなとも思うのは、いけないことでしょうか。交通事故に遭わなければ、きっとずっとその関係をひそかに続けていたのかと思うと、人を騙す不気味さを感じます。
結論から言えば、救いのない映画でした。「白いカラス」みたいです。最後、また会えたのはよかったかもしれないけれど・・・・。このストーリーにユーモアをもとめる私がおかしいのかもしれないけれど、どこかにほっとするユーモアがあれば、と思ったのは確かです。
そういえば、私が一番泣いた映画って、何かしら?多分、「エデンの東」、そして邦画なら「砂の器」。これの2作は、どっと涙があふれます(どうしようもなく涙が出るのは「火垂るの墓」、もうお岩さん状態です)。テレビで見た映画では「道」「風の谷のナウシカ」も出る出る、涙が。ま、映画を見るのは、泣きたいからではないのですが、やはり「感動」したいから見るのはたしかです。
下高井戸シネマでは「有頂天ホテル」も上映予定だそうです。やっぱり私は笑って泣く映画が好きですね。あれ、これは泣かない???期待してます。
私はドラえもんよりもキテレツをいつも見ていたし、あのコロ助は大好きだし、主題歌、コロッケの作り方だったっけ、よかったですよね。それと、ちびまるこの主題歌。でも、私の子どもの頃のアニメ主題歌といえば、なんたって、「鉄腕アトム」です。今でも正確に歌えますもの。「おおかみ少年ケン」の主題歌もよかったですね。
昨日、メトロノームでドラえもん主題歌を一生懸命練習しました。ヴィオラのパートだから、あまり主旋律がないので、よくはわからないのですが、なーんとなく雰囲気はつかめました。はてさて、どうなることやら。
今日は合奏団の練習でした。相変わらず、モーツァルトのアイネクライネの練習。これは、モーツァルトで一番といっていいくらいの有名な曲です。だからこそ、余計に難しいです。誰もが知っている曲というのは、下手だとすぐにバレてしまう。うまくいったって、プロにはかなわないし、聴き手はそれぞれに思い入れがあるはず。結局、惨憺たる結果ということが多いと思うのです。
6月の合奏団地元の音楽祭に何を演奏するか、もうそろそろ決めなくてはならないのですが、とりあえず、アイネクライネを全曲、できるかどうか通してみようと、先生の合図で(音楽祭自体は先生が出られなくて、コンミスの合図で演奏です)はじめてみると・・・。3楽章のトリオでまず、ばらばらになりかけました。そして、最終楽章はもっと悲惨。ということで、今日は4楽章を練習したのです。とにかく、速いテンポでとてもついていけない。それぞれ、パートだけで弾いてみたり、二つのパートで弾いてみたりと。ヴィオラもチェロと一緒に弾いてみると、途中、ずれてしまったり、パート内でもばらばら・・・。何度やってもうまくいかない・・・。これはまず、無理ではないかと思いました(が、経験として演奏するのも悪くはないかも?)。今日は、練習の後にパートリーダーが残って曲を検討するそうですが、どうなったのでしょうか。最終楽章は、「時間の都合で省略しました」となればいいのですが・・。
家に帰って、メトロノームを使って弾いてみたのですが、本当に難しいです。かならずずれてしまい、もうどうにもならなくて、途中で諦めてしまいました。虚しくリズムを打つメトロノームがうらめしかったですね(ぜんまい仕掛けなので途中で止めると狂うらしく、動かなくなるまで放っておきます)。また明日、がんばろうっと。きっと、そのうち、ピタっと合うときがくるでしょう(楽観!)。
昨夜は久し振りにカキフライをしました。我が家のカキフライは、父の遺産?のIH調理器具を使います。実は父もカキフライが大好きで、母が亡くなった後ひとり暮らしでそれでも自分で美味しく食べたいと、IH調理器具を買ったらしいのです。温度調整ができるのでとてもありがたいです。
去年、原爆ドームを見に広島に行ったとき、地元の名産をと、楽しみにして食べた広島のカキフライ、あれはがっかりでした。広島空港のレストランでしたが、どうもその場で揚げていないような衣で、失望しました。やっぱり、我が家のカキフライが一番だとそのとき痛感しました。
夫が京王ストア高尾店で購入した牡蠣は、トレイ3個で格安でしたが、数が多く、つぶもそろっていて、よかったです。ただ3皿分の衣つけには手間がかかり、うちは惣菜屋か?と、あきれるほどでした。揚げたてを食べたいのでカキフライの時はいつも、白ワインをさっさと栓抜いてもらって、つまみ食いしながら片っ端から揚げています。とにかく、上げる時間は長くしないで、予熱を考えて中をジューシーにしあげます。これがおいしいんですよ。夫は物を捨てるのを嫌うので、衣の溶き卵が完全になくなってはじめてフライ終了となります。いつも、メインの食材を揚げた後は、野菜をフライにし(昨日はグリーンアスパラの1本揚げと茄子)、最後は縦に6等分くらいにしたエリンギでお掃除です。このエリンギはとてもおいしいんですよ。夫がゴムベラでかき集めた溶き卵を、傘の内側につけます。きのこ類はフライも美味しい食べ方ですよね。そんなこんなで、揚げること小1時間、けっこうくたびれます。一緒に参加している夫は途中で、例の歯肉炎が痛くなってきたらしく(多分、喫煙と飲酒のせい)ほとんど食べてくれませんでした。がっかりです。既に酔っ払ってダウンとなりたくさん残ってしまったので、今夜も同じメニューになりそうです。揚げたものを翌日美味しく食べるには、どうしたらいいのでしょうか。困ったなー。
なんでも、大人の初心者さんたちと子供たちもいて、一緒にヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲やハイドンのおもちゃのシンフォニーを合奏するのです。そう、おもちゃのシンフォニーは、ヴィオラの出番はないのですが、今回、チェロのパートを弾くようにと。昔は、ヴィオラはおもちゃを演奏したんですが・・。水笛とか、いろいろ。
さて、思うように、パネトーネができるといいのですが、どうなるいことやら。
我が家の黒二毛ごまこは、先週あたりから、どうも左頬を気にしていて、前足でこすっているのです。彼女も、昔、歯槽膿漏で歯を抜いたことがあり、最近は口臭も気になっていました。今日もそんな様子だったので、夫が休みを取って家にいるので思い切って動物病院に行きました。爪切りもそろそろだったし、口の中も見てもらいましたが(先にやった爪切りも大騒ぎでした)やはりどうも、歯石が気になっているようだとのこと。でも、高齢猫なので、麻酔をしないで何とか取れるかやってみようということで、二人がかりで押さえつけ、先生がエイヤっと取ったのでした。それはそれは、かなり大きな歯石。きっとずいぶんと痛かったのでしょう。かわいそうでした。
夫も猫も、同じ病気で苦しんでいるなんて(私も少し・・・)。同病、相憐れむですね。とにかく、夫の痛みは、発作が起きたとしか言いようがないわけで、はやく治まるのを祈るだけ。多分、仕事のストレスもかなり影響していると思います。
場所は白金台5丁目、近所に松岡美術館があります。家を早めに出て、ダイエットシリアルをどこかで食べてからセミナーへと思っていたのですが、駅で食べそこね、そのまま目黒駅からバスに乗り、二つ目で降りて松岡美術館に行きました。ゆっくり展示を見た後、セミナーの開始時間の15分前に会場に着きましたが、用意ができていないということで、下のレストランに案内されてエスプレッソコーヒーをごちそうになりました(ラッキー!)。でも、ランチ抜きなのでちょっとつらい・・。そしてようやく2階に案内されてセミナーが始まりましたが、なんと生徒は3人だけ。ソムリエは二人。マンツーマンみたいなものでしたね。
生徒の二人は専門家のようで、一人はict代表の長本和子先生とよくイタリア旅行に行っている常連さんのようでした。ちょっと肩身が狭いし、おなかがぐうぐうなるしで、恥ずかしかったですね。でも、すぐにイタリアワインの話に引き込まれ、今回はイタリアのあの長靴のかかとや土踏まずのあたりの州、カンパーニャ、バジリカータ、カラブリアのワインの講習を受けました。講師はアクアパッツァのシェフソムリエ滝本氏、さらに渕本ソムリエも手伝っていました。話は、申し訳ないけれど渕本さんの方がわかりやすかったです。私はただ単にイタリアワインが好き!というだけで受けたので、知識もなく、すべてが興味津々でした。特にカンパーニャのワインが面白そうで、アリアニコというブドウ品種からできるタウラージというワインは3種類飲んだ中で一番おいしかったです。それぞれに香りが独特で、飲み比べると違いがよくわかります。写真左は2番目に飲んだカラブリア州はリブランディのチロ(輸入業者はモンテ物産、2003年)、真ん中は最初に飲んだカンパーニャ州のマストロベラルディーノのフィアノ・ディ・アヴェッリーノ(白、輸入業者サントリー、2002)、右が美味しかったカンパーニャ州の白と同じマストロベラルディーノのタウラージ、ラディーチ(サントリー、1998)です。みなさん、専門家のようで、香りをかいで、口の中で妙な!音を立ててすすっているのです。さすがにそれは真似できませんでした。昼食抜きだったので飲み干せなかったけれど、ちゃんとおなかに物が入っていたら、絶対に飲み干したかも・・・。ちょっとご機嫌であっという間に講習会が終わり、帰りは200円のバス代をけちって目黒駅まで歩きました。初めてのプラチナ通り、うーーん、なんかスノッブですね。それも、地に足ついていない感じで、いただけない。何がシロガネーゼだ!と独り言を言いつつ、おしゃれな街を離れました。
イタリアは、気さくじゃなくちゃ。でも、イタリア自体、北と南では雰囲気も違うし、格差が原因ではないといっていましたが、やはり、南イタリアのワインが日本に入ってくるのはなかなかないそうで、残念なことです。地元で消費してしまうからだけれど、もったいないですよね。南のバローロと言われるほどのアリアニコというブドウ品種のワイン、ぜひ、入手できるようにしてもらいたいです。さて、来月の講習会、残ったチケットでまた受講しようかな?夫は、ド素人が行くことがいいんだから、めげるなと言ってくれています。そう、ワインセミナーにおつまみはなかったのでした!?